勝鹿北星のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
この男、タフにして心優しき敏腕探偵(オプ)。
伝説の知的サスペンス、完全版第7弾!!
考古学者としての就職口は相変わらず見つからず。
だが、探偵としての依頼は途切れることはない。
東西を隔てる壁が壊され、世界が激変した激動の20世紀終盤。
悲喜こもごもの人生と、キートンが遭遇する!!
ドラマあり、逃走劇あり、呪いあり、人情あり、歴史あり、推理あり、駆け引きあり。
7巻もさまざまなエッセンスが織り交ぜられていて、読むたびに驚きと興奮がある。
殺し屋との闘いは、キートンの知能がフルに発揮されて特におもしろい!
どんなピンチでも必ず何とかしてくれそうなヒーロー、それが平賀=キー -
Posted by ブクログ
凄腕オプとして命をかけ、考古学者として夢を追う!
胸躍る完全版第5弾!!
5巻では、キートンが今まで以上に世界を股にかけて大活躍!
SASの殺しのプロとの対決や、底なし沼での怪盗の移送、英国王室ノーフォーク公のイラク戦車兵からの護衛など、いずれもスリリングで手に汗握ること必至!
見事なハッタリで敵を欺いたり、砂漠で戦車相手に激闘を繰り広げたりと、知識と技術と体力を総動員して戦うキートンがめちゃくちゃかっこいい!
これぞ「マスター・キートン」の神髄だ!
落ちこぼれ大学講師のキートンが「英国最高の救出者(セイバー)」として命を賭けて戦う第9話から13話は特におもしろい!
この第5 -
Posted by ブクログ
元SAS(英国特殊空挺部隊)隊員にして、考古学者、さらには探偵でもある平賀=キートン・太一。
夢は大学に籍を置き、学究生活を送ること。現実は、保険機構ロイズの敏腕オプ。
優しき男キートンの、危険と挫折の日々。
完全版第4弾!
考古学、歴史学、神話に伝説、民族紛争、さらには物理学まで、およそあらゆるジャンルのテーマを題材にしていて、一話を書くのさえどれほどの勉強と取材が必要なのだろうかと感心させられる。
ナゾを瞬時に解き、雪崩の危険から村を救い、殺人者にも動じない強い心を持ちながら、自然の声に耳を澄ませる大らかさも併せ持ったキートン。
決してカッコよくはないけど、彼は確かにヒーロー -
Posted by ブクログ
ロイズの調査員(オプ)にして考古学者。
伝説の学術派ミステリー『マスターキートン完全版』第3巻。
平賀=キートン・太一……
父は日本有数の動物学者。母は英国上流階級出身の資産家。
オックスフォード在学中に結婚。一女をもうけるも、離婚。
自らのありあまる才能に気づかず、いまだ悩める日々が続く……
3巻の見どころは、キートンが誘拐交渉人として活躍するCHAPTER.2・3。
犯人の心理を冷静に分析し、身代金を下げさせ、人質の確保に成功!
そして、自分が救出した人質と会うことなく静かに去って行く…。
なんというカッコよさ!
CHAPTER.7での特殊戦闘犬との闘いもスリリン -
Posted by ブクログ
20世紀最高の学術サスペンス『マスターキートン完全版』第2巻!
オックスフォード大学でマスターの資格を取得するが、
学費が続かず断念。自分を鍛え直そうと入隊し、
エリート部隊に所属するも、戦いが性に合わず除隊。究極の
モラトリアム人間キートンが、深い洞察力と鋼の肉体で難事件を解決する!!
キートンの飽くなき探究心、SAS(英国特殊空挺部隊)で培った行動力、それらとは相反する子供っぽさ、冴えない風貌にもかかわらず時折見せる精悍な表情、すべてがとても魅力的!
歴史的事実に基づき世界を股に掛けて活躍するので、少し理解するのに難しいところもあるが、これほど学術的な興味をそそられる漫画は -
Posted by ブクログ
Master Keaton in English. I read the Japanese version long time ago, and this time, I read it in English. It was a little bit difficult, but I still enjoyed it. I love the story about professor Yuri Scot, who inspired Keaton in his young days. "Let's begin class. We have 15 minutes left!&q
-
Posted by ブクログ
むかし全巻揃えたのだが保管場所がなくなり、泣く泣く手放したシリーズ。さんざん迷った挙句、結局3度目の購入をした。
約10年ぶりの再読だが、やはり素晴らしい。「学術サスペンス」を標榜するだけあって、何度読んでも新しい発見があり、読むたびに知的好奇心を刺激される。ミステリとしてだけでなく人間ドラマとしても深みがあり、人生経験を積めば積むほど心に迫るものがある。浦沢直樹の作品では、私はやっぱりこれが一番好き。後世に残したい名作。
追記: 想像ですが、装丁に出版社の意気込みが感じられる気がします。一見、最初の版と同じ装丁に見えますが、よく見ると背景の黒地に特殊加工でアンティーク調の世界地図が印刷さ -
Posted by ブクログ
完全版第12巻、いよいよ最終巻になります。
余りなじみのないルーマニアを舞台に、ドナウ河まで。
- 君にこの風景を見せたい。
こんな風に思える景色とそして人がいるのは幸せなコトだと、思います。
そして、ユーリ先生のこの言葉には、
- 人間はどんな所でも学ぶことができる。
知りたいという心さえあれば……
いつも勇気づけられます、"学ぶ"ことは人の本質だと、そう思いたい。
最近、20年ぶりに「Reマスター」が連載されています。
第2話は見逃しましたが、1話を見る限りは、変わらずに楽しめそうでした。
コミックにまとまるのはいつか分かりませんが、楽しみに待ちた -
Posted by ブクログ
ネタバレ楽しかったです。キートンのいとこが出たり(しかもお金持ち)、日本にあった収容所を見に来た外国人の話があったり。
この巻は覚えている話が無かったんですよね。読んで無かったのかなあ…まあ随分昔ですしね、読んだの。
収容所の話は良かったです。苦しい思いと仲間が死んでいく辛い思い出しかなく、恨み憎んでいるのになぜ来たいと思ったのか。それがふと見上げた時に見えた満開の桜だったと気づいて涙ぐむのがですね…泣けまして。
日本の桜ってそういう意味ではやっぱり特別だよなと思います。桜に向ける感情も違いますしね。
どの話もおすすめ。
毎回毎回、ジンとくるお話が多くて癒されます。