樋口泰行のレビュー一覧

  • 変人力

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    現MS日本社長の、ダイエー再生の七転八倒の記録。面白くて役に立つ。現社員への配慮からか相当筆を抑えているが、それでも当時のダイエーの腐り具合が仄かに薫ってくる。こういう主体的コミットメントの記録が清々しいのは、ご立派な批評的言辞に飽々しているからだろう。

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    2015年04月15日
  • 「愚直」論

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    元松下の人らしい、全編に泥臭い努力ととことんやり抜く根性が横溢している。この人は少しでも停滞を感じると焦燥を感じるという。エグゼクティブの素質がある人は、環境関係なく一人でブラック企業になれる。「この本が転職の契機だった」という人はかなり多いと聞く。

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    2014年12月30日
  • 「愚直」論

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    なんと言うか、読むと元気が出る本。
    そしてなぜか面白い。なぜかというのは失礼かもしれないけど、どこがどうというわけではないけど、
    映画ソーシャルネットワークを見終わった後のような気分になる。

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    2014年05月03日
  • 「愚直」論

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    多くの困難に直面し、のりこえられてきた人の言葉は重いね。
    「易きに流れそうになるとき、なぜ自分がここで踏ん張らなければならないのか。その理由を明確に持っているかどうかがキャリアの分かれ道になる。踏ん張る理由は、本で読んだり、人から聞いた話ではなく、日々の仕事における努力の中から生まれた必然性の高い理由であるはずだ。」

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    2014年01月12日
  • 「愚直」論

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    最近自分が考えていることをうまく言語化してくれていたのでよかった。
    それにシンプルに、読んでいて面白い。

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    2013年12月27日
  • 「愚直」論

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    友人から勧められて読んだ.樋口泰行さんの会社生活を振り返っての自伝.すごい経歴の持ち主だと思うが,平易な文章でつづられており非常に読みやすい.人柄が文体から色濃く感じられる.同じ企業出身ということから根底に持っている価値観が似通ったところがあるのか,シンパシーを感じながら読み進められた.
    キャリアアップしていくにつれて発揮するスキルのレベル感も変わってくるが,ビジネスに取り組む姿勢には一貫性がある.転職はあまり考えていないが,身につけていきたいスキルや考え方が似ているところもあり,今後のキャリアビジョンを描く上でプラスになった.
    個人的に参考になったのは以下.
    ・事業全体を俯瞰する視点の大切さ

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    2013年11月08日
  • 「愚直」論

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    キャリアを進めていく上で、目の前にあるタスクをこなし、クォリティをあげるのに全力を尽くす。

    一見精神論的なことを言っているが、これには二つステップあって
    1)自分のキャリアに対して明示的な目標を持つ
    2)その目標を達成するためにキャリアを選び、愚直にタスクをこなす

    ただ単純に2)をやってたらただの体育会系アホだけど、2)に加えて1)も大事

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    2012年11月26日
  • 「愚直」論

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    筆者の仕事・キャリアについての考え方が凝縮された一冊。華々しいキャリアの裏にあった、挫折や苦しみ、そしてそこからの飛躍が赤裸々に描かれている。目の前の仕事から決して逃げず、徹底的に向き合うことの大事さを改めて思う。これから働いていく中で、本書を自分の「精神的支柱」にしたい。

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    2012年11月04日
  • 「愚直」論

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     読んで良かったです。この本では著者のスコープ(視野)の広がりが読み手としても実感できます。
     MBA取得の話はとても感動しました。MBA取得の流れも細かく書いてありながら、著者の取得までの苦しみ、特に英語が聞き取れないことに対する苦しみが伝わってきました。留学するまでの厳しい審査や授業の厳しいシステムを知ることができただけでもこの本を読んだ価値がありました。MBA取得がここまで難しいことを初めて知りました。
     その他にも戦略的コンサルタントの仕事の業務も少し分かり、著者が倒れるほどしんどいものであること、海外だからか3年で辞める風習があるなども知りました。
     著者は努力の塊であり、数々の困難

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    2012年07月01日
  • 変人力

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    全身全霊で改革に取り組む。一人でも多くの社員を幸せにする。それが自分の成長につながる・・・。
    渦中の栗を拾ったワケに納得です。

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    2012年04月12日
  • 「愚直」論

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    ネタバレ

    ヒューレットパッカード社長の樋口さんの自伝。
    自分の転機をどんなふうに捉え、どう考えて、どんな行動をしてきたかがよくわかる。
    「自分自身はできない人」のように書かれているが、阪大卒だし、最初からTOEFLで550点取れたり、ボスコンの筆記試験を基本的な問題と言えちゃったりするんだから、やっぱり基礎能力の高い人なんだと思う。
    壁や転機に直面した時に、引かずに挑戦していけるだけのマインドだけでなく、基礎能力があるレベルにある必要があるのだと思う。

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    2011年11月19日
  • 「愚直」論

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    松下→ハーバードMBA→ボスコン→コンパック→HP、そしてHP社長になるまでの自叙伝。
    昔読んだのを引っ張り出して再読しました。

    松下を飛び出すときの閉塞感に共感していましたが、読み終わったときに「果たして自分はこの人ほどやり切ったか?」「経営者になったつもりで高いスコープで仕事をしたか?」と考えて思い直しました。

    また何年か後に、また自分のキャリアに悩んだときに、読み直そう。

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    2019年01月16日
  • 「愚直」論

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    知り合いの元同僚と言う事もあり、前から気にしていた人。
    HP社長になるまでの自叙伝。
    今やダイエー社長を経て、Microsoftの日本法人社長。

    経歴を文字だけで見ると
    凄くキレイなキャリアを歩んできた人だろうなと思ったけど
    色々と苦労もしているし、泥臭い事も沢山してきているんだなと。

    成長は「熱意」×「経験」というのは当たっているのだろうな。

    敵も沢山居るのだろうけど、魅力的な人なんだろうなと。

    仕事に対して前向きな気分になりました。
    また、読む事があると思う本。

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    2019年01月16日
  • 変人力

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    元ダイエー社長であった著者がダイエー再生に携わった約1年半の月日の中で自らの「リーダーシップ論」を確立し、それについて語っている。

    実際に破綻した企業を再生するにあたって、モチベーションの低下した社員たちに生気を戻すためには世間一般で言われる「リーダーシップ論」は通用せず、それとは異なる「真のリーダーシップ」が必要であるということが説明されている。

    それは、限られた時間の中で迅速に、一つ一つの問題を正しく解決するべく、猛烈な勢いで変革を行うために経営者がコミットメントしていくということであり、「時間」の観点以外は通常時に求められるリーダーシップと遜色ないということが本書の論旨である。

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    2009年10月10日
  • 変人力

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    タイトルと想像していた中身にとてもギャップのあった1作。

    1つ1つの文章がとても読みやすく明快に書かれており、すんなり頭に入る作品でした。

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    2012年01月04日
  • 変人力

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    [○09/01/03完読]2009年の初完読書になった。新幹線の中や帰省先で読んだ。書籍としては若干のマンネリ感もあるけど、うわべのリーダ論ではなく根本的な所が語られていると感じた。情熱的で、やはり立派な人だ。現場力には感銘を覚える。一見するとクールな人間にみえていたけど、まったく逆だと思った。このような社長は社員にも良い影響を与える気がします。この方の他の本はまた読みます。日本のソフトウェア業界やそこで働く社員に対してはどのように感じているのだろうか?IT業界に戻ってきたようなのでその辺りの考えを聞いてみたい。腹落ちという言葉を本書を通じて知ることができた。「修(習)破離」についても触れてい

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    2009年10月07日
  • 変人力

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    ダイエー再生のために社長就任。熱いリーダーシップ論が結構好きです。

    ※抜粋

    どうすればできるかを考えるよりも、できない理由を探し始める。
    失礼な言い方になるが、失敗が続いたために「負け癖」が染み付いていたのではないだろうか。

    つらい現場には行かない、きつい仕事はできないということでは、誰一人としてリーダーに従わないのではないか。

    リーダーに必要な三つの能力「現場力」「戦略力」「変人力」
    現場力とは、現場の創意を最大限に引き出す力。
    戦略力とは、人と組織を正しい方向に導く力。
    変人力とは、それら二つの能力を根底から支える力、すなわち変革を猛烈な勢いでドライブする力。

    経営者が簡単に頭を

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    2009年10月04日
  • 変人力

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    ダイエーの元社長として、経営危機からの再生に導いた樋口氏がその経験を通して、流動的な市場・経済状態である現代の経営に必要な能力を示す。

    マクロな戦略観とミクロな視点。ぶれない軸と異様なまでの実行力を持つ―変人力。実際の経営建て直しの道筋と照らし合わせ非常に解りやすく、勉強になった。

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    2009年10月04日
  • 変人力

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    現場力、戦略力、変人力・・リーダーとしてのあり方について、深く学ばせられる本です。即実践に使える本ですね。

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    2009年10月04日
  • パナソニック覚醒 愛着心と危機感が生む変革のマネジメント

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    ネタバレ

    パナソニック入社後にボスコンやダイエー、マイクロソフトを経てパナソニックコネクトに出戻りしてきた樋口さんの書籍。リーダーに必要なのはとくに日本においてはEQであり、この人のために頑張ろうといかに思ってもらえるかが重要。ビジネスでいけばポートフォリオマネジメントによる選択と集中。過去の偉大な遺産であっても現在収益を伴わないのであれば痛みを伴っても整理していく、その際、それに携わってきた人たちとは丁寧に接することが肝要。組織風土を変えていくためにフリーアドレス、社長室や役員室、役員専用会議室、部長以上の良い椅子などの撤廃。ビジネスカジュアル導入など古き良き日本を排除していった。これも、一定以上の反

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    2024年04月23日