清水友佳子のレビュー一覧

  • コミック版 夜行観覧車

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    殺人事件は自分達のすぐそばにあっていつ自分が加害者になってもおかしくないと思う一冊。

    ひばりヶ丘を舞台に殺人事件がおこる。
    被害者は高橋家の父、加害者は母。残された子供達のそれぞれの心の動きがリアルで面白い。小島家や遠藤家はごく一般的な家庭だが、それぞれの家庭の根の深いところにある闇を書いていて、3家族それぞれの描写が面白い。

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    2013年07月26日
  • NHK連続テレビ小説 エール 下

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    下巻の前半は、苦しい時代。
    主人公たちだけが苦しいのではなく、日本そのものが苦しい時代。
    歴史を知っている自分たちは、その後の結果を知っている。
    それだけに、読んでいて余計に辛いのかもしれない。
    一転、後半は、未来への道が続く。
    その過程では、またも辛く苦しい時もあるが、みんなそれぞれが未来へと前進をする。
    この一冊で、地獄へ堕ちたものたちが大地を見つけ、そこにしっかりと根を張る姿を表していたのかもしれないなー。と、読み終わって思った。

    でも、やっぱり残念だなーと思うのは、場面転換のたびに、余韻がぶった斬られてしまうところ。
    ドラマという映像をそのまま書き起こしたものだから、仕方がないとは思

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    2022年02月09日
  • コミック版 夜行観覧車

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    つながりの希薄な現代社会を、とある高級住宅地の中に再現したようだった。
    たくさん登場人物がいるなかで、唯一「いいひと」がひとりもいなくて、誰も応援できないのがモヤモヤしてしまった。現実世界もそうなのかなあ・・・

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    2013年08月24日
  • NHK連続テレビ小説 エール 上

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    コロナ禍で在宅勤務になり、初めてみた朝ドラ。
    コロナ前は、朝ドラを見る時間は全くなく、興味もなかったのだが、在宅勤務で見られること、志村けんさんが出ること。で、見始めたらハマった作品。

    この上巻部分は、撮影が遅延した影響で、2回、放送をしていた部分だったので、いろいろな場面を覚えていて、読みながら、俳優さんたちが頭の中でドラマを再現していた感じ。
    自分は、早稲田の応援歌を作る件がすごい好きかな。

    ただ、ドラマのシナリオを小説にそのまま起こしているためか、場面転換がバッサリと切られている印象。
    ドラマを見ていたから、それについていけたけど。。
    それが小説としては残念かな。。
    なので★3つ。

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    2022年02月07日