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死者7名、負傷者3名を出した、日本史上最悪の獣害事件「三毛別熊害事件」を動物文学の雄、戸川幸夫が綿密に取材し小説化。
その物語を『釣りキチ三平』『マタギ』などで広く知られる矢口高雄がマンガとしてダイナミックに描き出す!
人間対羆、大自然のなかで繰り広げられる生命をかけた激闘!
矢口マンガの緻密な作画によって、ジョーズより怖い羆の襲撃場面がここに蘇ります。
豪華カップリングとして、老獪なカモシカと老マタギの一騎打ちを描いた『飴色角と三本指』も同時収録!
千ページを超える圧巻の大ボリューム! 『羆撃ち』久保俊治氏による解説。
Posted by ブクログ 2018年06月24日
日本史上最悪の獣害である「三毛別羆事件」。これを知ったのは、「百姓貴族」の検索すんなだったかなぁ。
で、検索してみて悲惨さに戦慄。文章だけのウィキペディアでさえ、そうだったのに漫画として読むとさらに。
恐怖と悲劇な事件。犠牲者の方々の冥福と共に、同じ事件を起こしてはいけないと強く思います。その一念で...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月02日
六線沢への羆襲来。記録小説「羆嵐」に描かれた事件を今度はコミックで読む。絵になっている故、イメージは固定化はされてしまうが、想像はつきやすい。住民主観での物語の展開。創作部分の多さを感じるが、実感は持ちやすい。羆を擬人化しての思考描写。動物の感情理解は容易くない。当たらずとも、考えるきっかけにはなる...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月23日
【きっかけ・目的】
作画が、矢口高雄先生だったから。
羆嵐の実在の話については、何も知らずに読んだ。
【感想】
大正期の北海道の開拓時代に起きた羆による開拓集落を襲う惨劇を題材とした物語。
劇画調としているが実話がベースとあってとてつもなく迫力がある。
同時に構成力が非常に良く、時系列に羆が人...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月27日
吉村昭の「羆嵐(くまあらし)」を読んでいたので、同じ事件を扱った矢口高雄の漫画を読んでみた。この漫画の原作は戸川幸夫の「羆風(ひぐまかぜ)」で、「羆嵐」と「羆風」は同じ三毛別羆事件を取り扱っている。紛らわしいですね。
「羆嵐」よりもこちらの方が史実っぽいなあと思ったら、矢口高雄本人がさらに追加取材を...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月31日
本来、人間は自然の一部である。
自然というフィールドにおいて、人間と他の動物とは対等であるべきなのだ。
大正四年十二月、三毛別羆事件として知られるこの事件は、二日で六名の死者を出す被害となった。
開拓民の村を羆が襲い、女子供を食べては、何度も現れる。
どこから羆が襲ってくるのか、村は恐怖...続きを読む
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