鴨崎暖炉のレビュー一覧
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ー 「だって、あなたがあの密室の謎を解かない限り、この物語は終わらないのだから」
そうだ、きっと僕たち二人の物語は終わらない。僕たちの密室を巡る物語は。
「良かったわ、あなたがあの日の約束を忘れてなくて」
今、部室の入口からこちらを覗いている蜜村は、どこか安堵したようにそう言った。 ー
大富豪が主催する絶海の孤島で繰り広げられる『密室トリックゲーム』中に実際に密室連続殺人事件が!
と、こすりにこすられたテーマでとにかく密室ずくし!
最高にイカれたトリックとあくまでフェアな描写。
叙述トリックは使ってないと力説するところも相変わらず変態的にこってる。
2作目も面白かったなぁ。 -
Posted by ブクログ
ー 三年前に蜜村が使ったトリックと、同じトリックが使われた密室に。かつて彼女が文芸部の部室で語った『究極のトリック』が使われた密室に。「私がお父さんを殺したの」―
一年前の夏の日に、彼女が僕に語った言葉。夏の茜色に染まった路地で、彼女から聞かされた言葉。そして僕はあの日から、彼女の残した密室の謎に執着した。まるで恋に落ちたように。あの日から僕の生活は、彼女の密室を中心に回り始めた。
思春期の男子が、中二病のラノベにハマるように。お気に入りのアイドルグループに執着するように。あるいは気鋭のミュージシャンに憧れ、ファッションや口調を真似るように。僕にとってはそれが、蜜村漆璃の密室だった。 すべ -
Posted by ブクログ
ネタバレ本当によくもこんなにも密室を思いつくもんだなあと感心する。シリーズ3作連続して読んだので暫く密室殺人ものはいいかなというぐらいお腹いっぱいになった。
前作に負けず劣らずなかなか読み応えもあり面白かった。
ただ犯人の動機だけは、やはり物書きではない自分には理解し難く、おそらく多くの読者からも共感は得づらいだろうが、だからこそのあの犯人なのかとも思う。
まだ続くようで最後の謎が気になる身としてはまた密室ものの長ーいストーリーを読まなくてはならんのかと辟易する自分と、でもやっぱり続きが読みたいという気持ちと。
ミステリ好きとして、続編が出るのを楽しみにするはずなのになんとも複雑な感情が芽生えた読後感 -
Posted by ブクログ
八箱村(やつはこむら)…という、聞いたことあるような村で起こる、連続密室殺人事件。
この村は、大富豪で密室作家だった物柿零彦が鍾乳洞の中に栄えさせた場所で、それぞれが密室作家として活躍する物柿一族が暮らしている。
夜月のネッシー探しに付き合ってそこを訪れた香澄と、その村の旅館でバイト中の蜜村。
二人はまたしても、クローズドサークルの密室連続殺人に巻き込まれる。
蜜村の密室解きが高速すぎ、悩みなさすぎ。あいかわらず、ミステリの機微があったもんじゃないな。
わんこそばのように「はいつぎ!はいつぎ!」というペースで密室をといていく。
密室自体は、これまたよくまぁこんなトリック思いつくな!と感心して -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目。
主人公グループの癖も大体理解し、世界観もだいたいわかってきた中で、どの様な奇想天外な密室トリックを使って来るのか。
今回は冒頭から「密室仙人」こと、伊予川仙人掌に密室殺人の依頼が舞い込むところから物語がスタートする。つまり、犯人が冒頭から明示されている状態だ。過去の作品から一筋縄でいかない事は重々理解しているが、どの様に物語を進めて行くのか楽しみだ。
葛白と蜜村は高校3年生で受験生な訳だが、受験勉強は捗っていない様だ。蜜村はこの時期にアルバイトを探している始末(受験は余裕そうだが)そんな中で、葛白はあいからわず夜月のUMA探しに連れ出され(今回は 多摩ニューネッ