イェイツのレビュー一覧
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妖精や神話が好きだったので、より面白く読めた。物語に出てきた紅帽子の精霊が特に印象に残った。アイルランドの赤帽子と同じ存在なら、悪い妖精なので老人は騙されたのかもしれない。
そもそも老人が求めたような永遠の命というものはなくて、生命や自然の美しさがあり、それらが最盛の状態である事を春の心臓と表現し、...続きを読むPosted by ブクログ -
乙女の本棚シリーズから、イェイツさん(アイルランドの詩人)・訳は芥川龍之介さんで、ホノジロトウジさんのコラボ作品「春の心臓」です。ホノジロトウジさんのイラストはどこまでも、幻想的で神秘的な感じを醸し出しています。
物語の舞台はジル湖の湖岸…登場人物は老人と少年。17歳の顔の赤い少年は老人を師匠...続きを読むPosted by ブクログ -
ジル湖の岸に魔術師の老人と弟子の少年がいた。
老人は戒行の終と心願成就を目前にしていたが、少年は師を助けながらも恐れていた。
老人は少年に己のこれまでの行いと目的を語る。
ホノジロトヲジさんの挿絵と芥川の訳も手伝い私の目には妖しく暗い幻想物語だと映った。Posted by ブクログ -
芥川龍之介が、翻訳をしていた事を初めて知った。読み始めると、うー漢字が読めない。だんだん疲れて挫折。Posted by ブクログ
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残された少年は老人ともっと一緒にいたかったのだろうな。
死んだあとのこととか、そんなのものはどうでもいいから、もっと一緒にいて、老人との時間を過ごしたかった。
伝わらなかった少年の思い。なんとなく切ないなPosted by ブクログ