カミラレックバリのレビュー一覧
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ネタバレエリカ&パトリックシリーズの作者だったので。
面白いか、面白くないか、と言われれば、
面白かった。
若くして大富豪となった男の妻フェイが、
浮気され娘も奪われて離婚される。
そのあとの彼女のサクセス・ストーリーが上手くいきすぎとはいえ、
リベンジがコンセプトというヘアケア製品と香水が売れる気がしないとはいえ、
ちらりと見てしまった裏表紙の「復讐劇」の期待は裏切っていない。
フェイの子供時代からの秘密も、
殺人も犯罪行為も、
夫の非道ぶりも、
ラストに登場する人物も、
ぶっ飛んでるとはいえ、読者としては「許せる」。
悲しかったのは、
フェイの長年の親友クリスが真実の愛を見つけながら、
癌 -
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ネタバレとうとう読み終わっちゃった
なるほどな〜……そうしてオメガに到達した彼はアルファへ帰るのかあ。
解説で言及のあったシックスセンスは観たことがないので比較できないんだけど、シャッターアイランドを思い出した。罪の重さに耐えきれなくて認知を自己改竄する話。
骨の盗難は防犯カメラの描写的にも内部犯しか考えられないしローケの自作自演なのでは?とは思ってたけどヴィンセントも無自覚の自作自演だったか…。
"家族"のそれぞれが彼だったと思うと、彼と"家族"/"家族"同士のこれまでの関係の動きも色々考えさせられるなあ。
最初に冷笑(達観)をそばに置 -
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ネタバレ嘘だといって………………ペーデル……………………………。
魔術師の匣で、ヴィンセントもミーナも日本人的感覚からしたら行動がちぐはぐでイマイチよくわからないし不信感もあるな〜と思いつつも、なんで最後までするする読めたかよくわかった。
もちろん結末が気になる気持ちが中心にあるんだけども、解説にあった通り、『特捜班メンバーへの愛着』が生まれてたんだろうな……。
前作では今作がキーになるミーナには特別大きな動きはなかったけど、彼女以外のメンバーはそれぞれ私生活において悩みつつも事件が進むのと並行してちょっとずつ私生活や意識に変化があって、事件が終わった後にはそれぞれが明るい未来への兆しを見せてくれ -
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アイスランドの伝承文学サーガの簡潔な文章を目指している作家、アーナルデュル・インドリダソンを意識しているのだろうか、短文で書かれている。そのため、登場人物の多さや上・下巻のボリュームが気にならずにサクサク読み進められた。
共に生きづらさを抱えたミーナとヴィンセントが出会い、お互いをいたわりあいながら、特捜班の個性的なメンバーと共に連続殺人事件解決に挑む。
ミーナは潔癖症で薬物乱用から抜け出すために苦しんでいる。熱いシャワーで身体が真っ赤になるほど流し続ける。手は消毒液でガサガサ。コットンショーツは使い捨て。
社交面で苦労しているヴィンセントは、目に入る物全てに対しての秩序と構造と偶数 -
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作者がアナグラムの数え方などに協力を依頼した「数学に適した脳の持ち主」への謝辞で、
「彼女にとっては朝飯前のことでも、わたしたちが試そうとすると、前頭葉に結び目ができるような複雑な作業」と書いていたが、まさしく、アナグラムに、ルールが全くわからないチェスを使っての暗号など、
私の頭には結び目が三つも四つも出来てこんがらがってしまった。
「親子関係」をモチーフに、登場人物それぞれの家族関係が描かれていて、読み応えがあった。
完結編の刊行がすでに予定されている三部作らしい。何も知らずに本書を読み始めたが、急いで一作目に戻らなくてはいけない!楽しみだ!!
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ネタバレ(上巻より)
「こんまりメソッド」に「麻原彰晃」を登場させた作者は、
かなり日本の事情に詳しいようだが、
潔癖症のミーナが憧れる日本でも、
さすがに手袋は奇妙に思われる、と教えてあげたい。
そのミーナの潔癖症はかなりひどく、
飲み物のために紙で個別に包装されたストローを持ち歩き、
ショーツも洗濯せずに使い捨てにしている。
彼女が日常生活の中でなにかをするたびに、
何万もの病原体を思い浮かべて恐怖におののく様子はかなり伝染性が高く、
読み進めている間に、
素手でそこら辺のものを触るのが怖くなってきたぐらいだ。
そんな彼女がヴィンセントを救うため、
決死の覚悟で
ミンクの死骸だらけのコンテナ -
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ネタバレエリカ&パトリックシリーズの作者だったので。
女性刑事のミーナは、
マジックで使われるような箱の中で女性が殺された事件解決のために、
「メンタリスト」のヴィンセントに接触する。
興味をひかれたヴィンセントは、
プレイボーイ、三つ子の父親、ベテランの刑事たちの捜査班に加わる。
死体に数字が刻まれている連続殺人事件だと思われたが、
被害者たちの共通点がどうしても見つからない…。
「メンタリスト」というドラマを見たことがあるので、
もっと切れ味鋭い人物を期待していたのに、
妻も家庭もコントロールできないヴィンセントにはちょっとがっかりした。
しかも、
その妻も前妻の妹で、不倫の末結婚したというて -
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ネタバレ一気に読んだ!最初あたりは停滞感強くて読むのがきつかったしチマチマ挟まれる断章に「で、何?」と思いがちだったけどだんだんそちらも不穏な感じになって気になってくるので読み切れた。
犯人は途中でなんとなくわかっちゃったけどミステリというよりは人間ドラマ的に読めたからそこまで苦痛じゃなかったです。
ミーナとヴィンセントの関係はなんともいえない感じ……。
今の奥さんとの関係に改善の兆しが見えたから余計に。あとなんで前妻とそういうことになるのかまったく理解できない。禁酒して。
ミーナもミーナで娘?がいるみたいだけど接近禁止らしい+発信機で位置を監視する行動で不信感が強くなりました。
犯人の最期はあっけ -
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ネタバレ魔術で使われる剣刺し箱と呼ばれる匣の中で女性が殺された。
本来であればマジックとして剣が刺さらないように設計されているはずなのに、中に入った人間に剣が刺さるように設計されていた。
事件解決に行き詰まった刑事ミーナは、魔術に詳しいメンタリスト、ヴィンセントにアドバイスを求める。
メンタリストが主役の物語なので、ジェフリー・ディーヴァーのキャサリン・ダンスシリーズのような物語を想像していたが、主人公ヴィンセントを深堀りするシリーズ一作目らしいストーリー展開。
もちろん巧妙なプロットも随所に散りばめられており、読む手は止まらないが、刑事ミーナについての回収は次作以降に持ち越されており、二作目以降で -
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北欧ミステリーはミレニアムや特捜部Qシリーズが
好きで本屋で気になって手に取り積本になってた本。
・殺人の被害者の視点からのシーンがリアリティあり見ていて少し自分が当事者になった気分がして少し苦しくなった。
・潔癖症な刑事と数字へのこだわりがすごいメンタリストがバディになって奇術を用いた連続事件に迫っていく作品。
・メインだけでなくサブのキャラクター心情を詳細に描かれているため、それぞれの想いを感じながら読めた。また、メンタリストの妻がなんだか悪者のように書かれているのと主人公の刑事とメンタリストに恋愛描写があるのが少し無理矢理感があった。
・事件が停滞しているようで、中々進展ないなーと思っ -
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ネタバレ(上巻より)
ようやく下巻になって、
幼児の連続誘拐殺人事件の捜査が進みだす。
ヴィンセントが今回も捜査に加わり活躍するが、
とにかくミーナとの関係や、ショーや家族の問題に振り回されていて、
活躍しているように見えない。
ミーナの娘を助けようとした「ショー」は、結局ただの命懸けだったし。
カルト教団が幼児殺害を行った動機が弱いなと思っていたら、
誘拐された被害者家族どうしの結びつきが、
捜査ではなくあとがきのように最後につけ足されていた。
どういうこと?
これまた解説によると、このシリーズは三部作らしいので、
三作目でこの納得いかない終わり方が回収されることを祈る。
それと、観光中の日本 -
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ネタバレメンタリストのヴィンセントシリーズ第二弾。
下巻の解説に書評家の北上次郎氏が、
前作について「刑事たちの私生活が必要以上の分量で描かれる」と評したとあった。
解説ではそれが今回にも引き継がれている美点だと書かれていたが、
正直、それはどうだろうと言う感じだった。
なにせ、前作を読んでいることが前提に登場人物たちの私生活が積み重なっていく。
ざっくりとしか覚えていない自分としては、まずはついていけない。
ヴィンセントの奥さんはこんな人だっけ?
冒頭の登場人物紹介で好色漢(古いぞ)と書かれているルーベンは、
なんでカウンセリングを受けることにしたんだっけ?
ゴールデン・リトリバ―の活躍はなんだ