難波優輝のレビュー一覧

  • 性的であるとはどのようなことか

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    「えっちさ」についての考察がとても面白かった。崇高のえっちさと崩れのえっちさ。わたしは崩れのえっちさの方がよく感じるような気がする。また、「この行動って他人からはどんなえっちさに見えてるのかな」などと生活の中で新しい視点を得てしまった。
    下ネタが大好きなのだが、えっちだなあと思うことの中身を細分化し言語化してくれたこの本を読んだお陰で、日常がさらに楽しくなりそう。

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    2026年02月10日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    事前に予測していた内容と少し違っていたが、過度に物語的な枠組みに当てはめて人物・事物を理解することを「物語的不正義」という概念で説明しているところと、筋の通った物語が存在しない「ギャンブル」に関して論じているところが面白かった。
    「むしろお金というのはギャンブルをするために作られた紙と言ってもいいほどです。」という名言を吐いた芸人がいたとは。

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    2026年02月08日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    人生は物語ではないというビックリする提唱から、ゲーム・パズル・ギャンブル、そしておもちゃへと論考が移ろう。
    物語がもたらす危険性とそこからの脱却をするための考え方が語られ、盲信的に自分を物語ってばかりいたことに反省した。何も物語が悪いわけではないが、世間が求める物語に自分を当て込んでしまっていることに愕然としたのだ。
    日々様々な役割を演じ、自分が見えづらくなっている実感があるなかで、それをいかに壊してまた新しい自分を手に入れることができるのか、それを求めていきたいと考えさせられた。

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    2026年02月05日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    ネタバレ

    本屋をプラプラしていてタイトルに惹かれて手に取る。自分は物語やナラティブについて肯定的に捉えていたので、それらをどのように批判するのか興味がでた。物語信仰の危うさは納得。物語的徳という言葉、頭の片隅に残しておこう。物語思考と並べて、ゲーム、パズル、ギャンブル、おもちゃ遊びを比較。
    おもちゃ遊びは、軽やかさ、破壊力、偶然、無秩序、浮遊などの要素が他の主体を怒らせがっかりさせる。しかしそれを超越したとき、それぞれの世界の論点がずれ、その場に朗らかな関係が生まれたときおもちゃ遊び的連帯が生まれるのでないか、と主張。それって素敵だよねってニュアンスだと思う。新たな視点を得られた気分。でもこの獲得の流れ

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    2026年01月31日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    まず「性的である」というものを三つに分けて考え、それを使いながら性的雰囲気や性的ペルソナの性質を考察。言語行為論などを用いてそれらが「性的である」ことによりどう悪さをしているかを解説している。
    その次はえっちさについての考察と「性的である」ことと「えっちさ」の比較が行われ、大胆にもえっちさを用いて他人との分かり合えなさを味わう方法を模索している。

    内容は面白いが、一つ一つのテーマがざっくりとした印象で、まだまだ議論の余白がたくさんありそうな一冊。それ故これから先の哲学の中でどんどんと枝葉のように発展していきそうな感じがする。特に最後のえっちさを用いた世界との関わり方に関してはかなり大胆な印象

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    2026年01月23日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    私はむしろ、私が惹かれる存在の前で停止することが、その存在に対して真にえっちなモードで接することであり、素敵なことではないか、と考える。
    という部分から、恋愛においても同じことが言えるのではないかと感じた。

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    2026年01月10日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    なんとなくマーケティングや政治で物語が悪用されているのでは?と問題意識を持っていた時に出会えた一冊。当然ながら自分よりも広い視野と洞察力で物語の問題点を指摘していて感動しました。
    後半のオルタナティブは物語と比べてだいぶ弱いという印象。私自身が物語に染まってしまっているからかもしれません。

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    2026年01月07日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    美学の方からの切り口はおもしろいと思う。「えっちさ」はふつうは「エロチック」なわけだけどあえて「えっち」を選ぶ理由もわかる。倫理的・社会的な判断についてはつっこみどころはけっこうある気はする。細かいコメントいずれ書くかも。

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    2025年12月19日
  • SFプロトタイピング SFからイノベーションを生み出す新戦略

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    対談方式を積み重ねて作られている本書。推薦図書や推薦映画などが豊富にあるので、それがとても良いです。

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    2022年06月20日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    興味をそそられる切り口だからずっと読むのを楽しみにしていた。文章が私には難しいのか、文字を追っていても内容がすっと入ってこなくて読むのが大変だった。同じ文を何回も読み返しても理解できている実感があまりなかった。読書筋力がついたら読み返したいな。
    物語ではないことを物語的に考えたり語ったりすることってリスクもあるんじゃないか、となんとなく思った。でも私は物語が好きだから、物語から抜け出すのは難しいんだろうな。

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    2026年03月27日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    朝井リョウの『イン・ザ・メガチャーチ』の副読本として、勧めているXの投稿を見たので、読んでみた。

    『イン・ザ・メガチャーチ』が(恐ろしい意味も含めて)物語の力を描いた小説だったが、
    この本は、そこにも描かれていた昨今の物語が過剰な時代に対して、人生を物語として考えることの危険性と、その考え方の対案として、遊びとして人生を見る考えを提案している。
    そこで挙げられている遊びは、ゲーム、パズル、ギャンブル、おもちゃで、目次だけ見たときは、?マークが浮かんだが、確かにそれらを人生のアナロジーとして考えることはあるなと感じた。
    人生をゲームとして考え、経験値を積み、効率的に攻略しようとしたり、
    パズル

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    2026年03月22日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    おもしろかったー。
    最初の50ページまではマジで最高。
    思ってることを言語化してくれた感じ。
    著者が楽しんでるのが伝わった。
    難しかったけどね笑

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    2026年03月15日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    前半の社会への警笛みたいな部分は良かった。ただやっぱ、特に後半、良くも悪くも哲学の人の本だな、と。
    しっかりと物事を考えているけど実社会への応用の線が細い。
    あと、ネット上の匿名のエピソードを引用すると胡散臭いのでやめた方がいいと思いますよ。

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    2026年03月09日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    評価が難しい内容。
    最初めっちゃ共感できる!と思って読んでたらだんだん、自分はマイノリティとは違う正しい見方をしてる(=達観してる)という書き方にも見えてきてしまった。
    結論がパッとしないのは自分が意味を求めて物語的に生きているからかも知れませんね。。。

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    2026年03月04日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    読みやすい。非常に言っていることが分かりやすい。しかし、引っかかりのなさのせいか、各節の言いたいことが分かるものの、で、全体としてどういうこと? となるとなんかぼやけた感じはした。今自己を、他者を、世界を、物語的に捉えすぎているのではないか。たしかに人間の性質は物語と親和性があり、物語化することに快感はある。しかし物語化することによって、本来多様な豊かさに満ちたものを狭い一面に切り縮めてしまってはいないか。そこで、遊びという観点でも自己を他者を世界を捉えることにしよう。ゲーム、パズル、ギャンブル、おもちゃという遊びだ。たしかにそれぞれなりの危うさはある。しかし、物語の替わりにそういう枠組みをも

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    2026年03月03日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    性は「隠すべき恥ずかしいこと」でも「動物的な本能」でもなく、
    美味しい食事や素晴らしい音楽と同じように、
    人間が人生を豊かにするために追求してゆくコト

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    2026年02月25日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    著者は性的なものは好きだが、街中にある性的な広告は嫌いだといいます。私も著者と同様に駅などに貼られる性的な広告が苦手です。
    性的なイメージを公共の場に置くな派と表現の自由だから問題ない派が争って堂々巡りになる…という騒動をSNSなどでよく目にします。
    本書はそうした議論を整理し何が起きているのかを哲学的にはっきりさせることが目的だといいます。この辺りの議論に興味があったので本書を手に取りました。

    性的なものとはなにか?最初に性的なものとえっちなものとの区別を行います。性的なものは①性行為②裸体③性的興奮の三要素から定義されます。そして、美的性質としての「えっちさ(エロティックさ)」と区別しま

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    2026年02月24日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    ネタバレ

    む、難しい。
    理解できる部分もあるけど、4章くらいから私と理解力では理解しきれなかった。
    雰囲気を作り出すこと、見えない暴力性などの話はなるほどと思ったが、えっちに関する話から、理解が難しくなってきた。
    リベンジしたい。

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    2026年02月23日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    山本直樹『エロってなんだろう?』と比べると、ずっと真面目で堅い。硬すぎて何を言っているのかよく分からない部分も。性的であるとは①性行為に関わるもの、②人間の裸体や正規に関わるもの、③性的興奮を催させるもの、のいずれか、またはすべてを満たすもの、という定義はなるほどなと思う。

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    2026年02月14日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    ネタバレ

    筆者が言いたかったのは、なんでもかんでも何かに当てはめたり、意味を求めたり、固定化するなということだと思う。一貫性とかキャラとかルールとか自分を縛るものが窮屈に思えるなら無理に乗っかる必要はない。その時その時必要な考え方を道具のように切り替えて使えばいい。

    あと、人は感情的になりたいから物語や芸術・表現を求めるという断定や、常に何かしらの気分のもとにあるという視点は面白い。言われてみればそうだとも思う。感情や気分はコントロール可能なのではないかという可能性を感じた。大抵の人は意識的かそうでないかは別として、うまく実践しているのかもしれない。

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    2026年01月29日