島田潤一郎のレビュー一覧

  • 電車のなかで本を読む

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    p67 「いまはコンピュータで検索すると、何でも答えが出てきて、インターネット書店で本を注文すると次の日には届きます。でも、ネット書店では買えない本がある。それは、自分が全く知らない本。ネットの検索では、自分が全く知らない概念を調べることはできません。でもそれは、本屋さんに行くと出会うことができたりするんですね」

    p78 書評集と銘打っていなくても、本にかんする文章がとても多い本もあります。そういう本を読むと、読みたい本が次から次へと増えて、ほんとうに困ります。

    p118 ふだんの友人や家族との会話だけでは消化できない、個人的な悩みや、抽象的な疑問。解消するのにとにかく時間がかかるたくさん

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    2024年09月15日
  • 電車のなかで本を読む

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    何の為に本を読む?
    きっとその答えはずっと探し続けるのだろうけど、その答えに近付く手助けをしてくれるであろう一冊。
    本に救いを求め、本から学び、本に癒される。
    歳を重ねるごとに感じ方も考え方も変わるけど、本は変わらずにずっとそこにあって、昔から今、今から未来に残っていくもの。
    本を読む時間、探す時間、眺める時間、どれも好きなんだよなぁ。
    著者の考え方に共感しっぱなしのうちに読破してしまう。

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    2024年09月07日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    知らぬ間に呑まれていた資本主義。
    日々の仕事で疑問を感じていたこと。
    そのことが間違いではないこと。
    また、それらを肯定してもらえた。
    気合い入れて前に出なくちゃ❗

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    2024年07月30日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    島田さんの真摯さからは、仕事に向き合う上で大切にしなければならないことを教えてもらえる。島田さんの仕事は一般的なサラリーマンのものとは異なるけど、その心は私の仕事にもあてはまることばかりだった。「本を読むことは、身の回りのことを改めて考えるということだ」という言葉に大きく頷く。わたしたちは本を読んでいる時ほど、自分に向き合っている。

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    2024年07月25日
  • 電車のなかで本を読む

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    私は本を読むのが好きだから、こういう本は好き。文章もあたたかく、どんどんと読める。読書で得られる気付きを深めさせてくれる。読書する経験を積み重ねていきたい、とまた思った。

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    2023年11月18日
  • 電車のなかで本を読む

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    すごくいい本だった。
    日記のように本を1冊紹介しつつも、島田さんの日常の中での考え方が綴られている。
    優しく温かい文章で。
    気持ちのいい1冊です。

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    2023年11月16日
  • 父と子の絆

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    私は島田さんの書く文章が大好きで関連書をよく読んでいる。この本からも、温かな父の目線や子への愛情、家族の考え方など飾らないが真っ直ぐな姿勢が見えてきた。子育てで苦労するパパママや家族の物語が好きな方におすすめな本です。

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    2023年08月29日
  • 父と子の絆

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    実に良かった。
    何度か泣きそうになった。
    育児にほとほと疲れている人にぜひ読んでほしい。
    きっと我が子との時間を大切しなきゃと思うはず…。
    育児に疲れ果てているのは自分だけじゃないんだと、ほっとするはず…。

    子どもとの何気ない日々の中で思う、心のうちを綴っただけなのに、心が温まり、そして元気ももらえた。

    時折読み返したくなる本であること間違いなし。
    手元に置いておきたい一冊。

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    2021年05月01日
  • 父と子の絆

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    子を思う気持ち。
    でも子育ては、それだけで語れるほどスマートでも格好よくもない。
    眠かったり、思うようにいかなかったり、イライラしたり。 それでも、どうしようもなく愛おしい我が子。
    とても良かった。

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    2020年12月25日
  • 父と子の絆

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    ぼくは、息子に、たくさん、「生まれてきてよかったね」と言いたいのだ。今日も、明日も、いいことあるね、と伝えたいのだ。

    2020/11/25 ★4.8

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    2020年11月25日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今でも大企業のサラリーマンだったらな、と思うことがあると著者は言うけど、サラリーマンたちは逆にだいぶ、相当うらやましいと思う。
    仕事だけでなく家族のことも愛して、表現して、実行している。

    庄野潤三、和田誠、皆川明、好きな人が出てきて嬉しかった。解説は津村記久子だし。
    惹かれて読むとこんなふうにつながってるから不思議。系統があるんだろうな。

    野球やサッカーの監督たちの言葉も心に残る。
    ・人から必要とされること
    ・勇敢になるか、非常に勇敢になるかの違い

    弱者の自分がまた救われた一冊

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    2025年10月23日
  • 電車のなかで本を読む

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     神戸の球場で息子と野球を見た翌日、三宮の街で息子がお勧めしてくれた本屋さん『1003』に立寄った。お店のカラーが色濃く出ている、新古書両方扱っている本屋さんで、家の蔵書とも数冊被っている。

     各々の家庭には各々の価値観があり、読む本にそれは反映されると思っている。この『1003』という書店を勧めてくれる息子は、我が家の価値観を共有してくれていると思うと、少しうれしい。

     タイトルの『電車の中で本を読む』は、僕と同世代であれば、まあ、まだいるだろう。私も電車に乗るときは本を読む派だ。本書は、電車の中で本を読む著者島田さんが勧めるエッセイ+ブックレビューだ。すべてのレビューに島田さんの優しさ

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    2025年09月06日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    自分は専ら電子書籍派でこちらの本も電子書籍で読んでいたため、作者の紙本への熱量を目の当たりにして少し申し訳なくなりました、、T_T

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    2025年08月12日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    ひとり出版社を起業した著者。
    本をつくると決めた経緯、仕事に対するひたむきな姿に感動する。
    一対一の手紙のような本をつくりたいという願いが印象深い。

    解説を読み自分が高校生の頃近くで黙って寄り添ってくれた友人を思い出し感傷に浸る。

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    2025年07月09日
  • 父と子の絆

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    じんわりした。
    お子さんへの想いが、とても真っ直ぐ
    書かれていた。
    自分が子どもの頃、
    沢山の願いに包まれていて
    守られていたんだな、と感じられた。

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    2025年06月29日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    夏葉社を2009年にたちあげた島田潤一郎さんは、今やエッセイストとして数冊の本も出している。

    出版というビジネスの新しいあり方を提唱する「起業家」としても、名前を知られるようになってきた。

    売れる本を作ってガツガツ稼ぐというのと対極にある、少部数でも良質で長持ちのする本を作る、という姿勢は立派である。

    そういう出版社は昔から細々と存在してきたが、島田さんのような若い世代(といってももう50代に近いが)がそうした精神を受け継いでくれているのは、本を愛する我々にとって大変に心強い。

    私にとっては、なんといっても『庄野潤三の本 山の上の家』が、一番好きな夏葉社の出版物だ。

    2019年の秋分

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    2025年05月25日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    一人で出版社を立ち上げた著者の人となりが垣間見えるようなエッセイだった。
    こういう人が作り出す本を大事にしていきたい。

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    2025年05月02日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    島田さんのエッセイをはじめてよんだ。1人出版社の大変さがひしひしと伝わるが本を通しての仕事の喜び、自分が喜ぶものを作る、ニッチな商品の粋なところが読んでて気持ちいい文章だった。

    従兄弟の別れから仕事を始める経緯など後書きにもあるけどすごい理路整然と理由や理屈が分かりやすかった。

    読んでいて優しい気持ちになれる、また本来の仕事の考え方や心意気を学べたエッセイだった。

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    2025年03月20日
  • 父と子の絆

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    文化系男子(年齢は中年に近くても)のなんとなくなよっとした優しい視点から子育ての大変さが書かれてるのってあまり読んだことなくて、すごく実感の湧く本。

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    2025年02月26日
  • 古くてあたらしい仕事(新潮文庫)

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    ネタバレ

     この本の親本に対して。

     声高ではない。とても穏やかだ。正直でもある。
     そして、何より、しずかな反骨心を感じる。
     雑にならない。心を込める。

     願わくば、一日も早く、新潮文庫に入って欲しい。
     少し薄めの一冊になるかもしれないけれど。

     無事入った。5年かかったけれども。散文詩のような雰囲気は変わらずに。

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    2025年01月30日