冬馬亮のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレこの2巻では主にヘンドリックが灰色のローブの男の
もと、現在のラシェルたちの様子を眺めたり、また
過去を客観的に振り返りながら自分自身を見つめる。
自分が何をどう感じてたか、今はどう感じるのか、何
をどう間違えたのか…
ゆっくりだけど、心のひびが少しずつ塞がっていく。
水面には対象となる人物の考えてる事も映し出される
ので、アリーが自分のことをどう思っていたかも知る。
まぁ…ラシェルのあの熱い視線の意味が理解できてた
んだからアリーにヘンドリックに対する特別な気持ち
(がないこと)は知ってたはずだよね。
もしかしたら、彼女の気持ちを考えることもないほど
空気のような存在だった?
…ヘンドリックならありえる。
2巻で一番好きだったのは、ミルドレッド。
ヘンドリックの肖像画(肖像画でまでラシェルを拒否
したとは…)に話しかけるところは泣いてしまいそう
だった。小言までも愛情が溢れてた。
自覚はなかったと思うけど、確かに寂しい人だった
と思う。周りには心から心配して愛してくれる人たち
がいたというのに、不器用で、意固地で…
1回目でラシェルを切った時のことを見せてもらうの
で、ヘンドリックが自害を選んだ時の心境も知ること
ができる。自分でもコントロールできない言動とそれ
が招いた絶望と、その全ての苦しみからの解放を切望
した彼の気持ちがわかる気がした。
だから時間をかけてでもひびを塞いで、生まれ変わる
時には今までとは違う自分でラシェルと出会い、通過
点ではなく幸せにする人でありたいと願ったのは嬉し
かった。それこそがハッピーエンドだと思った。
このヘンドリックの変化で1巻のモヤモヤがなくなり
スッキリした。
個人的にはラシェルにはヘンドリックを選んで、今度
こそ二人で幸せになるのが見たい。ヘンドリックにも
幸せを経験して実感して欲しい。
1日に金貨700枚を設定したのは誰か不明。出会う前
にならないようにする単なる設定??
1回目でアリーがなぜ死んだのかも知りたかったけ
ど、ヘンドリックは自分が死んだ後のアリーのことは
気にもならなかったのか…記述なし。
あのヘンドリックだから驚かないけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレラノベというジャンルでこのタイトルとイラストから
想像できる期待を持って読むと驚くと思う。
(ガッカリするかは読者の好み次第)
私は「作者は身近にコミュニケーション障害の人が
いるのではないか」というようなレビューを見て購入
を決めたので驚きはなかったけど、想像以上に重い内
容で少し戸惑った。
対人関係が苦手で自分自身を含む人の感情が理解でき
ない男とそれに巻き込まれる人々の話。
スッキリ感はないけど、考えさせられた。
ラシェルは後継者を作る道具だと言い切って結婚した
ヘンドリックだけど、言葉の端々からも彼がラシェル
に惹かれているのがわかる。でも本人がその感情が何
かを理解してない。自覚してるのはアリーという愛す
る人がいるので、自分がラシェルに対して抱く感情は
「間違っている」という感覚だけ。
蓋を開ければヘンドリックとアリーの関係も皆が思う
ようなものでは全くなくて…
アリーに助けられたことが新鮮で、それが特別だと思
い込んでしまったことが悲劇の始まり。
ラシェルを見ると感じるような心の揺らぎがアリーに
対してはない。 良くも悪くも。
それがアリーと一緒にいて居心地が良いと感じた理由
じゃないかな。アリーもヘンドリックに特別な感情を
持ってたわけじゃないから何も期待しないし求めるこ
ともなかった。
お互い相手に何も求めない。
居心地良さそうじゃない?
現代ならヘンドリックの抱える問題は専門医などで対
応できただろうにと思ってしまう。
作中にはヘンドリックを含め悪い人がいないのよ。
でもヘンドリックの障害?のせいで不幸になる人
が量産されてしまう。
一つ明らかにされてなくて凄く気になっていることは、
時の巻き戻しをする時、ある1日にだけ700枚の金貨
の条件をつけた人物。
結婚式以前には戻りにくいようにしたってことは、
ヘンドリック? キンバリー?
キンバリーはランスロットには生まれてきて欲しい
と願うだろうし。いや、やっぱりヘンドリック?
1回目の記憶が仄かにあったようだし。 -
購入済み
1巻方は、ランスロットがラシェルの幸せを望み全てをかけ転生させるところから始まりラシェルを中心にストーリー展開していたけど2巻はどちらかと言うとヘンドリック中心のストーリー展開でしたが両方のエピローグが同時期の設定で、未来に繋がるような終わり方で、感動しました。
-
購入済み
物語りの登場人物1人1人の状況と感情が描かれて一つのストーリーとして展開していく。凄く良かったです。LINE漫画を読んで原作が気になり購入しましたが、大満足でした。