矢口高雄のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 野性伝説 羆風/飴色角と三本指

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    1000ページ超えのボリュームたっぷりです。
    対等に描かれていて、読み進めるにつれて
    人と動物の共存とは、何かということを考えるきっかけになりました。

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    2023年12月25日
  • ヤマケイ文庫 矢口高雄釣りマンガ傑作集 岩魚の帰る日 釣りバカたち【山釣り編】

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    矢口高雄『岩魚の帰る日 釣りバカたち【山釣り編】』ヤマケイ文庫。

    矢口高雄の『釣りバカたち』から山釣り編12編と『岩魚の帰る日』を収録した合本文庫。

    釣りの面白さと共に自然の厳しさと不思議、そしてその中に濃厚な人間ドラマを描いた矢口高雄の傑作の数々が楽しめる。

    個人的には『移し岩魚』『枯尾花』『チライ・アパッポ』の3作が特に良かった。

    『抱返り』『移し岩魚』『バチヘビ奇談』『カジカの卵塊』『毛バリの元祖』『Yのイニシャル』『S川の大ヤマメ』『イワナ酒』『枯尾花』『いろはトンボ』『いさご虫』『チライ・アパッポ』『岩魚の帰る日』の13編を収録。

    定価1,320円
    ★★★★

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    2023年11月25日
  • ヤマケイ文庫 野性伝説 羆風/飴色角と三本指

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    六線沢への羆襲来。記録小説「羆嵐」に描かれた事件を今度はコミックで読む。絵になっている故、イメージは固定化はされてしまうが、想像はつきやすい。住民主観での物語の展開。創作部分の多さを感じるが、実感は持ちやすい。羆を擬人化しての思考描写。動物の感情理解は容易くない。当たらずとも、考えるきっかけにはなる。被害の悲しみ。自然に罪を被せても更生することはない。憎んでも報われることはない。そういうものだと知識をつける。学ぶことが共生につながる。羚羊対密猟者がテーマの作品がもう一遍収録。無駄な戦い。結末は虚しい。

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    2023年09月02日
  • シロベ(1)

    購入済み

    動物の描き方が上手い

    絵が上手いとは思っていたけど、動物を描かせてもここまですごいとは思わなかった。人間の猟師の生活もとても丁寧に描いているし、いやあ面白かった。

    #タメになる #カッコいい

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    2023年06月02日
  • おらが村(1)

    購入済み

    半世紀前の作品だが

    今から半世紀も前の作品だが、未だにみずみずしさ 魅力を失っていない。まず水墨画を思わせる雪深い山村の風景描写が素晴らしい。人物描写は風景描写のタッチとは全く異なっていてかっちりとした時代を思わせるタッチであるが、背景の風景との好対照を描き出している。移り変わる四季の日常描写を主体としたスナップ写真のようなストーリーもなかなかである。

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    2023年05月03日
  • おらが村(1)

    CAT

    ネタバレ 購入済み

    矢口高雄版「遠野物語」のような雰囲気。
    東北の田舎の暮らしぶり、迷信さわぎ…
    今こんな緻密さで描ける作家がいるだろうか。

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    2023年04月23日
  • ヤマケイ文庫 野性伝説 羆風/飴色角と三本指

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    【きっかけ・目的】
    作画が、矢口高雄先生だったから。
    羆嵐の実在の話については、何も知らずに読んだ。

    【感想】
    大正期の北海道の開拓時代に起きた羆による開拓集落を襲う惨劇を題材とした物語。

    劇画調としているが実話がベースとあってとてつもなく迫力がある。

    同時に構成力が非常に良く、時系列に羆が人を襲っていく過程がわかりかつ、襲い方もリアルに描かれていて読んでいて本当に辛くなった。

    【終わりに】
    矢口高雄先生の本をもっと読みたくなった。
    釣りキチ三平だけではなかったのだ。

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    2023年01月23日
  • 新・おらが村(1)

    購入済み

    農業の問題は難しい

    農家が低収入というのはなかなか難しい問題ですね。なかなか付加価値を着けるのは難しいし、真似をしやすいものであればすぐ競合するところも出てくるし。成功するところってなかなかないんですよね。

    #アツい #深い #タメになる

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    2022年12月05日
  • 釣りキチ三平(3)

    購入済み

    久々にこの時代のマンガを読んだので、なんだかさみしいような、それでいて幸福な気持ちになりました。おすすめです。

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    2022年06月16日
  • 釣りキチ三平(2)

    購入済み

    この作品を読むと、なるほど、確かに釣りってロマンの塊だなぁと思います。あの釣れた時の快感何にも代えがたいですよね。

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    2022年06月16日
  • 釣りキチ三平(1)

    購入済み

    初めて読みましたが、昔釣りをしたときの思い出がよみがえってきて、とても良かったです。続きも読みたい!

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    2022年06月16日
  • マタギ(2)

    購入済み

    自然が美しい

    子供のころ読んで、また読みたくなって読んだ。
    古い作品なので、人物の表現方法や、女性の描き方が古臭いところはあるが、とにかく自然の美しい描き方には、相変わらず引き込まれてしまう。
    マタギの話ではあるが、狩られる方の動物の表現も素晴らしく、読み応えのある作品だと思う。

    #タメになる #癒やされる

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    2022年01月03日
  • 釣りキチ三平(58)

    匿名

    購入済み

    最近テレビでアカメを見たので、小学生の時に読んだ釣りキチ三平が気になり、購入して読んだけど当時ほどの感動は無かった。でも矢口漫画の景色や描写は今見ても色褪せないですね。

    #怖い #感動する

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    2021年10月08日
  • ヤマケイ文庫 野性伝説 羆風/飴色角と三本指

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    事実に基づいた内容で、
    ドキドキしながら読みましたが、
    羆(ヒグマ)が人間を襲う描写は、
    かなり凄惨で、
    読み返すのは私には厳しい。

    もう一つ話が付いていて、
    カモシカと密猟者の話。
    この話も面白かったです。

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    2021年03月16日
  • ヤマケイ文庫 おらが村

    購入済み

    この昭和のかほり

    矢口高雄さんが亡くなられる直前にマタギを読みました。この独特の世界観に興味を持ち、あらすじから自分好みのこの作品を購入してみました。発表は70年代ですが、矢口さんの若い頃の時代がモチーフなのですね。あの頃の昭和中期の田舎の喜びと苦しみが感じられ、スピンオフ作品や続編も読みたくなりました。

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    2020年12月31日
  • ヤマケイ文庫 おらが村

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    日常の中で見逃してしまうかもしれないこと、一人一人の心の中でしか分からないこと、人生とは幸福とは何かを考え直せるように思う。

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    2020年10月03日
  • 激濤(4)

    購入済み

    日本海中部地震…

    …というのが、この作品で描かれている地震の正式名称だが、「秋田県沖地震」でも検索に引っ掛かる。
    東日本大震災の津波被害とリアルタイム映像を見てしまった後では、規模の違いはあるが、心に響くものがある。特に、作者が秋田県内陸部出身で、津波というものに全く予備知識が無かったらしいのが、逆に同様な読者に発表当時、響いただろう事は、容易に想像出来る。
    特に大袈裟な描写は無い。だから、良かった。

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    2020年08月20日
  • 激濤(1)

    ネタバレ 購入済み

    秋田沖地震が題材だが…

    読んでみて、日本海での津波被害は歴史的に珍しいだけに、多くの油断があったのだな、と気付かされる。著者が秋田県の内陸部の出身だけに、この「油断」の表現が逆に迫力があるのだ。
    これは、全巻読み通さねばなるまい。

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    2020年07月24日
  • ヤマケイ文庫 マタギ

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    (01)
    残酷さがある.残酷はしかし,動物たちの世界に置かれたとき,とりわけマタギが駆け巡る山の哺乳類たちの生殺の関係に置かれたとき,やや残酷味は薄まる.
    殺すのも当然,殺されるのも当然,突然死んでしまう偶然もどこか必然となるような山に向かってマタギは生きている.村人たちの日常をよそに,マタギたちは非日常を生きてるかのようでもある.地形に起伏があり,気象や植生も激しく迫るような場所を獲物を求め,さまよい,歩き,走る姿は,それだけでファンタジー(*02)でもある.
    山の麓の村には電気もガスも水道も見当たらない.本書に収録された漫画が雑誌に連載されたのは1975年前後であったが,その頃の読者にして

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    2020年06月11日
  • バーサス魚紳さん!(1)

    購入済み

    なんだか懐かしい。

    釣りキチ三平は自分が小学校1年生の時の漫画でした。
    漫画見て、自分もやりたくてつり竿握った記憶があります。
    ただ、魚紳さんの目が釣り針で見えなくなった場面がなんとも幼心にトラウマになって
    とうとう針が怖くてやめてしまった記憶が・・・・。
    あっ!!!漫画は面白いですよ。懐かしくて・・・。VSっていうのがいいです。

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    2020年03月28日