ななもりさちこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
はりねずみのツンタが、新しく住みはじめたブランケット村で出会う生きものたちに、ぴったりのノートを作ってあげるお話。
相手のことを思い浮かべながら「どんなノートにしようかなあ」と考えるツンタを見ると、やさしい気持ちになれる。手作業で罫線を書き、表紙を作り、紙を綴じ、素敵なノートに仕上げていく様子にはうっとりする。
優しく温かい色合いの絵はお話にぴったり。うさぎのトトンに作ってあげるノートとこの本の装丁が同じことも密かな楽しさ。
2、3年生くらいの子に勧めたい本。
「ツンタくん、なやむことはない。人生は、にょろにょろじゃからの」P50
「表紙に、コーヒー豆のふくろみたいな、麻の布をはりました。やなぎの枝にひっかけるひもをつけて、しおりのリボンには、えんぴつもむすびつけました。」P54 -
Posted by ブクログ
ななもりさちこさんの童話ですね。
絵は、きむらなおよさん(1960年、福岡生まれ)
画家、挿絵画家。
「やなぎした商店街」の西のはじっこ、かわら屋根の下で、平べったくうずくまった店があります。
古道具屋の『へなもんや』が、あります。
店のおやじは、源ジイです。
夕立があがった、ある夏の夜。
お風呂のかえり道、源ジイは、お寺のわきのゴミすて場で、ふと、たちどまりました。
「ん?なにか、お宝か?」
ちかづいてみると、白くて丸い物が、おちています。
それはプルプルゆれて、「むにゃむにゃ」つぶやいたかとおもうと、パクりと口をあけて、
「あふ~う~ううう」
大きなあくびをしたのです。
「な、なんだいこりゃ」
「なんだいじゃないやい!オバケだぞ!」
「オバケだって?ほんとうかよ」
「オバケの長七郎だい!」
どうどうと、名のりました。
もくじ
一 オバケの長七郎
二 長七郎と消しゴム
三 きぬえさんのとけた
四 福引き長七郎
五 大黒様と長七郎
六 長七郎とさくらのあんこ
七 長七郎とこいのぼり
八 おたんじょう日おめでとう
面白いですね。
落語の長屋話のような、明るさと人情があります。
頑固者の源ジイは、長七郎を最初は、売り物にして店先に出していましたが、子どもたちと長七郎が仲良くなって、にぎやかになると売るのをやめました。
長七郎の、元気で愉快な性格に翻弄のされますが、しだいに源ジイは、長七郎が好きになります。
そして、『やなぎした商店街』の人たちとも、仲良くなった長七郎は、人気者になっていきます。
楽しい愉快なお話に、笑いが止まりません。
長七郎に、すっかり惹かれました(=^ェ^=) -
Posted by ブクログ
ななもりさちこさんの童話ですね。
動物園のしろくまジローが、おすもうさんの小太郎さんにもらった まきずしを頭にのせるとあらふしぎ、すもうとりに変身!
これさいわい、動物園を抜け出して、小太郎さんのすもう部屋にころがりこみます………?
もくじ
一 みどりやま動物園
~りんごと まきずし~
二 さくら川商店街
~せんべい つけもの あげまんじゅう~
三 のんころやま部屋
~みそバターちゃんこ~
四 黒あらし部屋
~キムチカレーちゃんこ~
五 秋場所
~バナナもち きなこもち~
六 ま夜中の特訓
~シュークリーム~
七 横綱大鯨
~かんぴょう~
八 みどりやま場所
~ソフトクリーム~
元気でポジティブなしろくまジローが、おすもうさんの次郎山に変身して、おすもうさんの世界に飛び込みます。ジローの楽しい愉快なお話です。
絵も、ジローの喜ぶ姿がユーモアたっぷりに描かれていて、嬉しくなりますね。
ななもりさちこさんは、日本大学で落語研究会で活動されていたそうですから、お話のテンポの良さと笑いが出てくるタイミングの佳さは、その時代に培われたようですね♪
すっかりジローのペースで愉快な気分にひたりました。気持ちのいいお話でした(=^ェ^=) -
Posted by ブクログ
ななもりさちこさんの童話ですね。
絵は、大島妙子さん(1959年、東京生まれ)
絵本作家、童話作家、児童文学者。
きょうは、やぎやま小学校の、にゅうがくしきです。ランドセルをせおっているのは、このはる、一年生になったばかりのこやぎたちです。
「オホン!みなさん、入学おめでとうございます」
こうちょう先生が、こうていにあつまった一年生に、いいました。
一年生は、せんぶで八ぴき。
あ、わすれていました。一年生は、もうひとりいます。ほら、こうちょう先生のとなりで、白いワンピースをきて、かちんこちんの、きをつけをしています。
「しょうかいします。やぎこ先生です」
もくじ
はる
はじまり はじまり
1 やぎこ先生のワンピース
2 やぎこ先生 雨のえんそく
なつ
3 やぎこ先生のきゅうしょく
4 やぎこ先生 なつやすみのおもいで
あき
5 やぎこ先生のうんどうかい
ふゆ
6 やぎこ先生のゆきの日
7 やぎこ先生 かん字のテスト
さあ、やぎこ先生とこやぎ八ぴきの、たのしいまい日が、はじまりますよ。
大島妙子さんのユーモアと元気いっぱいの絵が、可愛らしく描かれています。
失敗ばかりして、こうちょう先生に怒られてばかりいる、やぎこ先生ですが、こやぎたちには絶大な人気者です。明るく楽しく元気に、時にはオシャレをしながら、愉快にこやぎたちと、学校を過ごします。
こやぎたちも、そんなやぎこ先生を助けながら(?)元気いっぱいに学びます。
愉快で心がふんわりと、やぎこ先生とこやぎたちを応援しながら楽しみました(=^ェ^=) -
Posted by ブクログ
ななもりさちこさんの童話絵本ですね。
ななもりさちこさん(東京生まれ)イラストレーター、絵本作家、童話作家。
絵は、たかおゆうこさん(東京生まれ)絵本作家、挿絵画家。
はりねずみのツンタは、町のカフェで、はたらこうとしましたが、さわぎをおこして、やめました。
そこへ、ブランケット村のひいじいさんから、手紙がとどきました。一週間おばあさんと南の島にでかけるので、るすばんをたのまれます。
ブランケット村の茶色やしきに、ついて、ツンタはそうじを始めます。ツンタはきれい好きなのです。
ツンタが、キッチンをかたづけていると、トトン トン! トトン トン!
「だれだろう?」 ツンタが、そっとドアをあけると、はい色のうさぎがたっていました。
「ぼくはトトン! 青バラ屋のトトンさ!」
おとなりの家の、うさぎさんです。
トトンは、ツンタをごしょうたいします。
トトンの家で、いろいろお世話になったツンタは、おれいをしたくなりました。そこで、あわてんぼうのトトンのために、ノートをつくる事にしました。
こうして、ツンタのブランケット村の村の生活が始まります。物語は、ツンタが村の住人と楽しく仲良くなっていくお話です。
臆病で引っ込み思案のツンタが、村の仲間と接するうちに、自分の才能に目覚め、成長していく姿が意地らしいですね。
たかおゆうこさんの絵も、柔らかく綺麗な配色で、ユーモアに満ちて、物語を彩ります。
とても、読んでいて気持ちがほんわりする童話でした。
(この本は、メメさんの本棚で見つけました。
メメさん、心がやさしくまったりする物語でした。ありがとうございます(=^ェ^=))