岩宗治生のレビュー一覧
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終末世界で任務を持った不死の少女の旅の物語。
この手の物語は数多くあり、死生観や哲学的な描写などが楽しく描かれているか、シリアスに描かれているか。
この漫画は後者ですね。世界観が良く考えられていて、ヒロインの小夜の生い立ちや任務なども独創的で好きです。
第6話のシェルターの話は、いろいろな意味で深い話でした。
優秀な選ばれた人だけの集団でも、人間とは諍いを起こすものであるという人の性が描かれていて考えさせられました。
博物館の話は、目的を果たして死を選んだ男性と不死で死ぬことのない小夜の対比が深かった。
結末がどうなるのかが気になりますね。
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待ちきれない作品のトップ5
ここで次巻かぁ〜〜〜〜〜!良いところだったのに〜〜〜〜〜〜!
一巻に必ず胸打つエピソードがひとつは入っているから進み具合はこんな感じなのでしょうけど、だんだん知りたいことに近づいてきた登場人物たちが受けてる衝撃が強すぎます。謎が解けても前向きで居られると良いのですけど・・・。 -
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いや~書店員さんのレビューにいいね出来るもんなら押したいです。ポストアポカリプスってなんでこんなに癒される感があるんだろう。静寂、廃墟のもの悲しさ、世界の美しさを堪能できました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ近未来ポストアポカリプスもの。
前半は懐中時計を持っていた遺体が目指していた時計屋を目指す話。生きている時間軸というか、稼働可能時間というべきか、それらが違う人物たちがたまたま交差した話で、時間を意識させる不思議な感覚になる。いずれ別れは来るが、今この瞬間は同じように進んでいる、というセリフが印象に残った。
後半は物語の本筋である災厄に関する話。バトルシーンは迫力がある。
宇佐と大技連とのつながりが開示されたが、この話自体が真実かどうか、100%の情報かが疑わしくも感じる。
現実的には人類はほぼ滅んでしまっているし、大技連が目指したものと永遠の子がどう絡んでいくのか気になるところ。 -
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「味」がある
なんというか、凄く味というか、雰囲気のある作品。
世界が「大戦」で崩壊し、さらにその後「断罪者」と呼ばれた異形の生物によって人類が滅んだ50年後の話。
主人公はナウシカのような瘴気の満ちた世界で、その瘴気の元となる病死した人間を埋葬し、浄化する女性。
冒頭から1巻の後半まで、主人公以外1人の人間も出てこない。
主人公はペット?の生物と会話するか、過去の遺物であるアンドロイド等機械の存在と会話する程度。
この非常に独特な世界観の中、圧倒的な手書き描写と、意外とかわいい主人公のキャラ絵で話が淡々と進む。
絵と言い世界観と言い、ちょっと弐瓶勉を連想させ、特に「BLAME!」とは孤独感などが似て -
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次巻はきっと星⭐︎5の予感
仲間が加わったことで、物語の展開に合わせて会話の幅が広がっていく様子がとても自然でスゴイと思いました。
間に挟まれるエピソードもいつも感動的で切なくなる内容で、毎巻末のアーカイブもエモくて気になっています。
次巻はまた新しい驚きがありそうで、⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎星5つの感想をかけそうで楽しみです!