早川世詩男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
女性を取り巻く、あれこれに、とても敏感な作家さん。
初めて読んだ「ベルサイユのゆり」は、ふざけているのかと思ったけれど、
ちゃんと「ゆり」の意味を込めていたんだよね、あれ以来、
気になる作家さん。
私から見たら、若手だけれど、世の中では中堅か。
本作は、連作短編集。
彼女の世代爆発、映画や海外ドラマが次々登場し、
その上の世代の私にはよくわからないところも多々あり。
それでも、40代主婦がチアダンスチームを作り・・・
そこから仲間が広がり、今の世で、マイノリティゆえの何かを
抱えている人物が次々にスポットを浴びる。
こういった世の中の切り取りが、本当に、この人は上手。
ちゃんと物語の中で読 -
Posted by ブクログ
ネタバレ青春映画な小説だった。
プロム開催に奔走する女子高生達と周りの大人達。
これはこれで羨ましく、そしてかなり眩しい。
だが、暴走する女子高生達に共感出来ないのは、プロム開催を思い付く動機がぼんやりしてるから、なんだろうな。校長への直談判の台詞は立派で良かったが。
同じ理由でチアガールもうーん?となっている。もう少し心情に切り込んだものを期待していたが、短編なので深掘り出来なかったという事だろうか。
ただ逆にその短さによって暗い話になりそうな題材が、この表紙のような明るさを保っていると感じた。
表面は明るく、しかしそれぞれ闇はあり、それが様々な青として表現されているのかなと思う。
個人的には甘 -
Posted by ブクログ
チアダンスチームを作って周りに冷ややかに言われようとも日々練習に励む主婦。
15才のときに在日韓国人だと告げられて、戸惑いながらも韓国の文化に触れていく女性。
母子家庭で映画館が唯一の居場所だと感じていた男子高生が、同級生たちと好きな映画を通じて芽生えた気持ち。
手術することになり、子供を授かれなかったことや養子で迎えた高校生の息子のこと、お見舞いに来てくれたチア仲間と、自分が周囲にしてあげられること。
高校の卒業式でプロムをやりたいという女子高生たちの熱意に圧倒される教師。
自分が在日であることへの拒絶感と、青春を謳歌する女子高生たちを見て思うこと。
卒業式でアメリカ映画で観るよう