英田サキのレビュー一覧
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年の離れた弟、ミツルと暮らす為に大学を中退してアルバイトと好きな絵のホームページを管理していた旭の元へ、絵のオファーが来る。
それは著名な作家渋澤からの名指しで考えられない幸運だった。
出版社からのメールに驚いたものの、6歳のミツルはある事件から口をきく事が出来なくなり外出出来ない為家での打ち合わせとなった。
ひょんな事からそのままミツルとともに渋澤邸へ行く事になった日から渋澤との関係が始まる。
美男子渋澤氏のユーモラスで知的な存在や屋敷に暮らす妖しい美貌の占い師薫、渋澤の従兄弟で大学生の道朗(バンドマンで女性にだらしないハンサム)そして執事の宇喜多さん。
個性派が暮らす渋澤邸にはなんと幽霊も -
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シリーズ第1作。さすがストーリーテラーだなーと溜息です。ミステリー仕立ての物語に魅了されたまま、あっという間に最後まで読んでしまいました。
ベストセラー作家の渋澤と彼からイラストレーターとして仕事を依頼された旭の出会いから始まる話は、ミステリーながらオカルトちっくなところもあって、興味が尽きません。
登場人物が全員魅力的なのがポイントです。
何といっても、旭がとても等身大で親近感を感じるキャラなのです。彼の感情がごく自然で、喜びも苦しみもすんなり受け入れることができました。しかし、旭は悲惨な事件で母を失い、そのショックから普通の生活ができなくなってしまった弟のミツルを抱え、バイトで日銭を稼い -
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ミツルの存在がなんとなくダブル・バインドの祥を思い出しました。焼きまし、とは思わないんですが、キーパーソンに子供を持ってくるのが続くとあれ?っとなりました。
それを打ち消すぐらい個性的なキャラクターの会話劇が面白かったです。
酔っ払った旭はとても可愛かったですが、会話に自慢を挟んでくる渋澤とそれにきちんと気づく旭のやり取りが面白いなと思いました。
これからきっと、占い通り旭は恋に落ちて苦しむことになるんでしょうが、苦しみながら関係がどう変わるのかが楽しみです。また、母親を殺した犯人は誰なのか?まだきっかけがないものの、いずれ核心に迫っていくのかなと思うので、今回同様な解決に至るのかどうかが -
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葉鳥と祥が拉致されて殺人犯が意外な人物だったり、祥の過去の凄惨さが分かったり、内容はすこぶる重かったのですが皆解決への道を辿れて安堵しました。
かなり濃い内容の一冊です、この作品。
祥の背負っていた過去が表に出た事で消化されて、祥が重荷から開放されてゆく時、乗り越える壁は高いけれど超えた時にやっと本当の自分になれて受け入れられる事が素晴らしいと思いました。現実を受け入れられる事が障害からも解き放たれる時なのでしょうね。
上条と瀬名のやり取りも、切ない中に可笑しさがあってとても良かった。
先月終了した某人気アニメの虎と兎の台詞みたいだと思ったのは私だけでしょうか(笑)
毎回発売を楽しみにしていた -
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ついに最終巻です。長い物語が終わってしまった一抹の寂寥感と、ままならないと嘆く人生も皆最後は自分自身で決着をつけるものなのだと思いしらされたことで、深く溜息。
BLでありながら、クライムサスペンスとしても読み応えがありました。二度美味しいってやつです。事件にも登場人物にも上辺だけでは読み取ることのできない深淵な闇があって、単純ではないストーリー展開に魅了されました。
犯人探しに関しては、多分皆さんと同様に見当がついていたけど、またその向こう側にいろいろヒネリがきいていてスリリングで面白い展開だったと思います。格闘場面もかなりの迫力。昔とった杵柄ですね。
そして、葉鳥の生死も気にかかるところ -
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まず、カラーイラストの海辺を歩く二人に感激。これだけで幸せになりました。そして、ディックの本名が出ないまま終わったことに叫びました。あとがきにも書かれていない!!ショックでした・・・。
ロブの申し出ににぐらつきつつ、ディックを愛し、ロブを大事に想うユウトが好きです。ユウトがコルブスに攫われた所は胸が苦しくなりました。コルブスのユウトへの執着。追っ手から逃げるとき、ユウトを助けたり刑務所での生活を懐かしむ姿。最後にはディックを助けて死ぬなんて、やりきれない。コルブスという人物がはっきりと見え始めた所だったので辛いです。ユウトの「ネイサン、お休み。もうゆっくり眠っていいんだ」は印象的。
そのまま二 -
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待ちに待った3巻目。複雑に絡み合う糸が段々解けていきます。
じれったい恋模様も、上條×瀬名cpには進展があっていい方向に進みそう。しかし、瀬名のツンデレは一筋縄じゃいきませんね。めちゃくちゃ振り回されて、挙句の果てに犬並みの調教をされている上條は、一体…
上條がいい味出しています。一見瀬名に流されているかもですが、前向き思考で男らしくて、包容力があります。上條のおかげで瀬名はとても救われている気がします。
二人の掛け合いが楽しすぎ。緊張感漂う重苦しい雰囲気が、この二人の会話で一気に払拭されるのは見もの。
よし、ホモになろう!って、前向きな上條が最高です。
高校時代は頼もしい先輩と、はかなげな美