広告業界の現状、広告代理店が今置かれている状況、これから広告業界・広告代理店はどうなっていくのかについて書かれている。
マーケティング専門用語が多くて門外漢には読むのが大変。一応巻末に用語集を載せてくれているが、それだけではなかなか。。。ただその分調べながら読んだら勉強になる。
・新たに知った用語
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「トリプルメディア(ペイドメディア・オウンドメディア・アーンドメディア)」
「ファネル(漏斗)、パーチェスファネル」
「運用型広告(⇔枠買い広告)」
「RTB(Real Time Bitting)」
「CRB(Customer Relationship Management)」
・従来のビジネスモデルでは、広告代理店はオーディエンスデータを所有できない。しかし「分析力」を広告主にアピールするためにはデータが必須。そのため欧米の広告代理店は、広告配信にまで手を広げオーディエンスデータの収集を行っている。
・テレビCMの広告枠は、GRP(GrossRatingPoint)という視聴率を足し上げた数値に基づいて取引されている。しかし、若年層を中心に母数が減っているので到達人数は減るはず。
・今はまだテレビ広告は「売り手市場」
・検索連動型広告が普及した理由は、キーワードデータをもとに興味・関心が顕在化しているユーザーに合った広告が表示できたから。しかし、特に後学な商品カテゴリにおいて、「興味、関心」に基づいたターゲティングだけでは広告効率は必ずしも高くない(「購買力」とか)。
・リスク&リウォード方式の報酬体系が最近は好評
・ネット広告の効果指標はクリック単価や顧客獲得単価だったが、それに「認知」「態度変容」が加わっていく