あらすじ
主人公・辰木桂(たつきかつら)が暮らす神戸の街を、彼女の家族や大学の友人との人間関係を通して描いた“神戸体験紹介記”漫画。第1話【友達のことと地震のこと。】ほか第1話から第8話までを収録。――読めばきっと神戸に住みたくなるはず!?
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Posted by ブクログ
東京から親の転勤で神戸に引っ越した美大生の話。
神戸に集まる様々な人たちの言葉、食べ物、風習、歴史などの文化の違いを丁寧に描いている。
全10巻
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こんな学生生活もしたかった。
大学中退だしなあ。あんま学校に行かなかったし。
芸術学部?の女子大生の話だが、神戸の震災の話とかもありなかなか勉強になった。
Posted by ブクログ
うわぁ。登録していなかったなんて…!
(登録していなかった自分に衝撃を受ける)
全10巻。
東京から、大学進学と共に神戸へ引っ越したごく普通の女の子が大学を卒業するまでの4年間の暮らしを日記のように綴るお話。
序盤は、主人公が神戸の暮らしになじむのを一緒に辿るような神戸ガイドっぽい雰囲気。観光名所もちらほら出る。
それから、学生生活で仲良くなった友達との交流。
しかしそのうち、主人公は、神戸の「住人」になっていく。
普段は何気ない日常に隠されている阪神淡路大震災の傷跡が目に見えるようになったり、マイノリティの人たちとの交流もはじまって。
枠線も影も、すべてフリーハンド(スクリーントーン不使用)の技巧派。
絵の描きこみもさることながら、ストーリーもとても深く重い。
だけれど、とても良い漫画だと思う。
Posted by ブクログ
震災後に父の転勤で神戸に引っ越してきた地味めな女子大生・桂の日常を淡々と綴ったマンガ。
・・・と書くと退屈そうに見えますが、私にとってはずっと手元に置いておいて、折々で読み返したくなる作品です。
3巻で、主人公の友人の目を通した阪神大震災が描かれています。
ほかのエピソードと同様の静かなタッチで、大げさな表現は一切ないけれど、それ故深く伝わるものがあります。
今だからこそ多くの人に読んでほしいと思います。
人にやさしく・・・というか、人とのつながりを一層大事に思えるマンガです。
Posted by ブクログ
全10巻。漫画ではあるが、漫画と小説の中間の様な、文字列の多い少し変わった本。肝心のストーリーはもとより、間のとり方、空気、画、その他全てが自分の好みに合致。好きです。
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神戸を舞台とした漫画です。この本を片手に神戸の町を散策するのも楽しいかもしれません。ゆったりと流れる時間、穏やかな生活、ささやかな事件など、独特の世界観がある大好きな漫画です。時々現実にない建物もでてくるのでご注意を。
派手な演出や展開はない、エッセイ調のまさに「体験記」。
淡々と日常を描いているようで、個人個人の人生には小説よりも奇なるドラマが隠されていて
漫画ということを忘れるようなリアルさがある。
神戸行ってみたいな…
Posted by ブクログ
もう少し重たい話かと思ってたんだけど、バランス取れてて読みやすかった。
人気があるのは頷けるな。これは最終巻まで買う候補だ。
神戸でゆっくりと流れていく時間と共に、キャラクター達が成長していく物語、かな?
Posted by ブクログ
本当に「日常」という世界観・空気観が良い。背景というよりもスケッチのような神戸の風景も懐かしい感じがします。
震災や在日、ハンディキャップなど重いテーマもありますが、全体的にはのんびりした雰囲気のお話です。
Posted by ブクログ
神戸に住む大学生・辰木桂の日常生活。
阪神大震災・在日韓国中国人のアイデンティティー・障害者といったちょっと重めの話から、学園祭・コンパ・恋話など学生らしい楽しい話まで。
神戸の街をゆっくり散歩してみたくなる。
全10巻
Posted by ブクログ
神戸出身の舞台美術家・妹尾河童さんは神戸人気質を「オッチョコチョイでいい加減なところがある」と書いた。
震災後東京から神戸に引っ越してきた主人公が見た神戸。
この巻だけちょっと絵が…
表紙は三宮マルイの前からそごう側を見たところ
Posted by ブクログ
美術科の学生・辰木桂が神戸の街で経験する日常を、日記を読んでいるように味わえる作品。アフタヌーン連載。
作者の体験記なん?と疑ってしまうリアルさ、淡々としながらもとてもカラフルな日常、マンガとしてはとても斬新です。
日記サイトでも見てる感覚でぜひ。
Posted by ブクログ
「神戸」という土地にフォーカスをあてた一作。美大に通う主人公と、それを取り巻く人々。とりたてて大事件のない日常を魅力的に描くのが上手い。コマとコマの間にモノローグを挟む手法が小説的。トーンを全く使わない絵も、どことなく情感がある。
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既刊は全部あり。
神戸の大学に通う女の子、辰木桂が主人公のエッセイ調漫画。
彼女と、彼女を取り巻く友人や知り合い、家族の様子が神戸を舞台に丁寧に描かれている。
漫画の中で使われる言葉が一つ一つ慎重に選ばれていて、時々ぞくっとするほど綺麗な文章に出会う。
独特の構成とトーンを使わない絵柄がゆったりとした空気に合っていて、一つ一つの事柄にふと懐かしさを感じる。
全体的にほのぼのとした日常的なお話が多いのだが
時々差し入れられる「震災」や「別れ」「死」のエピソードなどが
淡々と語られるだけにより強く残酷に心に響く。
インパクトは無いが、一度読むと手放せなくなる、何度も読み返したくなる。
そんな不思議な漫画である。
Posted by ブクログ
とにかく「優しい」まんがなのです。
主人公の桂の素朴な魅力・大学の仲間たちや神戸の町で知り合った人々とのふれあい?全てが優しく、また、泣かせる話がうまいのです。
Posted by ブクログ
わが青春の神戸。ここ東京からは500キロ以上離れているけど、ページをめくるたびに大好きなあの街が蘇ってくる。99年というかなり昔に描かれた漫画だけど、95年の阪神大震災がやっぱり一つのテーマになっていて、主人公と同じように、その記憶を共有していないが故にどんなに神戸が好きで神戸に染まっても神戸の人にはなりきれないのだというやり場のない感覚を思い出した。神戸の人にとって1995年1月17日は特別であり、皆口を揃えて言う。「震災の前、震災の後」と。
Posted by ブクログ
「神戸在住」の1巻。2巻以降の素晴らしさと比較するとまだちょっと絵柄も物語もイマイチ気味。もしこれからこのシリーズをお読みになる方は、これを飛ばして2巻からお読みになることをおススメします(僕がそうでした。全然ついていけます)。ぜひ2巻から。
Posted by ブクログ
巻を追うごとに、
最初の風合いが薄れ、
最初の風合いを好んでいた者にとっては、
その変化はいたたまれないものですが、
これはなんだか、
どんどんおもしろくなっていく。
世界中がこんなならいいのに