横山隆治のレビュー一覧
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ネタバレマーケティングダッシュボードを中心に、データドリブンについて少し具体的に書かれている本。データ活用をしていくために何をどういう順番で考えてセットするかを解説している。ただ、実務上でやっかいなのは、そのデータをどうやって収集するかとか、そういうオペレーショナルな部分。もちろん考え方は役に立ったが、一方で泥臭い部分をどのようにクリアしていくか?その実務面での対処方法のヒントが知りたかった。データサイエンティストがセクシーな職業と言われてたこともあったけれど、いやいや、データ分析ってとても泥臭いことだと思う…まあ、それもまた楽しかったりもするのだが…
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デジタルマーケティングのお勉強。
デジタルマーケティングとは、「マス、リアル、ネットの3領域を全てデジタルで統合し、ユーザー導線を効果的につくっていくこと」
しかし、最も注目したいのが、ショッピングセンターや各種店舗内のデジタルサイネージである「インストアメディア」である。インストアメディアは、2020年には、550億円、2014年比で、なんと10倍まで急成長を遂げるとみているのだ。これは、年平均成長率では、交通広告が27.1%なのに対し、インストアメディアは46.8%となる計算である。
また、これは自動車好きに限らないが、平成26年度の総務省統計によると、日々、ラジオを利用する -
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内容は著者の1人の前著『CMを科学する』と被る部分が多かったが、CMをより効果的に、見た人に届き、見た人を動かすものにするための、現状のテクノロジーを用いての科学的手法のアイデアが沢山提示される。
またCMのみならず、キャンペーンにおいても同様のテクノロジーや手法をもちいてリアルタイムで効果検証&改善アプローチを行っていく、という内容には、今後どんどんそうなっていくのだなと思った。
要はweb広告の領域で行われてきたデジタル的な広告展開が、マスを含めた全領域で実施されていくであろうという流れ。前著でも触れていた『広告を運用する』という行為がますます全方位的に広がっていくのだなと思っ -
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ネタバレGRP(Gross Rating Point)だけでなくGAP(Gross Attention Point)も考えるべきだと説く。確かに、出稿量が同じでも、反響のあるCM,ないCMがあり、量ばかりでなく、質も捉えなければならない。それを勘に頼るのではなく、人の表情や、脳波から読み取る技術があると。本書に登場するニールセンのみならず、CMの効果測定をする調査会社はいくつもあり、脳波だったり、微表情(ちょっとした表情の動き)でCMの効果予測をする。どの方法にせよ、進化していることは間違いはない。実際にオンエアされているCMの事例を取り上げているが、何のCMか表記してあるものと、ないものがあり、ない
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広告業界におけるデジタル化の流れで、Googleやfacebookなどのデジタルメディア企業の支配権が強まる中での広告代理店の存在意義について問うた本。
世界的な広告ビジネスの流れについてざっと知ることができるが、内容についてはそう目新しいものはなく、「そうだよねー」程度なので、その業界で働く人にとっては退屈かも。
あと、言葉遣いや話の流れが非常に悪いので内容がスッと頭に入ってこないのは勿体無い。内容は☆4つですがこの理由で☆3つにしています。
本題とは別だが、何故日本の特に大企業に「代理店任せ」文化が存在するかについて言及している箇所については非常に納得性があった。広告代理店に任せること -
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Posted by ブクログ
事前に規定したターゲット層に重きを置かず、反応した人をターゲットと捉えた、実証型のマーケティングプロセスを提唱したもの。マス項目も含めて、商品・サービスへの来訪手段をどう構築するかを設計して、反応した人の行動を分析する。そのために、ビッグデータを活用して、シングルソース化するというデータ加工が必要で、そのスキルセットを企業は整備しなければいけない。
たしかに、Web・ネットの普及があり、これからスマホ・タブレットがさらに浸透していくと、ネット上に流れる消費者行動は増えるだろう。自社サイト訪問者だけでなく、サードパーティの有するデータも活用したマーケティングを志向しないといけないと気づかされた。