難波優輝のレビュー一覧

  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    今どきの新書を読めて嬉しい。
    MBTIとか時代を感じられるものや流行には疎いので、あまり積極的に触れてこなかったのだがなんか時代を感じてみたくて手にとった本。

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    2026年05月24日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    ネタバレ

    『物語化批判の哲学』 自分用まとめ

    1. 物語は「理解」と「共感」と「アイデンティティ」を与える

    人は、

    * 他人を理解したい
    * 他人に理解されたい
    * 同じ気持ちになりたい
    * 自分が何者かを確定したい

    という欲求を持つ。

    物語は、その欲求を非常にうまく満たしてくれる。
    過去と未来に意味を与え、感情を同期させ、「自分らしさ」を演出できる。

    だから現代では、SNS・インフルエンサー・自己PR・就活・マーケティングなど、あらゆる場所で「物語化」が強力な武器になっている。

    特にインフルエンサー文化では、「弱さの共有」が強い共感を生み、
    「この人を理解できるのは自分だけ」
    という幻想

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    2026年05月24日
  • 批判的日常美学について

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    手触り感のある内容。
    日常の中にある違和感などを美学観点から考察することで、示唆に富む内容になっていると思う。
    日々の日常になんとなくマンネリ化をしてきたら読むと良さそう。

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    2026年05月09日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    物語化の批判を通じて人生の捉え方を考え直す、書(?)。

    物語化の他、ゲーム・パズル・ギャンブル・おもちゃを批判し(それぞれの考え方の一長一短を示し)、己がどの考え方を取るべきかを考えさせられた(?)。

    映画や漫画やゲームや芸人さんやの例示があって、わかるモノはわかったけど、わからないモノはわからなかった。(←当たり前)。

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    2026年05月07日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    人生は目的を持たない。物語ではない。不幸はたんに不幸であり、幸福はたんに幸福である。

    私たちはそれぞれの場面・対面で、「顔」を付け替えながら生きる。それは、よく比喩として言われるような「仮面」ではない。私たちは仮面など付けていない。なぜなら、仮面の向とうに唯一の顔などないのだから。
    私たちは、顔自体を替えて生きる。本質がないと嘆くにはあたらない。本質とそが可動的なのだから。ゴフマンはこう言う。「人がいてその出番が来るのではなく、出番があれば出番にふさわしい人が現れてくるのである」
    世界は舞台だ。そして、舞台を離れてハムレットは生きられないように、あらゆるシーンや対人関係から離れた「本当」の自

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    2026年05月02日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    タイトルは物語化批判となっているが、最終的な主張及び結論は少し違うように受け取れる。

    現代の[推し]文化について様々な観点から物語化に触れつつ、資本主義のゲーム性、ギャンブル、遊びの4つのメタファーで締めくくる。
    そして最後には[遊び](本書では子供のおもちゃ遊び)にこそ重要なキーがあって、世界を単純化して解こうとする姿勢を問い直すことを教えてくれる、と私は受け取った。

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    2026年04月12日
  • 批判的日常美学について

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    興味深く読んだ。丁寧な暮らしに振り回されている、縛られていると感じることが多いが、憧れるのもまた事実で、そのあたりのことが書かれていた。美学という分野に面白みも感じた。

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    2026年04月08日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    「えっちさ」についての考察がとても面白かった。崇高のえっちさと崩れのえっちさ。わたしは崩れのえっちさの方がよく感じるような気がする。また、「この行動って他人からはどんなえっちさに見えてるのかな」などと生活の中で新しい視点を得てしまった。
    下ネタが大好きなのだが、えっちだなあと思うことの中身を細分化し言語化してくれたこの本を読んだお陰で、日常がさらに楽しくなりそう。

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    2026年02月10日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    まず「性的である」というものを三つに分けて考え、それを使いながら性的雰囲気や性的ペルソナの性質を考察。言語行為論などを用いてそれらが「性的である」ことによりどう悪さをしているかを解説している。
    その次はえっちさについての考察と「性的である」ことと「えっちさ」の比較が行われ、大胆にもえっちさを用いて他人との分かり合えなさを味わう方法を模索している。

    内容は面白いが、一つ一つのテーマがざっくりとした印象で、まだまだ議論の余白がたくさんありそうな一冊。それ故これから先の哲学の中でどんどんと枝葉のように発展していきそうな感じがする。特に最後のえっちさを用いた世界との関わり方に関してはかなり大胆な印象

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    2026年01月23日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    私はむしろ、私が惹かれる存在の前で停止することが、その存在に対して真にえっちなモードで接することであり、素敵なことではないか、と考える。
    という部分から、恋愛においても同じことが言えるのではないかと感じた。

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    2026年01月10日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    美学の方からの切り口はおもしろいと思う。「えっちさ」はふつうは「エロチック」なわけだけどあえて「えっち」を選ぶ理由もわかる。倫理的・社会的な判断についてはつっこみどころはけっこうある気はする。細かいコメントいずれ書くかも。

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    2025年12月19日
  • SFプロトタイピング SFからイノベーションを生み出す新戦略

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    対談方式を積み重ねて作られている本書。推薦図書や推薦映画などが豊富にあるので、それがとても良いです。

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    2022年06月20日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    ネタバレ

    人生を物語として捉え、生まれや置かれた環境を、ガチャと呼び、うまくいかないとキャンセル界隈、人間関係リセット。
    人生ってそうじゃないよね。という話。
    確かに、何かうまくいかないとなかったことにしたり、なるべく人と関わらないようにしたりとする人は多いように感じる。自分もそうだけど。
    性格診断とかで自分のキャラを固定するのも今風だなと感じた。キャラがあれば自分の行動の理由を説明できるし、限界を設定できる。
    でもそれって、人本来の在り方だっけ?
    人っていろんな側面があるし、ブレるし、意味不明なものだよ。特に子供は未確定でいいはず。
    そこで、物語として固定するのではなく、おもちゃで、あるいはギャンブル

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    2026年07月11日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    いやー自分も結構思考の点と点を無理やり繋げて物語として成立させたがっちゃうから面白く読めた!

    相変わらず新書は読むハードルが高いというか、難しいからちまちま読んでいきます

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    2026年07月05日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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     就職活動の語りに象徴されるように、人生を「物語」になぞらえる風潮に警鐘をならし、物語でなければ人生は何なのか、ゲーム、パズル、ギャンブル、おもちゃの4つの「遊び」を対照させて、生きることを考えるという本。著者は「美学者」だそうで、哲学的な分析が加えられる。
     物語やストーリーって、テーマパークのアトラクションとか、展示施設とか、そういう場面で効果的に用いられる、ということで、おれも中学校の文化祭の出し物とかだと、ストーリーを作ってお客さんを呼び込もう、とか指導する。ただ一方で、物語にしたときに漏れてしまうもの、見えにくくなるもの、思考、というのがあるのは当然だと思うので、そういった物語の危険

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    2026年07月01日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    夫という他人(しかも異性)と生活していると、同じものを見ていても「えっちだ」と言うことがあり、その(性的な)感受性の高さに驚く。
    同じものでも、性的だと感じる人もいれば感じない人もいる。これはどうしてなんだろう?と日頃から思っていた。
    だから、「性的」について分解して考えた本を読みたかった。

    欲しかった答えは得られなかったけれど、これはこれで面白いと思った。
    同年代の方が書いているので価値観が近いだろうし、著者の考察だとしても勉強になる部分があった。
    なんていうか、フェミニズムが関わってくるんだな。それはそうか。

    もう少し夫と議論を深めてみたい。

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    2026年07月01日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    今日的課題の問い。ただし答えは逸れていく。

    ・人生は物語ではない。目的などもたない。不幸は単に不幸であり、幸福は単に幸福である。

    ・彼らは事態がよくないとわかっているが、それ以上に、この事態に対してなす術がないということを了解してしまっている。けれども、この「了解」、この再帰性とは、既成の状況に対する受け身の認識ではない。自己達成的な予言なのだ(フィッシャー2018)

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    2026年07月12日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    フィクションとしての物語だけではなく、 自分や他者について「物語」として語ることに重きがおかれ、SNSやニュースからも「物語」を受け取る現代社会において、物語の危険性と遊びの哲学について論じた一冊。

    自分は子どもの頃からフィクションとしての物語が好きだ。
    それだけでなく、人の人生としての物語やニュースの物語性にも興味を惹かれる。
    だからこそ、物語に対する批判を知っておきたいと思い、当書を手に取った。
    読んでいて感じたのは、「自己」や「他者」を物語化することは自分や他者を「理解」しているとはいえないということ。
    さらに厄介なことに、物語化することで理解しているような気になれてしまう。
    自分自身

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    2026年06月26日
  • 物語化批判の哲学 〈わたしの人生〉を遊びなおすために

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    タイトルの“物語化”とは、心理学者ジュリアン・ジェインズによって定義されたnarratizationのことか?
    スケールが少し違うと感じるけれど、確かにその一部分ではある。

    人生は多かれ少なかれドラマを持っている。どのように描かれるかによって、“平凡な人生”であったり、“稀有な人生”であったりするのだ。

    物語篇は以上。
    そして、自己や世界を理解するための扉の先にあるのがゲームやパズルやギャンブルやおもちゃ…という探求篇に続く。

    それぞれ言いたいことはわかった。自己や世界を理解する方法を見つけるための筆者の思考をまとめたもの?
    けれど、書籍名にある「物語」との結び付け方に強引さを感じるのは

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    2026年06月24日
  • 性的であるとはどのようなことか

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    男女論だとか、性的であるとか、フェミニズムであるとかそういった話題を論じるなら「性的であるとはどのようなことか」については言語化する努力が必要だなと思う。
    本書は哲学や芸術寄りの視点だなと感じたので、もっと俗っぽい視点でも議論されていって欲しいテーマ。

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    2026年06月02日