田中久美子のレビュー一覧
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この本は実に興味深い。雑学というより、西洋画で珍しいテーマの絵を集めて解説を加えたものだ。
ドラクロワ「愛人を見せるオルレアン公」実にゲスい絵。愛人の下半身を、その夫に見せるというもの。ふざけんなよという感じ。
ルニヨー「快楽の法要からアルキビアデスを引き離すソクラテス」そんな弟子なんかほっとけよ。
アンダーソン「笑うかな、笑わないかな」男の子と女の子が実に可愛い。
フェイア「家庭での出来事」壺を割ったお嬢様が壁をぐりぐり。こういう仕草はどこでも共通か。
ベレイ「ジョーカー」二人で笑い転げる爺さん婆さんが微笑ましい。
クラナハ「アリストテレスとフィリス」ハニートラップに引っ掛かるアリストテレス -
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さぁ、今週もやってきました!
1Q84O1がお届けする「○○を語ろうぜ!」の時間が!(´∀`∩)↑age↑
みなさんも一度は見たことがあるであろう数々の名画
名画には正しい読み方がある
名画のひとコマひとコマには、読み取られるべき物語やメッセージがある
だが、それは本当のメッセージなのか!?
もしかすると、こういうことを伝えたかったのかもしれない!?
例えば、、、
一度、レビューを閉じて本の表紙を見て!
この画は、
ジャック=ルイ・ダヴィッドの《マラーの死》
政治的プロパガンダとして利用されたフランス革命指導者の暗殺シーンの画だが、、、
ほんとは、、、
「来週月曜日は給食 -
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ハハハ!この本最高におもしろかった!!
有名な画家が描いた絵画にアテレコ(それも主婦目線限定!)しちゃうって企画でツイッターで盛り上がったものを書籍化。
あの有名な絵がまさかのこんな感じ!?
いやもうね、これを読むと
有名な絵画が主婦の日常のにしか見えてこない!
元絵の趣旨とか絵の背景がどうとかって全く入ってこないほどしっくりきすぎ!
電車で読んでたんだけど
大笑いしちゃったよ
「キリストの埋葬」
カラヴァッジョ
「人類に恥を知らせるため井戸から出てくる≪真実≫」」
ジャン=レオン・ジェローム
あ~もう、この名画で関西弁がこんなにしっくりくる&笑わせてくれるなんて!!
いやいや、 -
Posted by ブクログ
ネタバレテレビでも何回か紹介されていて、ベルさんの動画でも紹介されているのを見て読みたかった!やっと見れました。
名画に大喜利のように主婦の日常の思いをあてこんでみるというtwitterの企画「#名画で学ぶ主婦業」ハッシュタグの秀逸なコメントを集めた本です。
・・・爆笑・・・
マンガ以外の本を読みながら声を出して笑ったのはこの本が久しぶりかもしれない。
そして感想も「わかるーーーー」のひと言に尽きる。
大事な連絡の手紙を当日の朝、子どものランドセルから発見したときの無念、明日着ないといけない体操服を前日の夜に出されたときの腹立たしさ、算数セットに名前を付けるという、果てなき作業をしなければな -
Posted by ブクログ
世界の名画の数々に、思いもかけない絶妙の主婦のつぶやきをつけた画集である。もちろん、真正の解説もちゃんとある。例えばー
「レースを編む女」(フェルメール)には、『さんすうセットに名前をつける深夜2時…「ブロックに計算カードに色板に…数え棒、100本あるってマジか!?マジか…(遠い目)」』
独房に洪水で水がせり上がってきて、絶望の表情でベッドに立ち上がっているのを描いた「侯爵令嬢タラカーノヴァ」(フラヴィッキー)には『炊飯器開けたらお米が炊かれていなかったとき「お米が…冷たい…なんでタイマーをセットし忘れたの…」』
あのロシアのモナ・リザと言われた名画「忘れえぬ女」(クラムスコイ)には『私もう去 -
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わたしたちは、文章や音楽から情報を得て内容を理解するとき、線状的に内容を把握する。つまり、始めから順序だてて文章を読む。または、始めから時間の流れとともに音楽を聴く。線をたどるようにして把握を進めないと全体を理解できない。これは、言語や音楽の持つ内在的な特徴であり宿命である。
一方、美術作品は、視野の及ぶ範囲で瞬時に情報が脳に届き、即座に感情を刺激する。脳を開放して受け入れ、言語情報で疲れた脳を解放する。左脳理解から右脳理解への転換と言い替えてもよいかもしれない。
それが、わたしにとっての美術作品の効用です。 でした。
この本を見るまでは。。。
うそ~! こんなんありな~ん?!
め