【感想・ネタバレ】NHK連続テレビ小説 エール 下のレビュー

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Posted by ブクログ

下巻の前半は、苦しい時代。
主人公たちだけが苦しいのではなく、日本そのものが苦しい時代。
歴史を知っている自分たちは、その後の結果を知っている。
それだけに、読んでいて余計に辛いのかもしれない。
一転、後半は、未来への道が続く。
その過程では、またも辛く苦しい時もあるが、みんなそれぞれが未来へと前進をする。
この一冊で、地獄へ堕ちたものたちが大地を見つけ、そこにしっかりと根を張る姿を表していたのかもしれないなー。と、読み終わって思った。

でも、やっぱり残念だなーと思うのは、場面転換のたびに、余韻がぶった斬られてしまうところ。
ドラマという映像をそのまま書き起こしたものだから、仕方がないとは思いながらも、そこが残念。
あ、あと、残念なのがもう一点。
上巻の人物相関図には、人物の名前とともに演じた俳優の名前が書かれているが、小山田先生だけは、演じた人の名が書かれていない。
権利的な問題があったのかもしれないが、そこにあの方の名前を残しておいて欲しかった。と、切実に思う。
小山田先生 = 志村けんさん。
ドラマの最終回で出た、鏡越しの笑顔。
あのシーンは、忘れません。

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2022年02月09日

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