舟津昌平のレビュー一覧

  • 経営学の技法 ふだん使いの三つの思考

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    経営学を通して科学とは、科学的態度とは何かを説いた書。経営学って役に立つんですか?→経営学(科学)を役立たせるにはどうすればよいか、という視点で日常使いできる3つの思考法を紹介。科学的に〜とか、エビデンスが〜とか言えばいいってもんじゃなく、自分の文脈に引き寄せて敢えて「誤解」できる余地があってこそ実装にも繋がりうる。そうして自分で咀嚼することこそがオモシロイのかも。

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    2025年11月26日
  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理

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    「Z世代化する社会」の実質的続編とのこと。世間で言われている「若者論」は本当に正しいのか。世代間には確かに何らかの価値観差(筆者によればそれは世情を反映したもの)はあるのだろうけど、ある時点を境に急に変わるものではなく、変化にはグラデーションがあるはず。(自分とは)別の価値観が交じったものを異質と見做すのではなく、個人として向き合おうよ、ということ。そもそも世代とか関係なく他人とは思考が違って当然ですよね、ってことに改めて気付かされた。

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    2025年11月14日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    タイトルを見て気になったので読んでみました。
    著者は経営学者であり、社会学者ではないので、内容的な正しさについては疑問が残るものの、研究者らしいアプローチでZ世代を、そして、Z世代を通じて日本社会を考察しているため、非常に納得できる部分が多い本でした。
    文体も含め、今のところ、自分が今年読んだ本の中では一番だと思います。

    本書は、Z世代の傾向に関する考察が中心に書かれているのですが、その多くは、Z世代の親世代である団塊ジュニア世代の自分にも思い当たることが多いこともあり、「Z世代の振る舞いは、団塊ジュニア世代の振る舞い(団塊ジュニア世代にも思い当たること)の一部を抽出したように見える」と思い

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    2025年09月27日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    Z世代の子どもを持つ身として読み、深く頷く部分が数多くありました。知っておくことの大切さを思いました。また、本書の締めくくり方も好感が持てました。

    こども若者支援に携わる身としても、読めてよかったです。本書で指摘されていることを知ることで、声のかけ方もかわってくるだろうと思いました。

    どの時代もそれぞれ大変さがあるけれど、Z世代もなかなか大変そうです。まずは彼らの苦労を汲むことから始めていきたいです。

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    2025年09月24日
  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理

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     特に若者論に関しては、ミクロが強調されすぎて、あたかもマクロの状況のように語られることが多い。人間関係はいやはや難しすぎる。問題の捉え方として非常に勉強になりました。(過去に「新人類」と表された一人として)

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    2025年09月02日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    自分も当時同じような考えを持っていたはずなのに、今の若者の考えが理解できなくなってきた。しかも同じようで微妙に違う。その謎に迫りたいと思い、本屋で目に付いたこの本を読んでみた。

    読めば読むほど若者が不憫に思えてくる。詳細は省くが昔と比べて、SNSを取り巻く友達との関係、言いしれぬ根拠のない不安やそれを利用して食い物にするビジネス、意味内容の伴わない言葉に翻弄され振り回される就活界隈、これだけのことを毎日処理してたらそりゃ冷めた考え方にもなりますよね……毎日学食でモンハンやってた私なんか到底及ばない世界になってるんですよ……

    ただ時代々々の若者とオトナは合わせ鏡だということは忘れないようにし

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    2025年07月05日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    平易な語り口の中に専門性が入っている形式で、とても読みやすい。

    Z世代は掴みにくいというか、両面性があるというか、両極端ではなく中庸、良いとこ取りをしているのだという印象を持った。

    怒られることや、先生に授業で当てられるなどの困ったことは拒否する一方で、成長を求めてインターンやモバイルプランナーなどを経験する。
    全員が成長を求めているわけではないが、頑張っている人を笑えるのは頑張っている人だけというような対称性を持つ。

    Z世代、もとい若者は世間の鏡である。Z世代は大人の社会にリアクションをしているに過ぎないし、大人もZ世代と同じ構造の中にいる。世間のあらゆるニッチにビジネスが入りこんでい

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    2025年03月24日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    ネタバレ

    「Z世代」と呼ばれる若者たちを分析することで、社会の在り方と変化を展望する。

    ●Z世代の住処
    ・若者はSNSという檻の中で監視し、監視されることによって安寧を得ている。コミュニケーション「らしきもの」を取りながら、ヌルい関係性の中でお互いを監視し続ける。
    ・学校も「不快なものを極力排除した」楽しい場所でなければならない。Z世代は「客」だから。そして、教員が指導しようものならすぐにクレームを入れる。こうして、教員と生徒、お互いがWin-Winになる「無関心」という関係が生まれる。
    ・若者は、「ありのままでいたい」けど「何者かになりたい」という、相反する願望を抱えている。無理はしたくないものの、

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    2025年01月30日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    著者も本書の中で述べているとおり、「先生、どうか皆の前でほめないでください」を参考にしているというか、なぞっているというか、追試しているような感じがする(悪い意味ではない)。文体も似ていて同じ著者が書いたと言えばそう思えるかも知れない。上書きしている部分、補完している部分もありつつ、この2冊はセットとして読むべきかも知れない(あくまで個人的な感想)。完全肯定ではなく、かえってアンチ(笑)というわけでもない。実際のZ世代の若者として登場してくる事例が同じ様で少し違うのは学生の所属する大学の違いなのかなと思う。私自身複数の大学の学生と主に授業を通じて接する機会があるが、ものによって大学によって、こ

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    2024年09月29日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    モバイルプランナーって、初めて知りました。このモバイルプランナーについての記述が多すぎる気もしましたが、それを差し引いても面白い本でした!
    大学のテーマパーク化とか、座ってるだけで良いと思ってしまう態度とか、◯◯ガチャとか。「よくぞ言ってくれました!」とスカッとする内容でした。
    情報は正確でしっかりしているけど、会話的な語り口(ときどき関西弁も)で、読みやすいです。

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    2024年09月12日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    めっちゃ面白かった。
    関西弁で話し言葉で書かれていて、すごく読みやすかった。

    筆者の東大教授は、まだ30代半ばやのにすごいオジサン感出てる感じ
    (推し活の良さが分かってはらへんと思う、なんか推し活ヘイトしてる感があった)も
    あったけど、
    若者の気持ちをすごい分かってくれてるし、分かろうとしてくれてる感が伝わって、
    きっと熱くて面倒見が良くて、人間的な方なのかなと感じた。

    世代間の価値観のズレって、いつの時代も否めないけど、
    どの世代の人も人間には変わりなくて、
    感度が高い若者から順番に変化していって、
    最終的には社会全体に浸透していくから、
    今の若者を見ると社会が分かるという考え方が面白い

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    2024年09月07日
  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理

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    タイトルに惹かれ、購入を決めた。
    私は本書でいうZ世代なのですが、色々な視点があり、大変勉強になった。中でも印象的だったのは相対主義で発言だったり、考える人が増えているという点。確かに自分は相対主義で考え、発言しないこともあったと読みながら振り返ることができ、絶対的に自分の意見、考えを持っていくことが重要だと改めて知ることができた。その他にも、本書で書かれている不真面目の意味について、疑い深い自分は不真面目なんだろうなと感じた。
    自分としては上の方に迷惑をかけず、向上心を持ち色々取り組みたいと思った。

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    2025年11月30日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    2025.10

    求めていた類の話ではなかったけど
    ふむふむと読んだ。

    余裕は大事。
    大丈夫、結局どうにかなるのよ。

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    2025年10月06日
  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理

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    立場の差は、どんな関係性でもあるから、それをお互いが理解した上でコミュニケーションを取らなければいけない。これは、対若者に限ったことではないなと思った。これは、職場の人間関係をよくする本質なのでは、、、?

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    2025年09月26日
  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理

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    印象的な題名であるが、若者に対して色々な言説は過去からもあり、現代はz世代とも言われ、マスコミや各種調査でも、これまでと違うように言われている。が、調査内容を精査すると、違うこともある。若者恐怖というより、社会が変化したことに、そしてコミュニケーションが変わったことにより、それぞれが適応できなくなり、不安が恐怖に至っているのではないだろうか?処方箋のひとつはand you?である。

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    2025年09月21日
  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理

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    令和の世は、若者こそが権力の源泉になりつつあり、年長者は若者にビビりつつある。
    恐怖を克服すべく、経営学の視点から「職場の若者」を紐解いていく。

    二〇代社員が入社すぐにデジタル技術を使いこなしオジサン社員をごぼう抜きにしたとして、Z世代すごいぜ! 老害終わってるぜ! と言いたくもなるが、冷静に見て、それは中高年のリスキリングに「会社が」失敗しているのである。

    なるほど!

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    2025年09月13日
  • 若者恐怖症 職場のあらたな病理

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    自分も世の中の若者に翻弄されてたなぁと痛感。そして、職場での若者との向き合い方という点で、少し気持ちが軽くなった。知らぬ間に、バイアスかけてる自分に気付かされた。
    とても参考になった。

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    2025年09月09日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    ネタバレ

    砕けた書きぶりで、自身の少し片寄ったZ世代感が述べられており、ニヤリと共感してしまう。章ごとの流れもとても筋道たっていて理解しやすく、最後までおもしろく読んでしまった。
    『自分を否定するものは全てアンチ』
    怒られなれていない世代が陥る思考に、5歳の息子の教育方針を考えさせられた。

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    2025年08月31日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    オーディブルにて。
    私と同世代のゆとり世代が著者なだけあって親近感のわく内容。フランクな書き方や大学講師ならではのZ世代の生態観察もとても面白い。
    ニーチェの「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」を引き合いに出し、若者は社会を映す鏡だという意見に納得した。近頃の若者は…と嘆く前に、その背景を考え、自分を顧みたい。

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    2025年08月14日
  • Z世代化する社会―お客様になっていく若者たち

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    仕事柄、本書に出てくるような、まさに大学生、Z世代と関わることが多いこともあり、非常に面白く読むことができた。
    「イマドキの若者は何考えてるんだろう」という疑問に対して、かなり綿密な質的調査によって答えられているように感じる。

    人生に、仕事に、日々の物事に…、自分なりに余裕を持って「楽しみ/楽しさ」を見つけられるようになるために知識を身につけ、学ぶ必要があるのだと思った。
    生き方や考え方が多様化して答えの見つかりにくい現代においては、"自分なりの"というのがかなりポイントになると思う。
    ある意味で、Z世代はそれができていないか、そういう成長の最中にいるからこそ、友達の顔を

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    2025年08月05日