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五歳のオバケ長七郎は、未熟で、消えることも、なにかに化けることもできません。はやく一人前のオバケになって、みんなをこわがらせたいと努力しますが、商店街の子どもたちやおとなにまで大人気。ちっともこわがってもらえません。そんな長七郎が、消えることができたら、こんどは、元に戻れなくなったり、おかしな事件がつぎつぎとおこります。人情味あふれる商店街を舞台にした、オバケのゆかいな物語です。
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Posted by ブクログ
小さな長七郎が、元気に町をとんでみたり、かべぬけのれんしゅうをしてあたまがごつんとぶつかってみたり。そんなかわいい長七郎がでてきます。見てね。
長七郎がかわいかった。二百年寝ていたときいて、びっくりした。お坊さんがおきょうを 「な~む~な~む~あんころ~…」 と、となえていたのがすごく面白かった。
小さなおばけの長七郎がふとしたことで、柳下商店「へなもんや」の偏屈おやじ源じいさんに拾われて… 表紙のおばけの絵のカワイさに、子供が一目ぼれ。家に帰って読み始めたら、これがまた面白い!!わっはっはと声に出して笑うくらい楽しいお話の連続。そして季節の移ろいや人の心の温かさを感じられる本当に素敵な作品で...続きを読むす。 良い本に出合えたなあと思います。 ひとりで読むなら小学校中学年くらいから。読み聞かせは一編20分くらい。
ななもりさちこさんの童話ですね。 絵は、きむらなおよさん(1960年、福岡生まれ) 画家、挿絵画家。 「やなぎした商店街」の西のはじっこ、かわら屋根の下で、平べったくうずくまった店があります。 古道具屋の『へなもんや』が、あります。 店のおやじは、源ジイです。 夕立があがった、ある夏の夜...続きを読む。 お風呂のかえり道、源ジイは、お寺のわきのゴミすて場で、ふと、たちどまりました。 「ん?なにか、お宝か?」 ちかづいてみると、白くて丸い物が、おちています。 それはプルプルゆれて、「むにゃむにゃ」つぶやいたかとおもうと、パクりと口をあけて、 「あふ~う~ううう」 大きなあくびをしたのです。 「な、なんだいこりゃ」 「なんだいじゃないやい!オバケだぞ!」 「オバケだって?ほんとうかよ」 「オバケの長七郎だい!」 どうどうと、名のりました。 もくじ 一 オバケの長七郎 二 長七郎と消しゴム 三 きぬえさんのとけた 四 福引き長七郎 五 大黒様と長七郎 六 長七郎とさくらのあんこ 七 長七郎とこいのぼり 八 おたんじょう日おめでとう 面白いですね。 落語の長屋話のような、明るさと人情があります。 頑固者の源ジイは、長七郎を最初は、売り物にして店先に出していましたが、子どもたちと長七郎が仲良くなって、にぎやかになると売るのをやめました。 長七郎の、元気で愉快な性格に翻弄のされますが、しだいに源ジイは、長七郎が好きになります。 そして、『やなぎした商店街』の人たちとも、仲良くなった長七郎は、人気者になっていきます。 楽しい愉快なお話に、笑いが止まりません。 長七郎に、すっかり惹かれました(=^ェ^=)
古道具屋の源ジイは、お寺のゴミすて場でへんなまるいものをひろいました。ソレはあくびをして「オバケの長七郎だぞ!」なんて言うんです…。源ジイの店先に置かれたこのちいさいオバケ、子どもたちに大人気。すぐに売れそうになり、源ジイはもったいなくなって非売品にしてしまいました。こうしてこの商店街の仲間になった...続きを読む長七郎、オバケらしいことはなにもできないけど、みんなといっしょに楽しい毎日をすごします。
まあ、読んでいるといろいろ矛盾も感じるんだけど。 200年前からいたオバケなのに、現代の子どもの喋り方で、ちょっと古臭い言い回しの大黒の言ってることがわかんなかったり、牛乳を飲むと白くなるのに、ほかの食べ物を食べても色が変わらないとか。 でも、ターゲットの小学1・2年生はあまりそういうことは考えない...続きを読むかもね。 個人的にはこういう和気あいあい下町人情商店街物語みたいなのは嫌い。(こんな商売でどうやって生活費を稼いでいるのか?不動産持ってるのか?年金も多いような生活じゃないし。生活の基盤にリアリティがない話は子どもに対しても誠意がない。しっかり稼ぐから生活が楽しめるんだってことは子どものうちから分かった方がいい。) 続編もできそうな感じで終わっているが、できても読まない。 でも、あんまり本が好きじゃない小学校低学年の子には「面白いよ」ってすすめるとは思う。
寝てたら二百年経ってた、二百と五歳のこどものオバケ長七郎を主人公に、商店街の日常を描いたお話。 とにかく長七郎が可愛い。 嬉しい時はピンク色になるし、消しゴムで消さないと透明になれないし、何もかもが愛おしい!抱きしめたい! そして、ひょんなことから長七郎と暮らすことになった“へなもんや”(骨董屋...続きを読む)の偏屈店主、源ジイとのやりとりもまた微笑ましくていい味出してます。 どこかにありそうで、なかなかない商店街の雰囲気が何故か懐かしく、優しい気持ちになれます。 子供向けではありますが、大人が読んでもほっとする本だと思いました。
無邪気な長七郎がとてもかわいらしいです。 また、なんだかんだいいつつ、かわいがっているおじいさんの様子も笑えます。
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オバケの長七郎
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