あらすじ
技術者からMBA取得、戦略系コンサルタントへの転身…45歳で社長になるまでの体験を振り返りながら、働き方とキャリア開拓のヒントを語る。
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Posted by ブクログ
営業、仕事をやる上での心意気を知りたいと思い、先輩からおすすめされて読みました。
頑張ったら何でも出来る、自分で自分の選択を肯定して正解にする、という生き方はかっこいいなと共感しました。
Posted by ブクログ
最初に読んだのは学生時代。
社会人になっても、
目の前のことに熱くなれるものがあると
幸せだなと感じた。
社会に出て挑戦したいと思う気持ちが
強くなった。
社会人になって改めて読んでみると、
参考になる点が多いことに気付いた。
著書に出てくる
「T字型人間になれ」
これは常に念頭に置いている。
仕事への向き合い方、考え方によって、
成長度合いが異なることも
この本に教えてもらったと感じる。
自身を鼓舞する良著である。
精神的に余裕のある時に読みたい本。
Posted by ブクログ
パナソニックの技術者を出発点として、MBA取得後に外資系やコンサルティング会社、IT企業を経て、最近パナソニックの子会社の社長に戻られた。
そんな経緯を知りたくて読みたくて、パナソニックに戻る以前の時点までの内容だが、面白かった。
バリバリの理系の技術者の人が、経営者になるまでのたくさんの苦労談が参考になる。
いわく。
社長の仕事は皿回しのようなもの。
両手に数えきれないほどの皿を回し続ける。
1つの皿に固執すると、別の皿が落としてしまうので、すべての皿の動きを眺めながらバランスよく皿を回していく。
様々なタイプの人と上手に付き合うには何よりも経験がモノを言う。
そのためには、各タイプを類型化し、うまくことが運んだケースを頭の中のデータベースに蓄積しておく。
同じタイプの人と遭遇した場合は、過去の情報を適用するのだ。
人を動かすときには、このデータベースが力を発揮する。
もし、面倒な相手に出会った際には、データベースにない人間と遭遇したのだから対処方法を蓄積するチャンスだ、と思うぐらいの気構えでいい。
⇒この話を聞くと、理系の技術者で人間関係が苦手と思う人ならば、すごく参考になるように思う。
人間関係を良くするためのデータベースを自分で作り出す、ぐらいの気持ちを持つので十分。
たぶん、この方は、最終的には将来のパナソニックのトップに立つ人ではないだろうか。
また、出戻りになるような人を自社に呼び寄せたパナソニックも偉いと思う。
Posted by ブクログ
一見、華やかな経歴を歩んでいるように思えたが、不器用ながらも「愚直」に仕事に打ち込んできた筆者の姿勢に共感を覚えた。ハーバードの卒業式で、証書を手にするとパーティーには出席せず、一人部屋に戻り、午前二時まで涙を流しながらバーボンを飲んだというエピソーヂに著者の人柄が表れているように感じた。
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奇しくも今私が働いている職場は、著者が新卒で配属された職場とよく似ているので、非常に共感でき、また自分の至らなさを痛感させられました。
仕事の考え方について学ぶところが多数ありました。
Posted by ブクログ
樋口社長の経歴に触れつつその哲学がよくわかる一冊。苦しい環境に身を置いて、全力で努力し続ければ道は拓けるという話はわりとありきたりなのかもしれない。しかし、このようなキャリアを歩んできた人が言うと、非常に説得力があって格好良い。自分のこれからの仕事に対する向き合い方において参考にしたい。
Posted by ブクログ
著書の経歴の裏側がわかる。日系、外資の有名企業を渡り歩き、ハーバードビジネススクールでのMBA取得と聞くと単なるエリートと思うのだが、その背景には著者の血の滲むような努力がある。自身の経歴をここまで美化せずに書かれていることにも「愚直さ」を感じる。
Posted by ブクログ
日本人で有名な経営者と言えば、ソフトバンクの孫正義さんや、ファーストリテイリングの柳井正さんあたりになるのだろうか。
本書を書かれた樋口泰行さんは、前述の方々のような派手さはないが、如何にも日本人らしくコツコツと努力を積み重ね、トップまで上り詰めた日本有数の経営者のお一人だと思う。著書からも、その実直なお人柄がよく表れている。また、ご自身もまだまだ成長しなければならないと感じておられるところに、世間一般の会社員からも親近感がわくように感じられる。
しかし、やはりそんじょそこらの人とはキャリアが大きくかけ離れている。驚くべきは、30代後半からの数々の外資系企業でのご活躍である。お人柄は至って純日本人のようだが、外資系企業で働くなかで、グローバルに活躍できるスキルを獲得された。その手腕を生かして、ダイエーの再生にも白羽の矢が立つことになる。幾度か外資系企業の転職を繰り返し、日本企業のトップとして日本経済の復興にも貢献された稀有な人かと思う。
年齢はどうやっても取り返せないけれども、私も樋口さんのように、とにかく目の前の仕事に真摯に取り組んでいこうと思った。
Posted by ブクログ
この本は樋口さんのこれまでの社会経験を通して、
ビジネスマンとして生きていくために非常に重要なエッセンスが詰まっている。
経歴だけを見ると常人では達しえないようなキャリアを歩んでいる樋口さんだが、
その時々でどのようなことを考えながらキャリアを歩んできたのか、
驕ることなく等身大の目線で書かれている。
いくつもの会社を渡り歩き、ビジネススクールにも通った樋口さんならではの
多面的で内容に富んだ一冊である。
非常に身に染みる一冊だった。
Posted by ブクログ
今の仕事に閉塞感を感じる人には超絶オススメ。経歴だけ見ると凄くエリートに見えるが、タイトルの通り愚直に進んできた結果、今の著者がいる。仕事を頑張る気がふつふつと湧いてくる本。本当にお勧め。
Posted by ブクログ
バイブル。
読みやすく一気に読めた。
正直運の要素も強いと思ったが、それでもこの生き方にあこがれると思った。
多くは語れない。とにかく読んでほしい。
Posted by ブクログ
自分の人生を変えたといってもいい程のスゴ本。
仕事に対する考え方・取り組み方、
仕事を進める上での著者がどんな働き方をしてきたのか、
どんなキャリアを歩んでいったのか、
全てにおいて学びになって感動する本です。
当時はHPの社長だったけれど、それからダイエーの社長になり、
マイクロソフトの社長になりと、
大変ながらも順調なキャリアを歩まれているみたいです。
その後の著者も2冊ほど出ていて、
問答無用で著者買いしてしまう一人になりました。
Posted by ブクログ
帯:プロ経営者の成り方は置かれた環境で努力し、挑戦すること!
要約:
樋口さんの信念は「どんなに厳しい環境でも、必死に努力して自分の存在価値を示せば、次のステップが見えてくる。」
1、T型人間になれ
キャリアは強みとなる領域の深掘りと幅広い知識や人脈が大事
*人脈づくりはリードホフマンのスタートアップ!へ
長く存在する会社は社員全員が共感できる思い、社会から認められる企業でありたいという思いが組織の風土として根付いているかどうか。
ビジョン、ミッションの明確さ
HPウェイ 良き市民たれ、人間と社会に貢献する
パナ 社員一商人なり 事業は顧客がいて初めて成立するものであり、全ての社員の全ての業務は顧客のために行わなければならない
2、自分の願望を明確にして、その実績に向かって挑戦する
3、コンサルの4つの価値
-派閥や部門間の利益のぶつかりに向き合い、客観的にやるべきことを明確にする
-外部環境への感度を補う
-戦略立案のプロの人材派遣
-情報機関
コンサルは本質がどこにあるのか常に考え、中途半端な発言、頭が整理されていない、ものごとを論理的に考えられない人間と思われたら終わり
4、営業
商品を売るより自分という人間を買ってもらう。
顧客の業務に関する深い知識を持ち、その悩みを解決していく→心で売る
リーダー
個々人の夢や目標を把握して、それに向かって頑張れるような環境を用意する。
信念に裏打ちされた言葉、日々の努力が凝縮したような言葉を誠意を持って伝え続ける
5、HPウェイ
企業と社員の間の共有
目標を設定して達成する責任の共有
企業所有権の共有
利益の共有
成長する機会の共有
負担の共有
6、⭐️どんなに厳しい環境でも、必死に努力して自分の存在価値を示せば、次のステップが見えてくる。ビジネスは甘いものではない。実績もない人間の希望を聞き入れて環境を改善してくれるなどと期待してはいけない。
⭐️仕事は自ら創るもの
短期間に成長するコツは自分に任せてくださいと宣言し、プレッシャーの中で仕事する。
能力やスキルの向上はプレッシャーの中で真剣に考え抜いた場数で決まる!
若いうちから「これは自分の会社だ。それを経営しているのは自分だ。」という経営者意識で高い視座で考えると意思決定の訓練になる。
⭐️現場百回
何をするべきかわからない場合、答えは現場にある
人間データベースの基本三原則 人間関係構築
1自分の伝えたいことを熱意と誠意をもってきちんと伝える
2相手がどういう気持地や苦労をもって仕事をしているかを理解し尊重する
3その上で、遠慮しない
転職
自分はここで十分学んだという域に達して、新しい挑戦に向かって転職することは健全
スピード感3原則
仮説志向-仮説に基づいて優先順位をつけ、意思決定に必要な情報から集める
現場志向-議論を重ねるより「とにかくやってみる」答えは現場にある
予測志向-常に行動の結果の予測をしながら進める
一番重要なのは変化を恐れない前向きな姿勢
⭐️マインド
1、パッション 情熱 精一杯努力する
2、オーナーシップ 責任を持って最後までやり遂げる
3、協力、異業種との協業
4、スピード感
⭐️高いマインドを身につけるには自分よりも質の高い人を見つけて徹底的にパクること
リーダー
尊敬される能力
社長は社員がもっとも生き生きと活躍できる場を創造すること
⭐️わかりやすくはっきりとしたメッセージを伝える能力
感想:
Pivot CEO佐々木さんが毎回薦めるオススメ本であり、サラリーマン必読書である。
樋口さんの夢は日本の発展に貢献し、日本を素晴らしい国に変えること
情熱や信念に触れたときに人は共感し、共鳴し、自ら動き始める。ジャンプマンガをこの世界に落とし込むことと同じだなと感じる。ヒロアカの世界観を実現する。
成長=熱意✖️経験
リーダーは人柄やスキルだけでなく、尊敬される能力が必要 その前提が現場で格闘してきた数であり、共感を集める
目的があって、その目的に切迫感がないリタイアしたものは面白くないというのがとても人生を表しているように感じてしまう。
勝負どころを見極める→そのために実績の積み上げと仕事のパートナーとのコミュニケーションが大切
本当に自分が信じる勝負どころではリスクを恐れない姿勢が必要。
Posted by ブクログ
樋口さんが大好きになりました。
何かが変わるかもしれないという期待と信頼を持てる人。
純粋に応援したくなる真摯な姿勢に好感が持てます。
若い世代にぜひ読んでほしい一冊。学生の時に読むのと、社会に出てから読むのとでも、印象が違ってくると思います。
Posted by ブクログ
元マイクロソフト社長の樋口さんが、HP社長時代に描いた本。もともとエンジニアだったという話をNewsPicksで興味を持って読んだ。MBA取得、コンサル経験という経歴から、社員6000人の社長になる直前まで、Compaqのコンシュマー向けパソコンの部門長(部下30人くらいで)、OEM先の生産管理表を一緒に作るなど、開発・マーケティング・営業まで全てを見るスタイルでやっていて、役職よりも、現場や自分でプロジェクトをドライブすることにやりがいを感じていたらしい。留学先、コンサル時代、Apple時代、自分で決めたことを徹底的にやりぬいた話から、ハードワークする事のすごさと価値が伝わる。理屈抜きに実行した人の話は説得力がある。
Posted by ブクログ
元松下の人らしい、全編に泥臭い努力ととことんやり抜く根性が横溢している。この人は少しでも停滞を感じると焦燥を感じるという。エグゼクティブの素質がある人は、環境関係なく一人でブラック企業になれる。「この本が転職の契機だった」という人はかなり多いと聞く。
Posted by ブクログ
なんと言うか、読むと元気が出る本。
そしてなぜか面白い。なぜかというのは失礼かもしれないけど、どこがどうというわけではないけど、
映画ソーシャルネットワークを見終わった後のような気分になる。
Posted by ブクログ
多くの困難に直面し、のりこえられてきた人の言葉は重いね。
「易きに流れそうになるとき、なぜ自分がここで踏ん張らなければならないのか。その理由を明確に持っているかどうかがキャリアの分かれ道になる。踏ん張る理由は、本で読んだり、人から聞いた話ではなく、日々の仕事における努力の中から生まれた必然性の高い理由であるはずだ。」
Posted by ブクログ
友人から勧められて読んだ.樋口泰行さんの会社生活を振り返っての自伝.すごい経歴の持ち主だと思うが,平易な文章でつづられており非常に読みやすい.人柄が文体から色濃く感じられる.同じ企業出身ということから根底に持っている価値観が似通ったところがあるのか,シンパシーを感じながら読み進められた.
キャリアアップしていくにつれて発揮するスキルのレベル感も変わってくるが,ビジネスに取り組む姿勢には一貫性がある.転職はあまり考えていないが,身につけていきたいスキルや考え方が似ているところもあり,今後のキャリアビジョンを描く上でプラスになった.
個人的に参考になったのは以下.
・事業全体を俯瞰する視点の大切さ
・MBA留学先の比較
・ハーバードビジネススクールでのスクールライフ
・コンサル会社の実態
・外部コンサルタントと社内の立場の違い
汗をかかずして成長はないと改めて感じた.さて,がんばるか!
Posted by ブクログ
キャリアを進めていく上で、目の前にあるタスクをこなし、クォリティをあげるのに全力を尽くす。
一見精神論的なことを言っているが、これには二つステップあって
1)自分のキャリアに対して明示的な目標を持つ
2)その目標を達成するためにキャリアを選び、愚直にタスクをこなす
ただ単純に2)をやってたらただの体育会系アホだけど、2)に加えて1)も大事
Posted by ブクログ
筆者の仕事・キャリアについての考え方が凝縮された一冊。華々しいキャリアの裏にあった、挫折や苦しみ、そしてそこからの飛躍が赤裸々に描かれている。目の前の仕事から決して逃げず、徹底的に向き合うことの大事さを改めて思う。これから働いていく中で、本書を自分の「精神的支柱」にしたい。
Posted by ブクログ
読んで良かったです。この本では著者のスコープ(視野)の広がりが読み手としても実感できます。
MBA取得の話はとても感動しました。MBA取得の流れも細かく書いてありながら、著者の取得までの苦しみ、特に英語が聞き取れないことに対する苦しみが伝わってきました。留学するまでの厳しい審査や授業の厳しいシステムを知ることができただけでもこの本を読んだ価値がありました。MBA取得がここまで難しいことを初めて知りました。
その他にも戦略的コンサルタントの仕事の業務も少し分かり、著者が倒れるほどしんどいものであること、海外だからか3年で辞める風習があるなども知りました。
著者は努力の塊であり、数々の困難を乗り越えてきたことが分かりました。そしてその困難を乗り越えるときの心構えや、考え方など見習うべき点は非常に多かったです。
Posted by ブクログ
ヒューレットパッカード社長の樋口さんの自伝。
自分の転機をどんなふうに捉え、どう考えて、どんな行動をしてきたかがよくわかる。
「自分自身はできない人」のように書かれているが、阪大卒だし、最初からTOEFLで550点取れたり、ボスコンの筆記試験を基本的な問題と言えちゃったりするんだから、やっぱり基礎能力の高い人なんだと思う。
壁や転機に直面した時に、引かずに挑戦していけるだけのマインドだけでなく、基礎能力があるレベルにある必要があるのだと思う。
Posted by ブクログ
松下→ハーバードMBA→ボスコン→コンパック→HP、そしてHP社長になるまでの自叙伝。
昔読んだのを引っ張り出して再読しました。
松下を飛び出すときの閉塞感に共感していましたが、読み終わったときに「果たして自分はこの人ほどやり切ったか?」「経営者になったつもりで高いスコープで仕事をしたか?」と考えて思い直しました。
また何年か後に、また自分のキャリアに悩んだときに、読み直そう。
Posted by ブクログ
知り合いの元同僚と言う事もあり、前から気にしていた人。
HP社長になるまでの自叙伝。
今やダイエー社長を経て、Microsoftの日本法人社長。
経歴を文字だけで見ると
凄くキレイなキャリアを歩んできた人だろうなと思ったけど
色々と苦労もしているし、泥臭い事も沢山してきているんだなと。
成長は「熱意」×「経験」というのは当たっているのだろうな。
敵も沢山居るのだろうけど、魅力的な人なんだろうなと。
仕事に対して前向きな気分になりました。
また、読む事があると思う本。
Posted by ブクログ
マインドこそ、大事。いかにひたむきに、本気で取り組むか。できることを徹底的にやること。
経営統合(hp)のプロセスは参考になるかも。
その他、BCGの内容などもリアル。
仕事をつうじて、自己実現。
そのために気概、志をもて。
熱意と経験。が大事。
◯
経験がリアル。mba、bcg、社長のオファー。
出来たわけでないが、ひたむきな正義感、馬力が引き寄せた。おそらく周りからの信頼が厚いのだろう。だから必要とされる。
読んでて精神の成熟を感じる。自分なりの考えをもつて、状況を好転させようと、本気になっている。
Posted by ブクログ
著者のこれまでのキャリアにおける格闘が、タイトル通りに描かれる。
教訓をまとめるものではなく、個人的なことから見えてくること。
スコープを広げることと、自覚的成長によるキャリア経験のつながり、活用。