あらすじ
由緒あるミッション系中学へ転校してきた透花は、母との葛藤を抱えながら、合唱部の異様な活動に呑み込まれていくが―― 大ヒット『御伽の国のみくる』に続く渾身の青春サスペンス。
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Posted by ブクログ
薄気味悪さとこれからどうなっていくのかという前半から中盤、そして謎が明かされていく終盤、最後までワクワクで捲るページが止まらなかった。
そして最後は自分ごととして考えさせられる、人との繋がり、信頼、裏切りを深々と考えさせられるストーリーでした。
誰しもに過ちや悩みなどがあり、何かに縋りたい気持ちや依存することはあると思いますが、この話を見て、「依存からの脱却(俯瞰してそれに気づく)」「人の過ちを許すこと」ができる人間になりたいとつくづく思いました。
作家のモモコさんの今後の活躍に期待です。
Posted by ブクログ
モモカンの小説。どんなもんかと思い読んでみたが、思ったよりグロい内容だった。
キリスト教系の学校を舞台に、洗脳されている生徒や母親が良い感じに嫌な気分にさせてくれる。
もっと母親と学長の間の洗脳の描写があれば面白かったかなぁと思う。母親が勝手に洗脳されて勝手に洗脳解けたように感じた。
各登場人物の描写がもっとあれば物語に説得力が出ると思った。
全体的に読みやすくあっという間に読めた。
Posted by ブクログ
元BiSHのモモコグミカンパニーの作品という色眼鏡で見られてしまうかもしれないが、作家としての才能が溢れてる。前作に引き続き楽しい話しではなく、ドロドロとしたサイコパスチックな展開は続きが気になり読むペースが早くなる。
最後が駆け足になったという印象であるが、面白かった。
Posted by ブクログ
モモカンの小説初読み
成績優秀な人でしか入ることができないクリスチャンの学園の合唱部は不穏な空気が流れていた
懺悔室、髪がみんな同じ長さ
この学園ではなにが行われているのか?
最後はハッピーエンド
Posted by ブクログ
カオス化した複雑な小説に進んで、技量が上がったなという印象。
お母さんの狂気が生々しく感じ、ラストに落ちをすることなく、狂気は狂気のままに終わるとこの作品の迫力がましたかも。
Posted by ブクログ
お父さんが亡くなった事で、母親と2人になってしまった女の子。
これから大変な時期に、お父さんが教頭先生をしていた私立学校の学長が「お父さんには世話になったし、よかったらうちへ転校してこないか」と誘われ転校することに。
しかしその学校の教育方針は少し個性的な感じです。
さらに衝撃的な光景と真実がその学校にはありました。
Posted by ブクログ
難しい言い回しや例えがなく読みやすかった。
大・どんでん返し〜!ってわけでも物凄い意外な黒幕がいるわけでもなく、色んなことが絡みあって主人公や周りに不幸が起こってる感じ。
心が不安定なときに優しい言葉で依存させる宗教の手口(?)とそれに嵌っていく母が見てられなかった。