島田潤一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
枝葉を広げた大きな木の下で
深呼吸した心地がした
言葉という深呼吸…
島田潤一郎さんの優しい言葉が
心に彩りを添えてくれる
多くの言葉をかけてもらうよりも
たった1行の何気ない言葉から
救われることがある!!
1行に込める言葉に とてつもない価値を感じる!!
小説の冒頭の1行目だったり
主人公のセリフだったり
本の中で出会った人や言葉に
今の自分の心情と重ね
じっくりとその言葉に想いを馳せることで
また心が繋がっていく…
私も本を読めば読むほど
個人的だった世界から 大きな世界へ
読書の幅が広がっていくところが好きだな…♡
タイトルがとにかく素敵…
私はほ -
Posted by ブクログ
著者の本に対する思いが伝わってくる一冊。
親戚たちが大勢暮らす高知を故郷のように思い、好きなのがよくわかる。
素直で丁寧な優しい文章である。
第一章 高知から本を思う
第二章 本との出会い
第三章 子どもと本
第四丈 本から得られること
項目ごとにわかりやすく読みやすい。
どれも著者自身の生活や心情を上手く絡めて、思い入れの本を紹介している。
本との出会いのなかでも触れていたが、私にも家には「積ん読」があり、(著者の千冊近くには、比べるまでもない20数冊ほどだが)それらがいつでも「読み時」を待っている。
確かに次はこれを…と思っていた矢先に、いま読んでいる本に影響されて、まったく違う本 -
Posted by ブクログ
ひとり出版社「夏葉社」の島田潤一郎さんの育児日記。とても綺麗で優しい文章だった。
-ときどに、どうしてこんなに「か弱い」生き物が、ちゃんと生存しているのか、不思議に思えて仕方なかった。ご飯をひとりで食べられないし、自分で食べ物を用意することもできない。排泄物も処理できないし、ひとりで眠ることすらできない。できるのは、大きな声で泣くことだけ。
-この世の終わりといわんばかりに、耳をつんざくような甲高い声でぼくたちに不安を伝える。
-我が子を幼く、小さく思うのは、思いがけず、遠くに息子の姿を発見したときだけだ。
そういえば、
人間が「究極にかわいい」と感じる条件に「死に近い」というのがあるらし