早川世詩男のレビュー一覧

  • みんな えがおになれますように ちがうって すてきなこと

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    小学生のういさんによるインタビューを交えた多様性、LGBTQ+の知識絵本。絵は数々の児童文学の装画も手掛ける早川世詩男さん。

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    2025年04月03日
  • 流れる星をつかまえに

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    チアダンスチームを作って周りに冷ややかに言われようとも日々練習に励む主婦。

    15才のときに在日韓国人だと告げられて、戸惑いながらも韓国の文化に触れていく女性。

    母子家庭で映画館が唯一の居場所だと感じていた男子高生が、同級生たちと好きな映画を通じて芽生えた気持ち。

    手術することになり、子供を授かれなかったことや養子で迎えた高校生の息子のこと、お見舞いに来てくれたチア仲間と、自分が周囲にしてあげられること。

    高校の卒業式でプロムをやりたいという女子高生たちの熱意に圧倒される教師。
    自分が在日であることへの拒絶感と、青春を謳歌する女子高生たちを見て思うこと。

    卒業式でアメリカ映画で観るよう

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    2024年09月29日
  • 流れる星をつかまえに

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    モヤモヤを抱えた人たちが日々葛藤しながらも、ほんの少し前進する、前向きになれる連作短編集。

    舞台が名古屋で、実在する地名や名古屋弁が出てきたり。学生時代に名古屋に住んでいたのでより物語に入り込めた。


    後半よりも前半のお話の方が、自分的には想像して噛み砕きやすかったかなぁ。

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    2024年05月21日
  • 流れる星をつかまえに

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    柚木麻子さんの推薦文に惹かれて、吉川トリコさんの作品に初めて手を伸ばした。
    前半は引き込まれてぐいぐい読み進めていたが、最終話のプロムに関する熱い気持ちがピンと来なくて、そこに至るまでの情熱の理由もあまり描かれておらず、結果としてオムニバスとしての面白さがかなり薄れてしまった。

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    2024年05月12日
  • コトノハ町はきょうもヘンテコ

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    丸善さんでPOPつきで紹介されていたので期待したけど…。
    「食べてすぐに寝たら牛になる」といったことわざ慣用句が現実に起こるコトノハ町。最初はおもしろかったけど、同じことわざが何回もでてきたりで物足りなかった。ことわざの説明が巻末にまとめて載っているので、知らない子が読むと意味がわからないと思う。

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    2024年04月20日
  • 流れる星をつかまえに

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    一見「普通」に見える人たちでも、何らかの葛藤を抱えて生きている。
    そんな人たちが、なにか大事なものをみつけて、それを掴もうと一生懸命になる物語り。

    「時代のサイクルが日毎に速くなって、どこもかしこもものや情報であふれているのに、なにか大事なものをつかみそこねているような不安がつねにうっすら貼りついている。[...] だから私もせっせと映画館に通っている。浜辺の砂からひとつぶの光る石を拾いあげるみたいに、虫取り網を天高く掲げて流れ星を追いかけるみたいに」。(197~198ページ)

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    2023年05月31日
  • 流れる星をつかまえに

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    各話主人公は違えど、同じコミュニティの中で登場人物は繋がっており、まとう空気に統一感があって、読みやすかった。
    総じてみんな「前向き」!
    元気をもらえる一冊でした♪

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    2023年05月19日
  • 流れる星をつかまえに

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    「ママはダンシング・クイーン」「私の名前はキム・スンエ」「彼が見つめる親指」
    「私はそれを待っている」「36年目の修学旅行」「プロムへようこそ」
    6話収録の連作短編集。

    共通するテーマは『ままならない日常』。

    ゲイである事に葛藤する男子高生や、在日韓国人である事を知らされた姉妹など、どれもデリケートな問題だが本作ではドラマや映画を絡めながらカラリと明るい筆致で描かれる。

    だからこそ余計に彼ら、彼女達の苦悩が伝わって来て応援し応援される自分がいた。

    同じ場所に留まっていても何も変わらない。

    一歩踏み出す勇気を貰える作品。

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    2023年02月18日
  • 流れる星をつかまえに

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    キーワードは名古屋、韓国、映画ですか。軽いタッチで結構深刻な題材を扱った連作短編集。1編目の『ママはダンシングクイーン』が明るく面白くて1番良かったかな。後は好みがわかれそう。この作品のメインテーマとなっている「我が高校にプロムを」がピンとこなかったのがもうひとつハマれなかった理由かも。プロム、ごめんやけど自分だったら絶対にやりたくないわー。

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    2023年01月18日
  • みんな えがおになれますように ちがうって すてきなこと

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    さらっとした本でした。

    LGBTQ+という意味を知るきっかけになりましたが、もっと知ることはやっぱり大事ですね。

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    2023年01月18日
  • パパラギ

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     読みやすく書かれた本は、読みやすいというその一義だけでもう評価すべきものがあると思うのです。
     しかもイラストも内容を補完していて、目でも染み込みやすい。
     自分たちの価値観や視点が、自分が置かれている環境や政府の立ち位置にどれほどにか左右されているんだろうという事を教えてくれる本です。
     でも、逆に自分の持っている視点が切り替わらないと、この本の面白さは気付かれにくいようにも。
     読みやすい本だけれど、掘り下げるたびにもっと違う景色が見える。そんな本なように思います。

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    2022年09月06日
  • みんな えがおになれますように ちがうって すてきなこと

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    「トランスジェンダーの人が困っていることはなんですか?」「ふつう、あたりまえということばはいやに感じますか」など、小学生ならではの率直な質問を投げかける本書。特に「どんなことを、子どもたちにつたえていくといいでしょうか」という質問は、小学生の親である私自身も知りたかったこと。
    小学2年生の息子は、男の子と女の子の違いに興味を持ち始めたばかり。LGBTQ+のことは、これから知っていくことになるでしょう。その時に、大人としてどんな風に説明したり、疑問に寄り添っていけばいいのか。この本を読んで、ヒントをもらいました。
    ういさんの巻末のメッセージが、一番大切なことだと思います。手書きなのも温かみがあっ

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    2022年08月14日