山本一力のレビュー一覧
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季節の描写に違和感
話はまあまあ面白かったので最後まで読んだが、作者が旧暦を理解していないと思わせるところが多々あって残念な作品だった。
出だしで八月二十日を夏のように書いてあるが、天保六年八月二十日は新暦では1835年10月11日頃なので違和感があった。
物語の中にあちこち日付と季節の描写があるが季節感がおかしく作品を楽しめなかった。
例えば、天保九年八月晦日(二十九日、新暦1938年10月17日頃)の午後4時台に幼い主人公が行水するくだりがあるが、かなり寒いと思う。
師匠が主人公が家紋をすべて習得する期限を五月三十一日としたが、旧暦には三十一日は無い。
嘉永元年に「川開きすると間もなく梅雨入りをむかえた」とあ