近藤信輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
描くのは、まったくの素人でも、読む方はそれなりに経験を積めている自負がある
なので、ジャンルに関わらず、結果、つまりは読み手の人気を集められない以上、どんなにイイ漫画でも連載権を持ち続けられない、取り上げられても文句が言えない、そんな漫画界の常識、暗黙の了解くらいは分かっている
全3巻、それが今現在の近藤信輔って漫画家の実力だ
けれど、それでも、私は近藤先生が全力で描ききってくれた、この『ジュウドウズ』が面白いと思うし、理屈抜きで好きだ
これほどまで、少年漫画らしい少年漫画でも、数が限られている椅子に座り続けられないとは、やはり、WJのレベルは高い
その少年漫画らしさが、現在の少し綺麗な少年漫 -
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「血も涙もねぇ」のコマしか知らなかったが、かなり面白かった
お互いの正体に気づかないまま一致団結する二人の主人公の出会いもいい
展開としてはお互いの八人の幹部級がぶつかりあっていく能力バトルものといった感じ
とりあえず細かいことは抜きでぶつかり合っていく感じは実に男の子好みするものだった -
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凄まじいセンス
ジャンプのギャグ漫画史でもこれほど勢いとセンスに満ちた漫画はそうはないと思っています。集中線やセリフの雄々しさ、ギャグのバカバカしさ。どれもセンスがギラギラです。
サッカー回で伊達先輩を抜いた、からの伊達先輩が抜いたのくだりは天才のそれでした。
愛ちゃんがちゃんと片倉くん好きで行動しているのもよかったです。 -
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気持ちよく死ぬ暴走族達
出てくる悪役みーんな楽しそうに死ぬ
悪役は常に笑っていて正義の味方は怒りで煮えている
それを極端にしたような作品
真の魅力は邪悪な敵の笑顔なのかもしれない -
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ギャグマンガとして見るべき
まともな作品として見ようとすると、その荒唐無稽な展開に「引いて」しまうと思う。
一方、ギャグマンガとして読むと、設定からかなり煮詰められており、これはこれでアリ。
特に1巻の巻末のアニメ設定などはなかなかすごいものがある。
絵は作者がデビューした「ジャンプ系(集英社系)」でも、実際に本作が連載されている「講談社系」でもなく、「チャンピオン系(秋田書店系)」。
「グラップラー刃牙」などに繋がるテイストと言えるのではないか?
もっとも、古くは「デビルマン」などで講談社もこういう絵柄ではあったが。
つまり、絵は古いタッチであり、「ノリ」も基本は古い。
一方、細かい設定は近年のものにアップデート