難波優輝のレビュー一覧

  • 本とは何か(新潮新書)

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    あとがきに「紙の本の話ばかりになった。もしかすると、いずれ、デジタルな本とは何かについて書かなければならないかもしれない。」(p.224-225)とあるように、電子書籍には触れられていなかった。電子書籍は本なのでろうか、インターネット上にあるWebサイトはどういった読書パフォーマンスをしているのか、そういった点に関しても著者の意見を知りたいと感じた。

    『本とは何か』というよりも『読書パフォーマンスとは何か』というタイトルの方がしっくりくるような気がする。

    「おそらくe5489はUI /UXのずぶの素人が設計したのだろう。」(p.149)と言う辛辣な言葉に少し笑ってしまった。そして共感をした

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    2026年07月17日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    自分の解釈を出すためにさまざまな角度で性的とは何か、なぜ人間は性的と感じるのか、それを嫌悪するのか調査、考察した書籍
    面白く読むことできた

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    2026年07月10日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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     〈※感想長め〉元来、僕は「人生は物語そのものだ」と考えてきた。もっと言えば、自分の人生を一つの小説や伝記のようなものとして捉えることが多い。たとえば、僕はすでに二度の転職を経験しているが、職場が変わるたびに「さあ、新しい章の始まりだ」「この章はどんなオチになるんや」と考えるように。物語に登場するようなおもしろい何者かであるように。
     そんな折、本屋で本書を見かけて、「自分の人生観に対してどんな反論があるんや?」と興味本位に手に取った。
     まさにグサグサと刺さった。結局のところ、自分は何者かになりたいと願っていただけ。こうあるべきだという凝り固まった自己像を勝手に作り上げて、その枠組みの中で自

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    2026年06月28日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    正直に言うと、読みながら叫びたくなった瞬間があった。悲鳴に近いかもしれない。それくらい、ずっと頭の中でもやもやしていたことが言語化された本。
    最近、世の中がやたらと「物語」を求めすぎていると感じてて。
    例えば選挙で候補者の物語が語られたり、MBTIで人をカテゴライズするのもそう(もともとMBTIは「根拠ないものだし」)、就活で麗な自分語りをしてしまい、SNSでは感情を動かすストーリーが拡散される。
    未知のものをそのまま受け取るよりも、わかりやすい物にはめ込んでしまいたがる傾向が、どんどん強くなっている気がしてそれがずっと気持ち悪かった。
    この本はその気持ち悪さを書いてくれる。
    特に1章はすごい

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    2026年06月26日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    ●自分や世界を理解するのに便利な「物語化」に警鐘を鳴らした本。
    ●事実よりも物語の方が人には響きやすいと言うけれど、その功罪について見つめ直す。→物語はわかりやすいけれど、その易きに流れる姿勢を正して世界を捉える努力が必要。
    ●物語化は自分や世界のことを理解する上で役に立つが、歪んだ理解に陥る危険性があると説く。序章のタイトル「人生は「物語」ではない」が筆者の主張のすべてだ。本書は、前半は物語化の力とそのリスクについて解説し、後半は物語化に対抗する別の思考のあり方を模索するという2部構成になっている。物語的な生き方に対抗する結論がおもちゃ遊び的な生き方というのは不完全燃焼なところがある。おもち

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    2026年06月10日
  • 批判的日常美学について

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    引用で出てくる本を大方読んだことがあったのがジミ嬉し、でした♡
    ちゃんとする、は美的感性によるもの!道徳的なものではない!を胸に。

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    2026年06月09日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    今どきの新書を読めて嬉しい。
    MBTIとか時代を感じられるものや流行には疎いので、あまり積極的に触れてこなかったのだがなんか時代を感じてみたくて手にとった本。

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    2026年05月24日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    ネタバレ

    『物語化批判の哲学』 自分用まとめ

    1. 物語は「理解」と「共感」と「アイデンティティ」を与える

    人は、

    * 他人を理解したい
    * 他人に理解されたい
    * 同じ気持ちになりたい
    * 自分が何者かを確定したい

    という欲求を持つ。

    物語は、その欲求を非常にうまく満たしてくれる。
    過去と未来に意味を与え、感情を同期させ、「自分らしさ」を演出できる。

    だから現代では、SNS・インフルエンサー・自己PR・就活・マーケティングなど、あらゆる場所で「物語化」が強力な武器になっている。

    特にインフルエンサー文化では、「弱さの共有」が強い共感を生み、
    「この人を理解できるのは自分だけ」
    という幻想

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    2026年05月24日
  • 批判的日常美学について

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    手触り感のある内容。
    日常の中にある違和感などを美学観点から考察することで、示唆に富む内容になっていると思う。
    日々の日常になんとなくマンネリ化をしてきたら読むと良さそう。

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    2026年05月09日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    物語化の批判を通じて人生の捉え方を考え直す、書(?)。

    物語化の他、ゲーム・パズル・ギャンブル・おもちゃを批判し(それぞれの考え方の一長一短を示し)、己がどの考え方を取るべきかを考えさせられた(?)。

    映画や漫画やゲームや芸人さんやの例示があって、わかるモノはわかったけど、わからないモノはわからなかった。(←当たり前)。

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    2026年05月07日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    人生は目的を持たない。物語ではない。不幸はたんに不幸であり、幸福はたんに幸福である。

    私たちはそれぞれの場面・対面で、「顔」を付け替えながら生きる。それは、よく比喩として言われるような「仮面」ではない。私たちは仮面など付けていない。なぜなら、仮面の向とうに唯一の顔などないのだから。
    私たちは、顔自体を替えて生きる。本質がないと嘆くにはあたらない。本質とそが可動的なのだから。ゴフマンはこう言う。「人がいてその出番が来るのではなく、出番があれば出番にふさわしい人が現れてくるのである」
    世界は舞台だ。そして、舞台を離れてハムレットは生きられないように、あらゆるシーンや対人関係から離れた「本当」の自

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    2026年05月02日
  • 批判的日常美学について

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    興味深く読んだ。丁寧な暮らしに振り回されている、縛られていると感じることが多いが、憧れるのもまた事実で、そのあたりのことが書かれていた。美学という分野に面白みも感じた。

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    2026年04月08日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    「えっちさ」についての考察がとても面白かった。崇高のえっちさと崩れのえっちさ。わたしは崩れのえっちさの方がよく感じるような気がする。また、「この行動って他人からはどんなえっちさに見えてるのかな」などと生活の中で新しい視点を得てしまった。
    下ネタが大好きなのだが、えっちだなあと思うことの中身を細分化し言語化してくれたこの本を読んだお陰で、日常がさらに楽しくなりそう。

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    2026年02月10日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    まず「性的である」というものを三つに分けて考え、それを使いながら性的雰囲気や性的ペルソナの性質を考察。言語行為論などを用いてそれらが「性的である」ことによりどう悪さをしているかを解説している。
    その次はえっちさについての考察と「性的である」ことと「えっちさ」の比較が行われ、大胆にもえっちさを用いて他人との分かり合えなさを味わう方法を模索している。

    内容は面白いが、一つ一つのテーマがざっくりとした印象で、まだまだ議論の余白がたくさんありそうな一冊。それ故これから先の哲学の中でどんどんと枝葉のように発展していきそうな感じがする。特に最後のえっちさを用いた世界との関わり方に関してはかなり大胆な印象

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    2026年01月23日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    私はむしろ、私が惹かれる存在の前で停止することが、その存在に対して真にえっちなモードで接することであり、素敵なことではないか、と考える。
    という部分から、恋愛においても同じことが言えるのではないかと感じた。

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    2026年01月10日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    美学の方からの切り口はおもしろいと思う。「えっちさ」はふつうは「エロチック」なわけだけどあえて「えっち」を選ぶ理由もわかる。倫理的・社会的な判断についてはつっこみどころはけっこうある気はする。細かいコメントいずれ書くかも。

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    2025年12月19日
  • SFプロトタイピング SFからイノベーションを生み出す新戦略

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    対談方式を積み重ねて作られている本書。推薦図書や推薦映画などが豊富にあるので、それがとても良いです。

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    2022年06月20日
  • 本とは何か(新潮新書)

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    本文から引用させていただきます。


    P46
    【本を読まないあいだもその本のことを考え続けることができて、ある意味で、その本の雰囲気のなかに日常をわずかでも浸しているような状態になれるからだ。本の世界が日常を浸食してくる感覚】

    すごくわかります。昔すごく好きな雰囲気の恋愛小説を読んだ時、その世界に入り込みすぎて、数日間放心状態になったことがあります。読んでない時間こそ本の世界に意識が飛んでいってる気がします。

    読書することを違う視点で考えられたのが、面白かったです。

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    2026年08月03日
  • 本とは何か(新潮新書)

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    読書を、いわゆる今までの枠組みの中だけでなくさまざまな観点で、どのようなパフォーマンスがあるのかを論じた本。
    本をこういった観点から見たことはなかったので、視点の新鮮さは興味深かった。
    特に積読や本屋の棚、自宅の書棚について、確かにそれを読むだけでなく眺めることによりその並びに触発されて色々な新たな考えが出ることは確かにあるよなぁと実感。
    ハウツー本についても、言われてみれば確かに!という感じがした。
    ただそもそも私自身が雑食かつ偏食かつまぁまぁ多食な方だと思うので、ふむふむと納得して終わってしまった感じがある。

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    2026年07月31日
  • 本とは何か(新潮新書)

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    様々なジャンルの本について、それぞれの楽しみ方や効能がまとめられていて面白かった。

    ただこの本の帯に書いてある「読書ってそんなにえらいのだろうか」については、そこまで多様な効果があるなら、やはり「いいもの」に分類されるのでは?

    そもそも、このトピックについて読書家が論じるというバイアスがかかっている。
    読書の明確なデメリットや、読書しない人の視点については議論していただろうか?自分が見落としていただけか?

    もうちょっとフラットな目線で考えてみるともっとおもしろくなると思う。

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    2026年07月24日