モモコグミカンパニーのレビュー一覧

  • 解散ノート

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    BiSHを真っ直ぐに愛し、BiSHに誠実に向き合ったモモコグミカンパニーの日々が語られている。
    今の私には「心に向き合った報酬としてしこりを解く時に出会ったものは、一生の宝物になる。たとえ、元通りきれいに解けずに最終形が歪なものになっても、もがいて掴んだその糸口は、どの選択肢よりも愛しく感じられるはずだ」という文が心に残った。向き合える時に、向き合おう、それでいいんだと。
    BiSH大好きだ!

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    2025年10月10日
  • 解散ノート

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    ・もがきながらも、少しずつ確実に歩いて、一つ一つ集めていく。そんなモモコさんの歩みが散りばめられていました。

    ・「たとえ楽しくなくても、自分がどんな状態でも、無条件に笑顔を振りまける人。空間を和ませられる人。して欲しいことばかり求めるのじゃなくて、何をしてあげられるか考えられる人。何かをもらっていること自体に気づけることが、人と人とのつながりも、自分自身も、成長させていくのかもしれない。」

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    2024年10月07日
  • 解散ノート

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    BiSHは誰か一人のものではなく、いろいろな人(メンバーやファン、スタッフその他の人々)の作り出した共同幻想的なものなのだなと改めて考えさせるエッセイ。

    解散を決めてから解散するまで、メンバーの一人として分析的に、一人称の感情も交えながら、その時に考えていたことを記録してそのまま出してくれているので、細やかな考えの変化や、どれだけ大変だったかもよく分かる。

    芸能人としての目線というよりは、普通の人がアイドルになってしまった。という苦しさがベースにあるところがやはり魅力的なのだと思う。

    メンバーみなが解散に向かってそれぞれ向き合い自立していく過程だったのだなとしみじみ。

    ただ、それを飛び

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    2024年06月16日
  • 解散ノート

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    「楽器を持たないパンクバンド」BiSHのメンバーモモコグミカンパニーによる解散までの約3年間の日々を紡いだ日記
    私も、清掃員(BiSHのファンの愛称)だったので、特別な思いを持って読み終えた

    外側から見ていると、とても順調に見えていた印象を受けていたが、彼女たちは彼女たちで色々な思いを持ちながら活動を行っていた事、終わりに向かって進まなくてはいけなかった事、あらためて知れてよかった
    メンバー間のエピソードや自分自身のことが、屈託のない言葉で書かれていてとても読みやすい

    彼女の紡ぎだす言葉には、勇気をもらえることが多く、人には向き不向きがあって当たり前でとても人間味を感じる所が私は好きだ。

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    2024年06月09日
  • 解散ノート

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    2019年のアメトークでbishのファンになりました。その時からカッコいいな、また復活してほしいと思っていた。でも解散ノートを読んでこんなに心と体を削って活動するものなんだとわかった。やりきった感が有るんだろうなと思う。モモコグミカンパニーは悲観的だと思うけどよく見たら私が仕事で悩むでいたのとそっくり。十分頑張ってると思う。本を読めてよかった。

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    2024年03月20日
  • 解散ノート

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    BISHが好きな人にはたまらない!
    メンバーのモモグミカンパニーのリアルタイムで綴る2019年11月22日から東京ドームでの解散ライブまでの3年半の日々。
    BISHの楽曲では最多の17曲の作詞、小説2作、エッセイ2作発表しているモモコ。
    ステージでキラキラ輝いている彼女も自分と同じ人間。当たり前だけど楽しいこともあれば悲しいこともある。赤裸々に書かれていて知りたかったことがたくさん書かれていて大切な一冊になりました!

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    2024年03月18日
  • 解散ノート

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    とても面白かった。

    自分はBiSH解散後に音楽を聴き始めたので、リアルタイムで解散までの空気感、雰囲気を感じていないので、感想が的外れになっているかもしれない。


    最初メンバーの中でモモコグミカンパニーが気になったのは、BiSHというかなり尖ったグループに、えらい普通な子がいるなと思ったからだ。
    外見もそうだがインタービューの記事などを読むとすごく普通な感性をもっているなとも思った。
    特に解散後に書店の中を回りながら購読していく動画を拝見したのだが、普通に将来に悩む若者といった内容だった。


    普通である自分は何も持ち得ていない(と思い込んでいる)という劣等感、早く何者かになりたい、ならな

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    2024年02月23日
  • 目を合わせるということ【電子特典付き】

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    BiSHに入るまでから入ってから何もできない自分の苦労や周りと比べて来る劣等感など、自分にも共感できるような、どこか近いような気持ちになって面白かった。

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    2024年02月17日
  • 御伽の国のみくる

    購入済み

    タイトルからは想像できないほど息苦しい作品。
    作者さんが芸能人ということで、もっと芸能界や業界の裏話的なことが書かれているのかと思いましたが、
    それよりは人間の心の内にあるドロドロとしたものを描いていて引き込まれました。
    友美はどうしようもないけど、それと同じかそれ以上にどうしようもない人々ばかり。
    だけど、最後には少し希望も見えてよかった。

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    2023年11月01日
  • 悪魔のコーラス

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    薄気味悪さとこれからどうなっていくのかという前半から中盤、そして謎が明かされていく終盤、最後までワクワクで捲るページが止まらなかった。
    そして最後は自分ごととして考えさせられる、人との繋がり、信頼、裏切りを深々と考えさせられるストーリーでした。
    誰しもに過ちや悩みなどがあり、何かに縋りたい気持ちや依存することはあると思いますが、この話を見て、「依存からの脱却(俯瞰してそれに気づく)」「人の過ちを許すこと」ができる人間になりたいとつくづく思いました。
    作家のモモコさんの今後の活躍に期待です。

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    2023年08月10日
  • 御伽の国のみくる

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    人間関係のドロドロとした感じが読み手の手をどんどん加速させていく作品でした。
    たとえしんどくても、自分のことを待っていてくれる人を見捨ててはいけない。きっといつか自分は報われると信じてこれから頑張っていこうと思います。

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    2023年02月05日
  • 御伽の国のみくる

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    BiSHのモモコグミカンパニーの書いた小説

    登場人物たちは誰ひとり、キラキラしていなく、恋愛関係(人間関係)もうまくいかない。

    皆、何か満ち足りなく、”本当のこと”を求めているが、いつまでも手に入らない。現実の自分はちっぽけで醜い。

    登場人物たち夢中になっている恋愛対象は、皆相手から重要な存在として扱われていない。
    報われない恋だからこそ、恋の純度が上がるというような耽美的な意味でもない。

    メイド(アイドル)とファンの関係と二重写しになる。
    虚構であるからこそあこがれられ、虚構であるからこそ手に入らない。

    虚構と現実とのギャップ=生きることの辛さが突き詰めて書かれている。


    また、

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    2023年01月12日
  • 御伽の国のみくる

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    コンプレックスを抱えながらも自分の夢と好きに忠実である主人公が、周りからの蔑みや心無い言葉に耐え、迷いながら奔走する物語。これをBiSHのモモコグミカンパニーが描いたというから驚きである。

    肩書を思い出さなければ、まったく気付かないほど小説に没頭してしまう没入感があるし、本人と重なって思える部分もない。ココロがぐちゃぐちゃになるさまもうまく描かれていて、面白かった。

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    2022年11月30日
  • 御伽の国のみくる

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    読み始めると続きが気になってどんどん読める作品。そして、作者のモモコグミカンパニーという人物が気になってどんどん惹かれていく作品。まだまだ、彼女の紡ぐ言葉に、物語に、その想いに出会いたい。

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    2022年10月10日
  • 目を合わせるということ【電子特典付き】

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    BiSHはほとんど聴いたことないけどモモコの人間性を好きになっていく。
    そんなモモコの好きなBiSHを聴いてみようかな。

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    2022年09月04日
  • 目を合わせるということ【電子特典付き】

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    ただの大学生だった彼女がアイドルのオーディションを受けて世界がぐるっと180度変わってしまう。本書に書き切やしない悔しさや葛藤とずっと戦ってきたのだろうなと感じた。綺麗すぎない文章から等身大に近い気持ちや思いが伝わってきたのが良かった。メンバーの事を書いている文章が一番モモコさんらしくて好きだなあと思った。著者のことがもっと好きになる作品でした。解散してしまうのが惜しいなあ。もっと応援したい。

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    2022年08月24日
  • 御伽の国のみくる

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    BiSHのにわかファンになり、モモコグミカンパニーさん執筆の本書を読んだが、彼女の文才が冴えわたる小説だった。
    アイドルになれなかったメイド喫茶店員の友美を主人公に、DV彼氏、マウントを取りたがる同僚女性、友美の熱烈ファン、と個性的なキャラクターが登場する。
    友美は、中途半端に夢を諦めきれずメイド喫茶店員になったことを後ろめたく思い、自己嫌悪が強い。自分のネガティブな側面に焦点を当てて、他人と比較して、一層の劣等感に苛まれている。
    誰しもが生きている限り、辛いことやしんどいこともあるが、どうしても他人は幸福に見えてしまい、妬んでしまうが、その人にはその人の苦しみがある。そんな当たり前のことに、

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    2022年04月30日
  • 御伽の国のみくる

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    タイトルと装画に惹かれ手に取った作品。
    アイドルになる夢を叶えるために上京した友美。
    しかし、現実は厳しくその夢は叶うことなく打ちのめされる。
    「みくる」としてメイド喫茶で働く友美だったが…。
    出てくる登場人物が胸糞悪くなるような人間ばかりで生々しく辛かった。
    私自身メイドさん、アイドルを推す側の人間なので突き刺さる箇所も。
    ひろやんには感情移入してしまう。
    御伽の国はどこにもないんだな…。
    BiSHのことはアメトーークで見た知識しかないけれど、モモコさんの文章は読みやすかった。
    また小説を書いてほしい。

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    2022年04月11日
  • 御伽の国のみくる

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    BiSHのモモコグミカンパミニーさんのデビュー小説

    アイドルとして活躍するモモコさんだからこそ表現できる世界観のように感じる作品でした。
    また人間の吐き気のするほどの嫌な部分が見事に登場人物たちを形作っていること、そしてそれらはフィクションではなく現実を生きる私たちの中にもある部分でだということを感じられる作品でした。

    読み終えたときに真っ先に感じたのは、この小説を歌詞にしたらどのようになるのかということ。そして、改めてモモコグミカンパミニーがとてつもない文才だということでした。

    BiSH解散後のモモコグミカンパミニーさんのご活躍が楽しみになる一冊でした。

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    2022年03月26日
  • 悪魔のコーラス

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    ネタバレ

    モモカンの小説。どんなもんかと思い読んでみたが、思ったよりグロい内容だった。
    キリスト教系の学校を舞台に、洗脳されている生徒や母親が良い感じに嫌な気分にさせてくれる。
    もっと母親と学長の間の洗脳の描写があれば面白かったかなぁと思う。母親が勝手に洗脳されて勝手に洗脳解けたように感じた。
    各登場人物の描写がもっとあれば物語に説得力が出ると思った。
    全体的に読みやすくあっという間に読めた。

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    2025年11月15日