孔枝泳のレビュー一覧

  • 私たちの幸せな時間

    購入済み

    素敵な作品です

    佐原ミズ先生の作品がとても面白くてこちらに辿り着きました。
    あらすじを読んで、結末がハッピーでもアンハッピーでも泣いてしまうだろうなと思ってましたが。

    とんでもなく号泣してしまいました。
    主役の二人が少しずつお互いを知り、距離が近づく辺りからとても切なかったです。
    最後は号泣の後に温かい気持ちになりました。
    ぜひ読んで欲しい素敵な作品です。

    #感動する #泣ける #切ない

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    2024年06月02日
  • 私たちの幸せな時間

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    自殺未遂をくりかえす孤独な元ピアニスト・樹里と死刑囚の青年・祐の出会いから始まる喪失と贖罪、絶望と希望の物語。不幸な境遇に育った祐、愛さない母を振り向かせたい一心でピアノを弾き続けた樹里。ともに心に傷を抱えた二人がぎこちない触れ合いを通し、癒されていく過程が切実に染みる。

    「殺人現場を目撃した人は死刑制度の存続を
    死刑執行現場を見た人は死刑制度廃止論者へ
    人の出す答えには結局エゴが含まれていて
    どなたか偉い方がそれでいいとおっしゃってくだされば
    こんなに悩むこともないだろうに」

    佐原ミズさんの繊細で透明感ある絵柄が清冽な雰囲気を引き立てる。
    最初は無表情だった祐がはにかむような笑みを浮かべ

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    2017年08月24日
  • 私たちの幸せな時間

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    ネタバレ

    なんだか切ない。
    ようやく、生きるための目的ができたとたん・・・。
    子供が苦しむ理由はやっぱり親なんだよね
    理由を探せばもとはやっぱりそこ
    不幸な生い立ちの影に苦しむ理由は結局はそこなんろう。
    彼らが悪いんじゃない
    彼らの出会いはやっぱり必然だったんだろうし
    洗礼を受けたシーンで、ただ手に触れただけのシーンなのに、こんなにも心が震え、感動してジーンとするなんてと思うほど、逆にこんなことにさえこんなに感動するなんてとビックリするけれど、だけどそんなシーンに血が通う感覚、人間らしさをみて、夢も希望もないまま生きてきた意味さえ見いだせず刑を執行されなくてよかったとさえ思った。
    普通の少女マンガのラブ

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    2014年11月04日
  • 私たちの幸せな時間

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    小説を漫画化するとなんか違うなーと言う感じのものが多い中で、ここまで繊細に描いている漫画ほそうそうなさそうだ。
    とても感動したし、小説も読みたい!

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    2014年02月22日
  • 私たちの幸せな時間

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    何度読み返しても、何でもっと早く二人が出会うことが出来なかったのだろうと思う。二人の不器用な人間が少しずつ前を向こうとする姿がいじらしい。読み終わった後には何か叫びたくなるような、泣きたくなるような作品。

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    2013年01月16日
  • 私たちの幸せな時間

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    泣きすぎてやばい。
    次また読むのが怖い。でも、きっと開くと思う。

    井上さんが、本当に良い人。


    あとは、彼は長髪の方が好きだった。いや、短髪もいいけど。
    空気読めない発言ですみません。


    男は、過去に三人の命を無差別に奪ってしまった死刑囚。
    女は、過去に三度もの自殺未遂を経験した元ピアニスト。

    ”木曜午前十時。それは私たちが生きることのできる唯一の時間。”

    ↑のようなの。物語に間にある、中表紙?の少ない言葉が、気になる。

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    2012年11月01日
  • 私たちの幸せな時間

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    死刑について、
    いろいろ考えさせられます。

    美しくて儚い恋のお話。

    しあわせを感じるのって難しい。

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    2012年06月23日
  • 私たちの幸せな時間

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    死にたがりのふたりの話。

    死刑囚の男の子と自殺未遂の女の子。
    近い未来、別れることになると分かっているのに、
    惹かれあってしまうふたりが切ない。

    何度読んでも涙が止まらなくなる、
    いのちの重さを考えさせられるお話。

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    2012年06月18日
  • 私たちの幸せな時間

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    主人公が叔母さんに言われている言葉は 私には身に沁みる痛さだったし、涙が出てきそうだった。
    主人公が「死刑囚が何年も生きることを許されるなんて執行機関は一体どうなっているの?」と言うんだけど、私自身もそう思ってた。
    夜神月ばりに死んで当然くらいに思ってた。

    なのに、いつの間にか死刑囚に感情移入していて、愚かな事をしたといくら後悔したところで許されることが決してなく、いつ執行されるか…どんなに最低な囚人だったとしても第三者からの情報しか流れないのだから、それが真実とは限らないんだなって。そう思える。

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    2012年06月12日
  • 私たちの幸せな時間

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    何回読んでも泣いちゃうなぁ……。
    加害者に対しては、やっぱり憤りを感じざるをえないけど、なんともやりきれない。。。

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    2012年04月28日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    ネタバレ

    辻仁成『愛のあとにくるもの』を読んで興味が湧き、紅の視点から描いた孔枝泳のこの作品も読みたくて購入。

    良かった。久しぶりに胸打たれる物語に出会えた。
    辻仁成版より好きです。
    回想シーンも心情たっぷりに、感情の波がかなり描かれていて共感できる。
    やはり再会はうまく行きすぎ?という気はするけど、それはやっぱり潤吾と紅の縁。
    そこからのお互い不器用なやりとりも、もどかしい。
    辻仁成版で、紅の結婚はきっと嘘ついたんじゃないかな。と予想してたので、的中してうれしい。

    紅の気持ちが手に取るように伝わってきます。
    潤吾のことが大好きな気持ちも、ヤキモチも、ミンジュンに話すたとえ話も、本当にかわいらしい。

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    2011年12月19日
  • 私たちの幸せな時間

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    これを最初に買ったのは大学1回生の時。高3の時に死にたいとばかり呟いていたわたしは、死にもせず、のうのうと進学した。それはあまり関係ないのだけれども、この本は誰にも必要とされていないということは死んでいるということと同じこと。だれかに必要とされた、誰かを必要としているからこそ生きたいと思うのだと死刑囚と自殺未遂の女性やりとりで思った。小説原作にありがちな「小説読んだらわかる、荒い要約」みたいなものではなくてこの一冊だけでも十分メッセージ性はあります

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    2011年06月05日
  • 愛のあとにくるもの 紅の記憶

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    (11.05.16)

    潤吾と紅(ほん)。ユノとベニ。

    肌の色も瞳も、髪の色もみんな同じなのに…日本と韓国との間に聳え立つ壁。今はどうなんだろうか。

    国境を超えた愛とは。うーむ。

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    2011年05月16日
  • 私たちの幸せな時間

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    佐原ミズ先生は家にだいたいそろっていますが、
    何度読んでも最後のシーンで涙が滲んでしまう…情けないなぁ。

    木曜日が切なくなり、
    このピアノの女性の不器用さがすごくいとおしく、
    犯罪を犯した男性の温かさにくるおしさを感じます。

    本当に、誰かに読んで欲しい。

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    2011年02月19日
  • 私たちの幸せな時間

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    ネタバレ

    マイガールが有名な人ですが、わたしはスキマスイッチとのコラボのスキマ式がすごく好きになって追っかけるようになった作家さんです。

    この作品は、非常に気になっていたのですが、(映画にもなってるし、翻訳は蓮池薫氏だったりするしそれなりに話題でしたよね)もうあらすじ読むと、絶対にあることを超えなくちゃいけない。
    そこに絶対にいくに決まっているので、あまりにも重いでしょーってことで読んでなかったんですよ。

    マイミクの方が最近映画の感想を書いていて、あーやっぱり読もう。って思って読みました。

    読んでよかった。
    でもすごくつらい。
    佐原さんの透き通るような絵が作品の雰囲気にあってます。
    だからこそ、祐

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    2011年02月05日
  • 私たちの幸せな時間

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    読むと切なくて苦しくなるから敢えて読まないでおく...という本がいくつかある。
    まさにこの本はそうだ。
    元々死刑制度に関心があった私は、更に興味が深まった…と同時に、2人の叶わない願いに切なくなった。
    生きる希望を見つけたのに、生きられない、また、残される者の苦しみが分かったような気がする。

    ただ切ないだけではなく、考えさせられる漫画だった。

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    2010年12月26日
  • 私たちの幸せな時間

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    数年ぶりに漫画で泣きました。

    毎日、なんの不便もなく暮らしている私が「死にたい」と言って過ごした1日は、「生きたい」と願っても、叶わなかった人の1日。

    心に傷を負った、不器用過ぎる2人の切ない愛

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    2010年12月21日
  • 私たちの幸せな時間

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    読む度に、生きる意味や自分の価値について考えます。
    そして、最後で必ず涙が溢れます。
    生きていればきっと
    誰かに必要とされるのかな、と思いました。

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    2010年11月30日
  • 私たちの幸せな時間

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    自殺未遂を繰り返す女性と、死刑が決定している囚人。
    叔母の薦めでそんな彼と話をするという役目をひきうけたけれど…



    久々に自然に泣けた漫画
    一冊の中に込められた想いがとても純粋
    ぼろぼろと涙がこぼれた

    明日を見ながら、希望を持ちながら生きること
    この二人にとってはそれが生き甲斐でもあって
    何よりも辛いことかもしれないけど
    間違いなく幸せだったんだろうと思う

    絵も好きだし、話も素敵
    この作者はいつも言葉選びとか、コマが絶妙だと思う
    小説があるそうなので読んでみたくなった

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    2015年06月25日
  • 私たちの幸せな時間

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    読んでいる途中で、ぼろぼろと涙を流してしまいました。
    皆誰かのことを想っているだけなのに、どうしてこんなに悲しいことになってしまうのでしょう。
    とても切なかったけれど、心が優しくなれる作品。

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    2010年11月09日