青木邦子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2012年NHK大河ドラマ『平清盛』の
公式ノベライズ本の第一弾。
人物の描写が、非常に繊細で秀逸。清盛はもちろん、三上博司さんの鳥羽上皇など各人の葛藤や苦悩が良く伝わってきます。映像で早く観たくなります。
今までに無い新しい『清盛』像を感じられる作品になりそう。
個人的には、中井貴一さんの忠盛のゴッドファーザーぶり、伊東四朗さんの白河院の不気味ぶり、加藤浩次さんの兎丸の海賊ぶりも今から楽しみだ。
■印象に残る部分を以下抜粋
第一章P18
『子どもが遊ぶときは、時のたつのも忘れて、目の前のことに無心になりまする。生きるとは、ほんとはそういうことにござりましょう。うれしいとき、楽しいとき。また、つらいとき、苦しいときさえも。子どもが遊ぶみたたいに夢中になって生きたい。』
舞子が忠盛にかけた言葉で、悩める忠盛の心のひだに触れ、二人の気持ちが近づくきっかけになった感慨深いシーン。
第一章P26
『おのれにとって生きるとはいかなることか。それを見つけたとき、心の軸ができる。心の軸が体を支え、体の軸が心を支えるのだ。』
忠盛が船上でよろけるまだ幼い清盛にむけて諭した言葉。自分の目標を見つける事、ぶれない心、そして心技体の重要性を説いたシーン。
■映像で観たいシーン
第六章 『西海の海賊王』
パイレーツオブカリビアンを彷彿させるだろう船上の戦闘シーン。加藤浩次演じる海賊頭領の兎丸の演技ビジュアルに注目。
第十章 『義清散る』
京随一のもののふと呼ばれた佐藤義清が乱世の舞台に立つことなく、出家し、世捨て人となるシーン。藤木直人演じる義清が自ら切った断髪の乱れと、そこに舞い散る桜の花びらのコントラストが、はかなくも美しく感じさせるだろう映像が楽しみ。 -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
ドラマ「龍馬伝」全4部のうちの第1部。(1話~13話)
【まとめ】
1.憎しみからは何も生まない
2.自分が何を成し遂げる?この世に生まれたからには己の命を使い切らないといけない
3.己を磨き、高めよう気持ちを忘れては、生きておる値打ちはない
【感想】
大好きで、己の人生のバイブルでもある「龍馬伝」!!
台詞を何回も聞いてメモったり、携帯のムービーで撮影して見返したり・・・
愛しすぎて頭がおかしくなるくらいだったこの作品。
なんと、ライトノベルがあるではないか!!
そりゃあ4冊全部即購入ですよ、テンションMAXですよ。
ただ、読んでみるとただのドラマの台本っていう感じだった。
(若干ドラマにないシーンも付け足されているが。)
ほとんどドラマと同じ台詞のみで、背景や状況が書かれている文章に欠けている。
こんなもの小説ではない。ドラマを補助するリマインダーに過ぎない。
やっぱり、出演している俳優の演技力とか熱量、またあの最強のサントラ達があってこその「龍馬伝」なのだろう。
書き写しなのは仕方ないが、文章力とか小説(ライトノベルだが)としての能力は著しく低い!!
ただ、幸いにも今年9月末から同ドラマを再度見ているので(6回目)、そのドラマで見たシーンを胸に思い浮かべるツールとしては役に立っている。
好きな台詞もしっかりと【引用】に書けるしね♪
胸が熱くなるわ。
本としては駄作だが、ドラマの内容が神だから星は3つで!
【引用】
第1章「上士と下士」
p42
龍馬「母上は、上士を動かしたがじゃ!」
龍馬「この土佐は、下士が上士に虐げられちゅうこの国は、もう変わらんとみんなぁ言うけんど、わしはそうは思わん!」
「母上が上士を変えたがじゃき、土佐もいうかは変わる日が来るかもしれん!」
弥太郎「どうやったら下士も上士ものうなるがじゃ!」
龍馬「それがわからん!毎日毎日考えゆうけんど、はぁわからん!わかっちゅうがは、喧嘩じゃ変えられんゆうことぜよ!」
「憎しみからは、何も生まれん…」
龍馬は遠い目のままつぶやいた。
第2話「大器晩成?」
p60
日根野道場 弁治
「龍馬がどういう人物か。剣術の腕はもはや相当なもんです。龍馬は強い。強いけんど…」
「足りん。足りんけんど…大きい。大きいけんど…」
「わからん。」
「あれは一体どういう人間でしょうなぁ。わかっちゅうがは、私がこれまでに見てきた大勢の弟子の中に、龍馬のような男は一人もおらんゆうことです。」
p66
「父上!私を江戸に行かせてつかあさい!
こたびのことで、骨身にしみてわかりました…私は人に助けてもろうて生きちゅう!
今のままではいかんち、一人で生きてみたいがです!この土佐を出て、広い世の中を見てみたいがです!
自分が成し遂げるものとは何ながか、いまさがさんと、私は一生見つけられませんき。
お願い致します、父上!」
第7話「遥かなるヌーヨーカ」
p168
坂本八平
「龍馬、わしに構うな。おまんは剣を振り、本を読み。侍が、己を磨き、高めよう気持ちを忘れては、生きておる値打ちはないぜよ。」
「この世に生まれたからには、己の命を使い切らんといかん。使い切って…生涯を終えるがじゃ。人にはみな寿命がある。それを受け入れんといかん。」
第10話「加尾の覚悟」
龍馬「…わしは加尾と夫婦の約束をしたがです。加尾を京にやるわけにはいかんぜよ。」
武市「それが侍の吐く言葉かッ!」
龍馬「わしは長いものに巻かれるような生き方はしとうないき!世の中がどうなろうが、大事なものは命を賭けても守る。わしはこの剣にそう誓うたがです!」
第11話「土佐沸騰」
龍馬「わしは、自分が甘かったことがよう分かりました。
周りがどれだけ騒がしゅうても、わしにはわしの生き方があると思うちょったけんど…
やっぱり世の中と関わりのう生きていくがは無理ですのぉ。
それやったら…自分から世の中に飛び込んで行くしかないがぜよ。」