北村滋のレビュー一覧

  • 安倍晋三 回顧録

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    サラッと1冊の本にまとめてあるけど、これだけ多岐に渡る分野の政治的質問に、豊富な知識は当たり前かつ自分なりの信条を持って答えられる人って本当にすごいと思う。在任中は叩かれることも多かったと思うけど、様々な方面のバランスをうまく取って、憲政史上最長政権を築いた事実は評価されるべきなんじゃないかな。

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    2025年09月08日
  • 安倍晋三 回顧録

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    長期政権で何だかんだ言われたりしていたが、外交においては抜群のリーダーシップを発揮していたと思う。個人的には評価している。
    考え方、その時の判断などが話されていたが、リーダーシップ本としても読めると思った。

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    2025年06月08日
  • 外事警察秘録

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    情報開示の制約や字数の問題もあり、それぞれのテーマについて素人な人間にとってはやや消化不良な部分が残った。登場人物の肩書きや役割も同様に難解さの一因であるように感じた。一方、文面から感じ取れる切迫感から時々の国際政治や外事の困難さの一面を嗅ぎとれただけでも収穫があった。最終章の特定秘密保護法に関しては、身近な出来事として理解が深まったことも評価できるポイント。

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    2025年03月22日
  • 安倍晋三 回顧録

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    2020年の部分は全リーダー必読と思った。
    2020年はコロナの年。
    あの年の安倍さんは総理大臣としての職責を全うしていたと思う。
    多くのしがらみ、民主主義国家、日本においてできること、できないことがある。
    法律、海外との情報格差、事情を知らない外部の無責任な発言などなど多くのパラメータがある中、最終的に責任を取るのは総理大臣であるという覚悟でさまざまな難局に臨んでいたことがよくわかった。

    それ以外の部分では少し責任を他者に持って行っているところも散見したが、2020年部分だけでも読んでみたら良いと思う。

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    2025年03月03日
  • 安倍晋三 回顧録

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    今書いているのは8日の午前四時前だ。去年の今日は大変驚いた。出版当初からとても注目された本だったが、その時点での俺の関心は薄かった。いくら回顧録と言えど、機微に触る発言や質問はさすがにないだろうと思っていたからだ。しかし読んだ人のレビューなんかを見ると、思いのほかしっかりとした本らしい。それで一度は読んでみようと思い、メルカリでなるべく安く購入した。たしか1500円くらいだったと思う。読んでみたら安倍政権のことがよく分かった。特にコロナ対応とか、選挙の話は興味深かった。ダイヤモンドプリンセス号が帰港し、乗客が日本に渡ったとき、コロナが流行するおそれを大いに感じたが、政府としてもとても危惧してい

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    2024年11月27日
  • 安倍晋三 回顧録

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    安倍さんの評価は色々分かれるところであると思いますが、やはりお話がお上手ですよね。裏話的な話も読めたのが一番の収穫です。

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    2024年10月04日
  • 安倍晋三 回顧録

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    政治は難かしい
     虚実で飾っている部分や、長として言へない内容もあるだらうが、裏話や正直なところもあり、おもしろい。

     公明党が応援すると票が2割増えて、創価学会に低頭平身だと語ってゐる(笑)。黒川検事長よりも林検事長のほうが親しいと言ってゐて、英語の授業で政治の話ばかりしてゐた講師の話を思ひ出した(ひどいね)。コロナウイルス薬のアビガンを北朝鮮高官が欲したなんて話も、惜し気もなくバラす。

     雇用政策のところを読むと、リベラルな考へも取り入れてゐて、ぜひこの調子で岩盤規制の撤廃や、同一労働同一賃金に取り組んで、メンバーシップを破壊してほしかったと感想してしまった。
     政治は難かしい。他国、

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    2024年07月13日
  • 安倍晋三 回顧録

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    国の総理が漫画や小説ではなくノンフィクションとして政争や外交を語った本として、読む価値があると思う。2006年の第一次安倍内閣、2012年末から2022年までの第二次安倍内閣の総理大臣としての言い訳、手前味噌の自画自賛も入った回顧録。一生懸命に考えて、総理大臣という職を続けたことは判るが、考えの方向性が私と全く合わないことが良く判った。
    ・コロナ対応:厚労省の薬務課長が薬事承認の実質的な権限を持っているが、課長クラスの人事権は内閣にないので言うことを聞いてくれません とのこと
    薬害エイズで課長クラスが有罪になったので、アビガンにハンコ押すと後から何言われるか判らないから・・・ 緊急時なのだから

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    2024年06月03日
  • 外事警察秘録

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    日本の外事警察、インテリジェンスの代表的人物とも言える北村氏が記したリアリティのある記録書。
    昭和後期以降の日本のインテリジェンスのメインストリームを捉えることができる。

    日本の外事警察は国家の関心事項や治安・安全保障のリスクを捉えて活動している。
    日本のインテリジェンスを事実上取り仕切っているのは警察と言っても過言ではないだろう。
    対外的なインテリジェンス機関等との接点にもなる。
    国内のスパイ活動も良く監視、検挙できているようにも思う。
    海外との関係がある国内所在の団体へのアクションも適切と思われる。
    北村氏の功績としては、第二次安倍政権で内閣情報官として特定秘密保護法の制定への貢献もある

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    2024年03月16日
  • 安倍晋三 回顧録

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    安倍晋三さんに対し、好き嫌いや支持不支持に捉われず、フラットな目線で読んだ。総理の決断というものは非常に重く、国の将来を背負った決断を日々行わなくてはいけないのはストレスの極致で、並の耐性ではできないのがよく解る。ただし書中では失敗談がほとんどなく、自画自賛とも言える肯定的な内容ばかりで読み手としては不公平さも感じた。もっと人間臭いところを感じたかったのは少々残念な点ではあるが、それを差し引いても政治家として重大な局面での振る舞いや言動に関して読み応えのある一冊だった。

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    2024年02月14日
  • 安倍晋三 回顧録

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    安倍氏については特に支持不支持はありませんが、オバマ、プーチン、トランプ、小池百合子氏とのやりとりの様子、興味深く読みました。
    長い間総理を務められた事、お疲れ様でした。

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    2024年01月10日
  • 安倍晋三 回顧録

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    二度の政権によって憲政史上最長の首相在任期間を過ごし辞任した後の安倍くんへのインタビューをまとめたという。欧米では大統領などを務めた人が退任後に回顧録をまとめておくことが半ば当たり前のことだという。在任中に何を思い何をなしたか、下した政治の背景に何があったかを記録しておくことが務めだからといった趣旨。政治家のオーラルヒストリーをまとめている御厨貴さんなども同じようなことを言っていた気がする。安倍くんがいまだ存命であれば、いくらこの本が話題になろうと嫌いなまま読まなかっただろう。よいタイミングという言い方は不謹慎かもしれないが、安倍くんが鬼籍の人となる前にこのようなインタビューが行われていたこと

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    2024年01月06日
  • 安倍晋三 回顧録

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    相変わらず敵味方をくっきり線引きし、敵に対してはある意味小ばかにしたような、しかし容赦ないばっさりとした物言い。これぞ安倍晋三である。彼は多数派の政治家だったので、その多数派に入れていた国民からすれば力強い不出のリーダーに映り、少数派に属していた人からすれば、最大公約数を探すことなく容赦なく切り捨ててくる最悪の悪魔に映ったのだろう。強い光は大きな影を生み出す。それでも、自分はこの偉大な政治家が好きだった。まるで安倍さんが生きていて、目の前で話をしてくれているような気分にさせてくれる。そんな一冊。

    彼が各国をどう見ていたかも面白い。明らかに中国を仮想敵国としていた。各国首脳に対してトップダウン

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    2024年01月01日
  • 経済安全保障  異形の大国、中国を直視せよ

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    現状変更させず、今日と同じ明日を無事に迎える事。平和とは、この政治的膠着状態をいかに創り上げ維持できるかという事だと、最近改めて考える。台湾有事しかり、ウクライナ侵攻しかり、かつての満州事変しかり。このギリギリの状態を崩させようと第三国が仕掛けたり、或いは内政的な事情、内事は、政治抗争という意味と、資源枯渇による国家破綻という意味で、常に現状変更のリスクがある。他国に支配されぬように変更せざるを得ない場合もあるのだろう。

    戦略的自律性、戦略的不可欠性。経済安全保障を考える上で、至近の分かりやすい例では、マスク外交のようなものや半導体、ワクチン、レアアース。古くは石油。締め付けられれば、行動を

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    2022年10月23日
  • 外事警察秘録

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    既に解決済みの事案について語れる範囲でのみの情報なので少々物足りなさは感じるが、外事警察の仕事が少しだけ知ることができた気がする。

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    2025年11月19日
  • 経済安全保障  異形の大国、中国を直視せよ

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    近年軍事力を強化している中国に対して、日本は安全保障についてどう向き合うべきかを著者が語る。本書では、量子コンピュータ、半導体、サプライチェーンなど最近耳にするワードが多いが、いずれも経済に関連する。著者は経済分野も安全保障の範疇だと言い、とくに日本の重要な先端技術を外国から守り、少しでも脅威のある国への依存を下げるべきだと強調する。

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    2025年05月18日
  • 外事警察秘録

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    中国、ロシア、北朝鮮・・・。海外からの脅威に日本の「外事警察」はいかに対峙してきたのか――。警察官僚、前国家安全保障局長として、数々の修羅場をくぐり抜けてきたインテリジェンス・マスターと『見えざる敵』との闘いは、外事警察が抉る平成の裏面史でもあった。知られざるスパイとの闘い、水面下での極秘任務の数々がいま初めて明かされる!
    我々一般人が見えないところで、国益を害さないようにこういったインテリジェンス・オフィサーたちが奮闘してくれているんだなと実感する。スパイとの情報戦というイメージがどうしても強いしその一面が最も大事なのだが、オウム真理教や山口組など国内の組織に関しても海外との接触がありうる場

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    2024年05月13日
  • 安倍晋三 回顧録

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    コロナになり病気が再発して首相を退任した後、本書の著者らによるインタビューを受けて在任中を振り返った内容を、死後に回顧録としてまとめた1冊。インタビューに答えている形式なので、普段の安倍元首相がざっくばらんに軽く話している雰囲気が感じられた。
    よく言われていたように、味方と敵に分けて自分の意見に反対する考えには耳を貸さないような態度なんかも、別に隠さずに話している。ある意味とても素直で正直な人柄を感じたし、同じ方向を見て何かを一緒にするときに担ぐのにベストな人だと思った。
    財務省との戦いだとか、自分のやりたいことははっきりさせつつ、戦略的に選挙なども乗り越えて長期政権を維持し、人も惹きつけたと

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    2024年03月07日
  • 外事警察秘録

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    実際に起きた事件の裏側がわかる内容だったので面白かったが、秘録というほどのものではなかったかも?
    少し期待外れでした。

    最後の安倍さんとのエピソードは、安倍さんの人柄がよくわかり、感動的でした。

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    2024年02月28日
  • 安倍晋三 回顧録

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    思ったより面白かったと言うのが正直な感想。
    登場人物がトランプさんをはじめ超VIPばかりだから面白くないわけないか。
    安倍さんの場合、どうしても光と影があっていろんな意味で賛否両論分かれるけど歴史に残る政治家と言う事実は否定しようがないな。

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    2024年02月18日