水谷さるころのレビュー一覧
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事実婚で子どもを育てる著者のコミックエッセイ。
元々著者の方のX(Twitter)をフォローしていたんだけど、こういう夫婦関係でいらっしゃることを知らなかった。
タイトルにもある通り、「育児」というよりは育児を通しての夫婦関係にスポットを当てている。
今後パートナーを作りたいと思っている人、よき夫婦関係の構築を目指したい人は一読の価値あり。
非常にシンプルな絵柄なので読みやすい。
所々にあるコラムページでは、文章でより詳しく結婚当時の関係性や感情について述べている。
なぜ事実婚を選んだのか、法律婚と事実婚どちらも体験した著者にとってどのような違いがあったのか、不妊治療や金銭問題など赤裸々に語 -
Posted by ブクログ
X(Twitter)のタイムラインに流れてきて読んでみた本。骨髄ドナーになって体験談を本にするなんて、とても崇高な奉仕の精神が熱く語られているんだろうな…と思って最初は若干気後れ気味だったんだけど、まとめサイトに載ってたごく一部を読んだだけでもこれはギャグ要素多めでかなり笑える!というわけで早速ポチった。
私は(とっても意識の低い)献血マニアなんだけど、この本の作者も献血が大好きで、「たっぷり自分の血が溜まった血液バッグを見ると達成感を感じでテンション上がる!」のだそう。献血マニアの中でも体を張ってる感の強い全血400を好む人はガチだよな〜って思っていたけど、この方はそれがさらに高じて骨髄ド -
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バツイチ同士で結婚したさるころ(イラストレーター、漫画家)とノダD(フリーの映像ディレクター)。3歳の子供との3人家族。
「女ばかりが家事育児を背負い過ぎない」&「男だからって大黒柱にならなくていい」それぞれの考え方を元に試行錯誤を続ける日々を描いたコミックエッセイ。
タイムリーに2冊続けて結婚生活に伴う配偶者とのコミュニュケーションの取り方についてのエッセイ(1冊目は槇村さとるの『ふたり歩きの設計図』)を読みました。
こちらは子供も一人いるので育児についても描かれていて、自分にはより現実的な読み物に思えました。
と、いっても私自身は今や希少の専業主婦なので、まんまこれを真似する -
Posted by ブクログ
ネタバレ愛情は消耗品、家庭生活は実用品、メンテ無しで永久に続くわけがない。
後書きに著者がそう書いてるけど名言だなと思いました。
世の中の家族がこんなふうに話し合って歩み寄ってみんな生きていけたら良いですね。
子供のいる生活の困ったことや難しいことをかなり踏み込んで書いてくれていると思います。
実際に関わるのは本書のように大変なんでしょうけども、さるころさんの夫さん(籍入ってないから便宜上呼びです)って人間的に可愛らしいと言うか親しみ湧く人だなぁと思いました。
大切なものを守るために性格を変えるというのは並大抵ではないと思います。これこそ愛の力ってやつなのかなーって。そういう風に描けるさるころさんに -
Posted by ブクログ
昔から、「結婚というもの」を何がなんでもしてみたい人っていうのがよくわからなかったのだが、この本を読んで、「なるほど、こういう思考回路だったのか……」と、いろいろと腑に落ちた。
著者とは育った地域も近く、同世代。
わが身を振り返っても、昭和な結婚観をもった親世代と、男女均等法以降の先輩方、もっとリベラルな同世代に囲まれて、結婚に対する価値観が、なかなか定まらなかったなぁと思う。
著者は、持ち前の行動力でがつがつぶつかりながらも、自分の体で「結婚」を体験していき(ついでに離婚、再婚も)、その経験をシェアしてくれている。
実際に失敗しちゃうのが怖いタイプのひとは、この本を読んで「結婚」を具体的にシ