野口嘉則のレビュー一覧
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前半が物語(実話を基にしたフィクション)、後半が解説という構成です。
私は毒親育ち(過干渉&モラハラ親)ですが、この手の本を読むとだいたい「相手を許して自分が自由になる」ために「相手にそれを伝える」ことがセットで出てくるので、毎度辟易していました。
この本では物語部分で親に感謝を伝えるエピソードが出てくるものの、解説部分では「必ずしもそうしなくてよい」「自分の相手への執着をなくすことが大事」と説いてくれていたのが私にとっては救いでした。
毒親と会わなくなり10年経ちますが、自分の子どもを相手にする時、いまだに親との関係が顔を出すことがあると感じます。この本のワークを実践して、自分の中で親を許し -
Posted by ブクログ
1時間ほどで読み切れるボリュームでしたが、その分シンプルにメッセージが伝わりました。父と娘のエピソードには思わず涙しました。
家庭であれば妻や子供、会社なら部下に対して、100%信頼・感謝・尊敬の気持ちで接する。相手は自分の写し鏡なので、まずは自分の向き合い方を健全にする事で、相手の振る舞いや相手との関係性も健全になるという考え方がストーリー形式でスッと落とし込めました。
また、相手に対する考え方のベースに、信頼・感謝・尊敬の気持ちを持つことも、考えてみれば当たり前に良いことですが、出来ていないことにも気づかせてくれました。
子供に対して心配なあまり過干渉になってしまうのが親というものです -
Posted by ブクログ
自分のことが嫌いで受け入れられなかった。
実際、他人にノーと言えないし嫌われるのが怖い。
でも人はそんなに私のことを見てないし
他人の感情を引き受けるなんておこがましい。
読んでてすごく理解できたし発見した。すごく簡単なことなのにいつのまにか他人を飲み込んでコントロールしようとしていたけどかなりしんどくなった。
そもそも人の感情をコントロールするなんて無理。へんな仕事を手放すためにノーと言えるようになりたいし、ノーと言って返ってきた反応に対する自分の感情を、受け入れる方にシフトしたいと思った。
「残念だけどごめんなさい」を心に住ませてみよう。 -
Posted by ブクログ
前半は、実話にもとづいた1つの事例。
後半は、「鏡の法則」をしっかり理解てきるように説明がされている。「人生は自分の心を映し出す鏡」という考え方になるほどな、と思った。そこで自分の心を見つめ直して気付き+行動や伝達することにより、今の目の前の苦境から脱出する手がかりとなる…ちょっと半信半疑ではありますが著者にはそういった事例が積み重なって確信となっているのだろう。
後半の後半は、親との関係について詳しく述べられていました。親のコントロールから逃れるために、距離をとることや、期待を裏切ることで境界線をひく。それは、今までコントロールを受け入れてきた人にとっては罪悪感を伴うものだから、それを感じる -
Posted by ブクログ
自己肯定感は自己受容によって育ちます。ポイントは、自分が感じていることを自分で受容することです。
自信は失われることもあるのです。しかし自己肯定感というものは、簡単に失われることはありません。自己肯定感というのは積み上げていくものだからです。自分が自分であることの確かな感覚をしっかり築き上げることができれば、目先の失敗だったり、他人の言葉や行動によって簡単に損なわれることはありません。
自己受容とは、自分のdoingやhavingではなく、beingを受け入れることです。それは自分が感じていることを受け入れる、自分がいま感じていることを認めて受け入れることです。それが自分の存在そのものを受け入 -
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手元に置いて何度も読み返したい本。
自分を好きになるためには、自己肯定ではなく自己受容を深めていくことが鍵になるということがテーマです。
自己受容とは、どんな自分でも「これが自分なんだ」と受け入れること。
自分の良いところを見つけて肯定することより、まずはマインドフルネスを習慣付けていこうと思います。
マインドフルネスの方法が3つ紹介してありますが、私はネガティブな感情が出たとき、インナーチャイルドに語りかける方法が一番やりやすいので実践中です。
自己受容が深まり、どんな自分であっても私には価値がある!と思えるようになったとき、人生は安心感に包まれたものになるのでしょうね。
自己受容は一生をか