あらすじ
はりねずみのツンタは、うさぎのトトンのためにノートを手作りしましたが、渡すのが恥ずかしくて、贈り主を伏せてプレゼントします。その後も、友達にぴったりのノートを作ってこっそり贈るツンタ。ひみつのノートは村で評判になり、ついには、ツンタは村で「ノート屋」を始めるのでした――。ものを作る楽しみと、それを喜んでもらえる幸せが味わえる物語です。色あざやかでかわいらしい、たっぷりの挿絵とともにお楽しみください。
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お仕事を逃げ出すところから始まったけれど、逃げたからこそのそこからの成長がとても眩しく素敵な一冊。
失敗があっても場所を変えたことで、周りの仲間に恵まれ、やりたいことを見つけ、新しい人生を切り開くことができた。
立ち止まり逃げることがあってもやり直せる、生きる場所はそこだけじゃなく違うところにもある、ということを教えてくれる素晴らしい本でした。
絵も大好きな絵本「チュウとチイのあおいやねのひみつきち」のたかおゆうこさん♡
本作でも柔らかく温かな絵と色合いでツンタの優しい世界観を表していて心がとても温かくなりました◎
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とても可愛いツンタというハリネズミのおはなし。
カフェで働いていて失敗をして逃げ帰りる。
ひいおじいおばあさんのブランケット村へ留守番をしに行き、隣の家のうさぎ青バラ屋トトンと出会う。
いろんなノートを作る。
あぶな森の蜘蛛とのやりとりを経てノート屋になる。
2年生の前期が良い。
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ツンタが、ノートをつくって、ひみつのプレゼントするところがかわいかった。
わたすひとにピッタリなノートをかんがえてつくるところが、すごいとおもった。(小1長女の感想)
この本をきっかけに、ミニノート作りが娘のマイブームになりました。こんな時にはどんなノート?と考えるのが楽しいよう♪♪もののかたちには、工夫があると教えてくれる本に出会えて感謝。
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はりねずみのツンタが、新しく住みはじめたブランケット村で出会う生きものたちに、ぴったりのノートを作ってあげるお話。
相手のことを思い浮かべながら「どんなノートにしようかなあ」と考えるツンタを見ると、やさしい気持ちになれる。手作業で罫線を書き、表紙を作り、紙を綴じ、素敵なノートに仕上げていく様子にはうっとりする。
優しく温かい色合いの絵はお話にぴったり。うさぎのトトンに作ってあげるノートとこの本の装丁が同じことも密かな楽しさ。
2、3年生くらいの子に勧めたい本。
「ツンタくん、なやむことはない。人生は、にょろにょろじゃからの」P50
「表紙に、コーヒー豆のふくろみたいな、麻の布をはりました。やなぎの枝にひっかけるひもをつけて、しおりのリボンには、えんぴつもむすびつけました。」P54
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ハリネズミが色んな動物のためにノートを作る話し。
色んな動物が使いやすいように工夫してノートを作っているところが、面白かった。例えば、紙のかたちを工夫したり、何度もやり直したりするところが面白かった。
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ななもりさちこさんの童話絵本ですね。
ななもりさちこさん(東京生まれ)イラストレーター、絵本作家、童話作家。
絵は、たかおゆうこさん(東京生まれ)絵本作家、挿絵画家。
はりねずみのツンタは、町のカフェで、はたらこうとしましたが、さわぎをおこして、やめました。
そこへ、ブランケット村のひいじいさんから、手紙がとどきました。一週間おばあさんと南の島にでかけるので、るすばんをたのまれます。
ブランケット村の茶色やしきに、ついて、ツンタはそうじを始めます。ツンタはきれい好きなのです。
ツンタが、キッチンをかたづけていると、トトン トン! トトン トン!
「だれだろう?」 ツンタが、そっとドアをあけると、はい色のうさぎがたっていました。
「ぼくはトトン! 青バラ屋のトトンさ!」
おとなりの家の、うさぎさんです。
トトンは、ツンタをごしょうたいします。
トトンの家で、いろいろお世話になったツンタは、おれいをしたくなりました。そこで、あわてんぼうのトトンのために、ノートをつくる事にしました。
こうして、ツンタのブランケット村の村の生活が始まります。物語は、ツンタが村の住人と楽しく仲良くなっていくお話です。
臆病で引っ込み思案のツンタが、村の仲間と接するうちに、自分の才能に目覚め、成長していく姿が意地らしいですね。
たかおゆうこさんの絵も、柔らかく綺麗な配色で、ユーモアに満ちて、物語を彩ります。
とても、読んでいて気持ちがほんわりする童話でした。
(この本は、メメさんの本棚で見つけました。
メメさん、心がやさしくまったりする物語でした。ありがとうございます(=^ェ^=))
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はりねずみのツンタが、丁寧で優しく他の生き物たちと接する事で、仲間を作り、自分に自信をつけていくお話。心温まるお話です。相手の良いところを受け止め、感謝の気持ちを持っているツンタ。ツンタの優しく素直な考え方や言動が、相手に伝わり、また自分に返ってくる、そんな心温まるお話。相手のことを思い、相手に合わせたおくりものを作るところが、とても良いです。多少長いけれど、子ども(小2)も自分で読んでいました。読み聞かせるには少し長めです。巻末にノートの作り方が書いてあり、読み終わった後、子どもと作りほっこりしました。
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恥ずかしがり屋なハリネズミのツンタが主人公のお話。
バイトを始めたけど、恥ずかしくて上手くできなくて辞めちゃって、そんなところに、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんから、留守番を1週間頼むっていう手紙が届く、ってところから話が始まるん。
向き不向き、得意不得意は誰にでもあって、自分の長所を活かしつつ、短所とも折り合いつけていく、みたいな印象、かな?かな?
その長所ってのが、タイトルにもあるノート作りなんだけど、センスありすぎて普通に羨ましすぎるんだが?(´・ω・`)?ってなってたw
最後のページに、かんたんミニノートを作ろう!ってページもあって、素敵な絵本だったんよฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ