「わざとか?」と思うほど絵が雑だが、全体的な内容は絶好調。汚い字で書かれた吹き出し外のセリフ、擬音、説明なんかがかなり研ぎ澄まされている感じ。
相変わらず、むき出しの京都弁や地元民しか分からないようなローカル要素もちりばめてあり、いいなと。
人間関係の軋轢が前面に出た前巻に比べ、いくつか不穏な要素
...続きを読むを抱えつつも、本巻は雅・比嘉・京の平常運転の楽しい柔道部・学園生活の印象が強い。特に休日に雅に連れられて比嘉がジムに行く話がよかったな。
雅が自分の完璧性について自己言及する件があり、この作者はどこまでキャラクターを掘り下げるつもりなんだろうと、軽くゾッとした。