ジョン・キムのレビュー一覧
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すごい良本だった。流れるように文章が頭の中に入ってきた。
せっかくなので、著書が考える書評の書き方でレビューします。
①著者は何が言いたいのか
タイトルにある「時間に支配されない」ということは序章にしか書いていなかった。だが全体を通して、時間に支配されない自分の軸を持つことの大切さ、何を軸にすべきかが、書かれていた。
②それに対して自分はどう思っているのか
軸を持つことは非常に重要である。時間に支配されないと聞くと、どのように効率化するかということを考えるが、要は選択と集中が大切であるということが分かった。
③さらなる考察のポイントは何か
巻末に著者のエピソードが書かれていたが、それが最高のス -
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読む前から絶対にいい、とわかる本がありますが、こちらもそんな1冊でした。道に迷いそうになった時、不安になった時、何度でも読み返したい。
静かな夜の時間に一人ゆっくり読むのがおすすめです。
世界の中には不変の真理のようなものがある、と私は思っており、それは国籍や宗教を越えて共有できるものだと思っていますが、ここに書かれているのはそういったもののように感じました。すべてがニュートラル。
他人の目を気にして行動するのではなく、自分の軸をしっかりと持ってブレないことの大切さを丁寧に説いていました。
「正解だと思われる道を選択するのではなく、
選択したのちに、その道を正解につくりあげていくのです。 -
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ネタバレチェック項目8箇所。人間が活動する根源には、生きているということが大前提にある、命には限りがある、命の有限性を意識したとき、自分が幸福に向けてできる最大のことは、自分に残されている命=時間を、どんな活動にどう配分するかを考えることにある、時間は命の欠片なのだ。朝は睡眠をとった直後なので、疲れていないことも大きな利点だ、睡眠でためたエネルギーを目の前の仕事に一気に投入することができる、事後処理的な仕事ではなく、発想力や企画力などクリエイティブ性を要求される仕事に時間を使うと、その効果を実感できる。夜に行うべきは省察である、一日を終えて寝る前、その日のすべての瞬間において、自分が一番価値があると思
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ネタバレ【メモ】
・時間の使い方を問うとは、人生の使い方を問うこと。
・時間を使う上での判断基準となるのは、人生において何を一番大切にするのかということ。
・絶対不可侵の時間を確保することに対して貪欲になること。
・自分の人生を本当の意味で自分のものにするには、自分が時間の主人でなければいけない。
・全てに時間を均等に配分することは、人生に対する冒涜である。
・自分のなかにあるたくさんの悪い習慣に気づくこと。
・夜に行うべきは省察。一日を終えて寝る前、その日のすべての瞬間において、自分が一番価値があると思う物事に時間を配分していたかどうかを確認する。
・人類が解けなかったある問題が与えられたら、自分は -
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自分と向き合うことがこんなに難しく大切何だと改めて感じた一冊。身体に刷り込まれるまで読み返したい。
内面のコントロールとは、感情・思考・言葉・行動である。
幸せの絶対的な基準を持つ。
すぐに結果が出ることなど対した挑戦ではない。また、結果に対する全責任を負う決意に基づいた選択は常に正しい。
代替不可能な自分を作り上げるために時代の流れ、社会や組織の向かう方向、自分が向かう方向をイメージする。
経営者視点とは、自ら経営が出来るほどのスキルと他者を動かす人間的な魅力を磨いて行くこと。
自分の中に明確な基準軸を設定し自ら評価する。過去の自分と比較し成長できたかどうかを判断する。
人生の -
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慶應義塾大学大学院のジョン・キム准教授の著。
ゼミの最後で学生達に送る珠玉の名言集。
人生の価値は、自分が自分をどれだけ信じたかによって決まるとし、
自分に対する絶対的な信頼を失わないこと、
絶対不可侵領域としての自己を確立し、それを貫き通すこととある。
その自分を信じるための生き方・考え方、自分の磨き方が書かれているが、
どれも軽重を付けられない心に響く言葉ばかりだった。
本書によれば、自分に不安のあることはポジティブな証拠とある。
今の自分に不安のある方には是非読んで欲しい1冊。
必ず何らかの示唆を与えてもらえる。
個人的には「居心地の良さを警戒せよ」を胆に命じておきたい。 -
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ネタバレ「結果に対し責任を負う決意をもって自分が選択した道はつねに正しい」(本文引用)。
メルマガ「真夜中の幸福論」を読んで以来、ジョン・キム氏の紡ぐ言葉は、私自身のなかによく浸透してきます。
自分が思っていて、しかしカタチとして言葉にならないでいたような思いを、明確な言葉にして代弁してくれたような、そんな感じ。
例えば自分の選択に対して、別の道がよかったんじゃないかと思う気持ち、いらぬ後悔。そんなことを思っても、結局別の道は選ばなかった訳で、そしてその結末を知る由もなく、そんなことを思ってしまう自分がいる。
それに対して、
「結果に対し責任を負う決意をもって自分が選択した道はつねに正しい」と言 -
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慶應義塾大で社会人として巣立つゼミ生に向けた最後の講義として送る言葉をまとめた本。とてもポジティブな気持ちになれます。
・不安というものは、上昇志向が強ければ強いほど大きくなる。不安は成長の原動力となる。
・結果に対する全責任を負う決意に基づいた選択は常に正しい。
・表面的なところばかり目を向けずに、見えない本質を見ようという意識が必要。
・人生の目的は、人間としての完成度を高めること。そのプロセスを最期まで続けること。そのために瞬間に対して自分の全ての心血を注ぐこと。
・人生の価値は自分をどれだけ信じたか、何があっても自分に対する絶対的な信頼を失わないことだ。 -
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ネタバレ人は歩き出す前に目的地を知りたがる…
今までの私も本当にそうだなぁと思う言葉。
何が正しい?どうしたら1番いい?
現状に満足できないけど、先に進むための選択もできない。
無意識のところでおそらく怖くて不安がっている。
結果そこがコンフォートゾーンになって堂々巡りで抜け出さない毎日。
一つずつ、小さいことからでも行動を起こす。
ないないじゃなく、今あるものに気づくことも大切。
なんねんもは積読になっていた本だけど、ちゃんと頭から読み切れてよかった。
人は、私はすぐ忘れるから、忘れてまたコンフォートゾーンぐるぐるしそうだから、自分を鼓舞するためにまた読み返したいなと思える本だった。