笛吹太郎のレビュー一覧
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面白かった。
短編集なので、毎日1話読む感じのペースでゆっくりたのしもうと考えていたのに、ついつい興が乗って2日くらいでさいごまで読み切ってしまった。なんか美味しい個包装のお菓子を、ついつい食べ過ぎてしまったような気分だ。なんか勿体ない。
今回はかなりバラエティに富んでいた。新しい登場人物も出てきて、世界が広がりそうだなあと思いつつ、あくまでクローズな舞台であってほしいのに……と、口惜しく感じる部分もある。
実は平行して、元ネタになっている『黒後家蜘蛛の会』を読んでいるのだが、時代も舞台もあまりに違い過ぎて、それが夾雑物になってしまうところがある。その点、現代劇というのは、すごく身近で -
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7編の短編が収録されているミステリ短編集。
物騒な殺人事件や未遂事件はあるけれども、基本的にはささやかな、小さな謎を解き明かす物語。
あとがきにアイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』をリスペクトして、構成をならっての作品で、各編のあとがきも踏襲しているという芸の細かなところを見せている。
アイザック・アシモフの『黒後家蜘蛛の会』は1970年代くらいのアメリカが舞台なので、身近な小ネタが生粋の日本人である私にはちっとも身近ではなくて、こんな感じかしら、それとも……と、割と探り探りになってしまうのに対して、純正国産品である当作品はなじみやすい世界で、読んでいてホッとする。
文章も軟らか -
Posted by ブクログ
実は「コージー」が〈居心地のいい〉を意味するものだとは知りませんでした。(有名な洋菓子カフェチェーン店の名前の意味もそういうことか!といまさら…)そしてミステリーに「コージーミステリー」というジャンルがあることも初めて知りました。しかし本文やあとがきでも言及されているように設定の原型にあるのはアシモフの「黒後家蜘蛛の会」シリーズです。そもそもそれ自体が「隅の老人」などの安楽椅子探偵ものの変奏だと思うのですが、社会的地位が高い、少なくても安定している、あるいは知的水準が高いことを自認しているメンバーが、持ち込まれた謎についてあれこれ推論を立て失敗する中で、彼らに仕える給仕が語られた情報だけで解い
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Posted by ブクログ
ちょっとしたゆるい謎解き軽い読み物ミステリのシリーズ二作目。だらだらとのんびり読めるというのはいいですね。とにかく軽い読み口なのであっさりと読み終わってしまう。コンセプト通り、なんでしょう。
新キャラ投入!ということですが、別に黒木くんいてもそんなに話が広がるわけでも・・・というか、コージーボーイズの面々も特にそんなに掘り下げがあるわけでもないか。いや福来さんだけは妙にキャラの掘り下げっぽい話が多いような気がする。今回もまた居酒屋の話あるし。ひいきされてんのかな?作者の投影キャラだから書きやすいのかな?まあ他の人たちのプライベートが別段気になるというわけでもないので別にいいんですけど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
コージーボーイズ、あるいは笛吹き男の怪
コージーボーイズ、あるいは猫形クッキーの謎
コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く
コージーボーイズ、あるいは屋上庭園の密室
コージーボーイズ、あるいはふたたび消えた居酒屋の謎
コージーボーイズ、あるいは予言された最悪の一日
コージーボーイズ、あるいはヤンキー・パズル
同人誌の主幹・歌村ゆかり、小説家・福来晶一、古書店主兼評論家・伊佐山春嶽、編集者・夏川ツカサ(ぼく)の4人によるコージーミステリ好きのための会、《コージーボーイズの集い》のシリーズ第2弾。
カフェに新人アルバイト・黒木が加わる。
肩の力を抜いてのんびり読める日常の謎系ミ