ななもりさちこのレビュー一覧
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はりねずみのツンタが、新しく住みはじめたブランケット村で出会う生きものたちに、ぴったりのノートを作ってあげるお話。
相手のことを思い浮かべながら「どんなノートにしようかなあ」と考えるツンタを見ると、やさしい気持ちになれる。手作業で罫線を書き、表紙を作り、紙を綴じ、素敵なノートに仕上げていく様子にはうっとりする。
優しく温かい色合いの絵はお話にぴったり。うさぎのトトンに作ってあげるノートとこの本の装丁が同じことも密かな楽しさ。
2、3年生くらいの子に勧めたい本。
「ツンタくん、なやむことはない。人生は、にょろにょろじゃからの」P50
「表紙に、コーヒー豆のふくろみたいな、麻の布をはりま -
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ななもりさちこさんの童話ですね。
絵は、きむらなおよさん(1960年、福岡生まれ)
画家、挿絵画家。
「やなぎした商店街」の西のはじっこ、かわら屋根の下で、平べったくうずくまった店があります。
古道具屋の『へなもんや』が、あります。
店のおやじは、源ジイです。
夕立があがった、ある夏の夜。
お風呂のかえり道、源ジイは、お寺のわきのゴミすて場で、ふと、たちどまりました。
「ん?なにか、お宝か?」
ちかづいてみると、白くて丸い物が、おちています。
それはプルプルゆれて、「むにゃむにゃ」つぶやいたかとおもうと、パクりと口をあけて、
「あふ~う~ううう」
大きなあくびをしたのです -
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ななもりさちこさんの童話ですね。
絵は、大島妙子さん(1959年、東京生まれ)
絵本作家、童話作家、児童文学者。
きょうは、やぎやま小学校の、にゅうがくしきです。ランドセルをせおっているのは、このはる、一年生になったばかりのこやぎたちです。
「オホン!みなさん、入学おめでとうございます」
こうちょう先生が、こうていにあつまった一年生に、いいました。
一年生は、せんぶで八ぴき。
あ、わすれていました。一年生は、もうひとりいます。ほら、こうちょう先生のとなりで、白いワンピースをきて、かちんこちんの、きをつけをしています。
「しょうかいします。やぎこ先生です」
もくじ
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ななもりさちこさんの童話絵本ですね。
ななもりさちこさん(東京生まれ)イラストレーター、絵本作家、童話作家。
絵は、たかおゆうこさん(東京生まれ)絵本作家、挿絵画家。
はりねずみのツンタは、町のカフェで、はたらこうとしましたが、さわぎをおこして、やめました。
そこへ、ブランケット村のひいじいさんから、手紙がとどきました。一週間おばあさんと南の島にでかけるので、るすばんをたのまれます。
ブランケット村の茶色やしきに、ついて、ツンタはそうじを始めます。ツンタはきれい好きなのです。
ツンタが、キッチンをかたづけていると、トトン トン! トトン トン!
「だれだろう?」 ツンタが、そっとド