あらすじ
視聴率では測れない、CMターゲットの実態が見えた
【対象読者】
・広告主の方
・広告会社の方
・制作会社の方
これまで、テレビCMは視聴率を到達(リーチ)の拠りどころにしてきた。
しかし、CM中はテレビから目を離すことも多いため、
「視聴率=閲覧量」にはならず、本当の効果測定は難しかった。
ついに登場した、視聴者のリアルをとらえるデータによって、
「届くCM」と「届かないCM」の真実が明らかになる。
本書では、視聴者の視線や脳波を測定することでわかった事実をもとに
何が効くのか(効かないのか)を明確に提示する。
広告としてCMはどうあるべきか。
実際のクリエイティブで何をすればよいか。
デジタルとどう組み合わせていくべきか。
変わりゆくマス、デジタル、マーケティングを
現実的に考え、「これから」を提案する。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
内容は著者の1人の前著『CMを科学する』と被る部分が多かったが、CMをより効果的に、見た人に届き、見た人を動かすものにするための、現状のテクノロジーを用いての科学的手法のアイデアが沢山提示される。
またCMのみならず、キャンペーンにおいても同様のテクノロジーや手法をもちいてリアルタイムで効果検証&改善アプローチを行っていく、という内容には、今後どんどんそうなっていくのだなと思った。
要はweb広告の領域で行われてきたデジタル的な広告展開が、マスを含めた全領域で実施されていくであろうという流れ。前著でも触れていた『広告を運用する』という行為がますます全方位的に広がっていくのだなと思った。
Posted by ブクログ
GRP(Gross Rating Point)だけでなくGAP(Gross Attention Point)も考えるべきだと説く。確かに、出稿量が同じでも、反響のあるCM,ないCMがあり、量ばかりでなく、質も捉えなければならない。それを勘に頼るのではなく、人の表情や、脳波から読み取る技術があると。本書に登場するニールセンのみならず、CMの効果測定をする調査会社はいくつもあり、脳波だったり、微表情(ちょっとした表情の動き)でCMの効果予測をする。どの方法にせよ、進化していることは間違いはない。実際にオンエアされているCMの事例を取り上げているが、何のCMか表記してあるものと、ないものがあり、ないものは何のCMだか教えてくれるとより理解が深まると思う。