鴨崎暖炉のレビュー一覧

  • 密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック

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    ネタバレ

    本当によくもこんなにも密室を思いつくもんだなあと感心する。シリーズ3作連続して読んだので暫く密室殺人ものはいいかなというぐらいお腹いっぱいになった。
    前作に負けず劣らずなかなか読み応えもあり面白かった。
    ただ犯人の動機だけは、やはり物書きではない自分には理解し難く、おそらく多くの読者からも共感は得づらいだろうが、だからこそのあの犯人なのかとも思う。
    まだ続くようで最後の謎が気になる身としてはまた密室ものの長ーいストーリーを読まなくてはならんのかと辟易する自分と、でもやっぱり続きが読みたいという気持ちと。
    ミステリ好きとして、続編が出るのを楽しみにするはずなのになんとも複雑な感情が芽生えた読後感

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    2025年07月27日
  • 密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック

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    ネタバレ

    1作目よりは自分は好みでした。
    孤島の中で起きる密室殺人。
    そんなのありかよ!と言いたくなるトリックもあるが、まあなるほどなあ。と最後は思わされてしまう。
    本当に読者が解けるようにヒントが余すことなく書かれているのかはよく分からない。
    自分の理解力が足りないせいもあるが、舞台背景描写が少しイマイチで、想像しづらいところが多々ある。
    それで自分も推理するのをやめてしまってただ淡々と読み進めてしまったので面白さが半減してしまったかもしれない。

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    2025年07月25日
  • 密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック

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    ネタバレ

    ゆっくり読んでみたが、ゆっくり読みすぎたせいか混乱しかない感じになった。トリックが大掛かりすぎて、もう何がなんだか。前回のも相当だったが、あっちがまだ普通に思えるほどに。

    いつか誰か映像化してくんないかなぁ。映像で見ないともう理解ができませぬ。名前もわかりやすいのかわかりにくいのかわからないという(笑)

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    2025年07月07日
  • 密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック

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    ここまでくると、「いいぞ、もっとやれ!」と言いたくなるような密室トリック。まだ続編書いてくれるのか、刊行が楽しみな作品。

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    2025年06月18日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    密室のハウダニットの趣向をこれでもかと詰め込んだ作品。三つの棺の密室講義さながら、ロジカルに密室の定義が検証されていく過程が鮮やか。作者さんは「なぜ犯人は現場を密室にしたのか」のホワイダニットから本作のネタを考えたとのことで、「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」という判例が担保された日本、という設定の思い切りのよさが振り切っていて面白い。

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    2025年06月11日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    たとえ犯人がわかっていても、密室殺人の場合、そのトリックが解明できないと無罪になる判決がでて3年。殺人事件の3割が密室殺人になったという設定がおもしろかった。

    登場人物に特に魅力があるわけでなく、進行役といった感じで、トリックの解明を楽しむ本でした。
    普段、あまりミステリーを読まないので、ノックスの十戒とモーセの十戒、法務省の密室の定義、知れて良かったです。

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    2025年05月31日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    密室黄金時代に雪の館で起こる六つのトリックのお話(?)。

    密室殺人は無罪とされる時代、これでもかこれでもかと密室殺人が起こり、さらに追加の密室殺人が起こり、過去の密室殺人も関係し、館でのトリックは五つかもね?。

    コミカルな人物像と関係性、わかりやすく覚えやすい登場人物名、十戒、読者への挑戦状的な叙述(?)、ポップで楽しく先が気になる展開で一気読み。ラストもまたなかなかステキな終わりかたでしたなぁ。

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    2025年05月06日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    ネタバレ

    一言で言ってしまえば、ひたすらロジックの積み上げで密室を崩して行く参考書みたいな一冊だった。
    破綻はなく、登場人物も程よくキャラクターがはっきりしてて、読みやすかった。若干液化窒素が繰り返し出てきたところが残念だったけど、相対的にはバラエティに富んでいて楽しかった。

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    2025年04月28日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    鴨崎暖炉さんの作品、初読みです。2025年初作家、26人目です。
    密室てんこ盛りな作品です。本格ミステリ好きですが、トリックとか見破るの苦手で最初っから諦めてます。
    密室の説明も上手くって、えっ、どういうこと?っていうのがなかったです。

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    2025年04月25日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    いかなる殺人も現場が密室の場合は無罪となることが判例により担保された日本。密室による犯行が急増し、密室完全犯罪も起きるようになっていた。そんな中、著名なミステリー作者が遺したホテル「雪白館」で殺人事件が起きる。現場は何れも密室、遺体の側に残されたトランプが示す意味とは。

    密室をこよなく愛し、密室と正面から向き合う作者。あらゆる密室とそのトリックが存分に盛り込まれた一冊。ライトノベル調で入り込みやすく、普段は本格推理小説を敬遠する人にぜひ手に取ってほしいと思う小説でした。

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    2025年04月22日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    密室殺人のてんこ盛り!
    わたしの頭では想像力が追いつきません。
    誰か映画でもドラマでもアニメでもいいので
    映像で密室トリックを解説して!

    アリバイがあれば
    容疑者から外れるように
    完璧な密室殺人ならば
    無罪になる設定
    次から次へとでてくる密室
    もう考えている余裕もない

    作中でてくる十戒に納得し
    次から読むミステリーでも当てはめそう

    気軽に読めるけど密室重たい一冊
    続編もあるとのことですね。
    機会があれば手に取る予感大です。

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    2025年04月10日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    密室を推理するのが楽しい作品、密室だと無罪と言う設定が好き
    そこはかとないライトノベル感あるキャラだなーっと思ってたらあとがきみてやっぱりってなった。

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    2025年03月31日
  • 密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック

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    八箱村(やつはこむら)…という、聞いたことあるような村で起こる、連続密室殺人事件。
    この村は、大富豪で密室作家だった物柿零彦が鍾乳洞の中に栄えさせた場所で、それぞれが密室作家として活躍する物柿一族が暮らしている。

    夜月のネッシー探しに付き合ってそこを訪れた香澄と、その村の旅館でバイト中の蜜村。
    二人はまたしても、クローズドサークルの密室連続殺人に巻き込まれる。
    蜜村の密室解きが高速すぎ、悩みなさすぎ。あいかわらず、ミステリの機微があったもんじゃないな。
    わんこそばのように「はいつぎ!はいつぎ!」というペースで密室をといていく。
    密室自体は、これまたよくまぁこんなトリック思いつくな!と感心して

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    2025年02月12日
  • 密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック

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    2025.1.14~2025.1.16

    トリックが全く予想出来なくて、中にはそんなことある?!ってびっくりするような物も。ラストまで最高に面白かった。

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    2025年01月16日
  • 密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック

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    密室が解かれないと無罪という設定が良かった。

    これでもかというほど密室殺人が起き、方法は中には??となるものもあったが、どうやって被害者を呼び出したか等の理由づけを省き密室に振り切っているのがまた読みやすい。

    また最後の密室は結構感心してしまいとても満足。

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    2024年12月17日
  • 密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック

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    第3弾。
    立て続けに起きる密室殺人事件に正直お腹いっぱいな感じですが、変わらない香澄と夜月と蜜村の様子が凄惨な場面に遭遇している印象を与えない不思議なシリーズです。
    密室にするために大掛かりでなかなかグロテスクな描写が続くのですが、淡々と解明していく謎解き場面にギャップを感じます。何より、カマンベールって、、、。そんな名前をつけることに驚きです。

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    2024年11月30日
  • 密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック

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     シリーズ3作目。
     主人公グループの癖も大体理解し、世界観もだいたいわかってきた中で、どの様な奇想天外な密室トリックを使って来るのか。
     
     今回は冒頭から「密室仙人」こと、伊予川仙人掌に密室殺人の依頼が舞い込むところから物語がスタートする。つまり、犯人が冒頭から明示されている状態だ。過去の作品から一筋縄でいかない事は重々理解しているが、どの様に物語を進めて行くのか楽しみだ。

     葛白と蜜村は高校3年生で受験生な訳だが、受験勉強は捗っていない様だ。蜜村はこの時期にアルバイトを探している始末(受験は余裕そうだが)そんな中で、葛白はあいからわず夜月のUMA探しに連れ出され(今回は 多摩ニューネッ

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    2024年10月05日
  • 密室偏愛時代の殺人 閉ざされた村と八つのトリック

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    ネタバレ

    密室偏愛シリーズの第3弾。
    連続殺人の応酬にそこに伴う密室事件の数々。解き明かしたトリックのすさまじさに圧倒され、飽きずに読むことが出来てとても面白かったです。そしてその割にトリックがとても荒唐無稽で(特に村全体を○○するというのは呆然としてしまいました)かつ、犯人の動機もあまりにも軽く本当に密室殺人に“偏愛”している所が全面に押し出されていて、温度差が凄かったです。
     まだまだ続編が描かれそうな終わり方で、これからどんな風に展開していくのか香澄は漆璃の作った日本最初の密室事件のトリックを明らかにすることができるのか、新作がとても楽しみです。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャ

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    2024年09月29日
  • 密室狂乱時代の殺人 絶海の孤島と七つのトリック

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    ネタバレ

    七つの密室のトリックがどれも現実離れしているが、実際にできそうなところがすごい。最後叙述トリックもあり、最後も翻弄された。密室全覧の正体も不明のままで気になる終わりだった

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    2024年09月20日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    ネタバレ

    密室トリックが6つも出てくる豪華さ。
    しかも4つは惜しげなくあっさりと解答が提示されてしまうのに、そもそも密室が解明されなければ無罪というキッカケの大ネタが、最後の最後まで分からないのもとてもいい。

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    2024年09月18日