日本文藝家協会のレビュー一覧

  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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     両親が少年時代に離婚し、母親に引き取られた息子が 働いている母親の代わりに母方の祖父母に育てられ、そ の時祖父が煙草の煙で見たい光景を浮かばせていたのが、 きっかけで結婚して子供が出来た後も子供がぐずった時 に煙草の煙で見たい光景を見せてやると泣き止んだ事で 体に悪い事を知っていながら、吸い続けていたある日寝 煙草が原因で下の階からアパートが燃え、妻と娘を失い 途方に暮れていた時に煙草に火をつけた時、煙の中から 妻と娘が出て来てその煙の中に入っていくのが、いじら しい感じがしました。

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    2025年02月24日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    ねえ!これ最高!
    毎年出てるの?!ほしい!
    どの短編も面白くて夏すぎて冬終わり頃に読んだけど関係無しに面白すぎたよー!!

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    2025年02月17日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    「夏のカレー」というタイトルにひかれて手に取ると、原田ひ香さんの作品が入ってたので購入決定!
    そのタイトル作をはじめ、良質の短編が集められています。ベストコレクションと銘打ってるのは伊達ではないですね。楽しめました。

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    2025年01月17日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    いろんな小説家によるカレー小説だと思ってた(笑)。
    三浦しをんさんと乙一さんの短編は不穏な感じがなんとも良い。宮島未奈さんの短編は、帰省した田舎で交流した人々のちょっとした感情のズレが絶妙。歳を重ねて変わってないもの、変わったものが浮き彫りになる。
    今度こそカレー小説を読みたい!

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    2024年10月26日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    こういうアンソロジーを読むのが好きだ。
    普段、自分では本を選ばない作家との出会いがある。
    そんな中で、好きな作家の作品はやはり好きだということに気づくし、初めて出会った作家の作品も意外と楽しく読めてしまう。
    つくづく、本や個々の作家、作品とはは出会いなのだなと思う。

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    2024年10月22日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    ネタバレ

     普段あまり読まない文芸ジャンル・初めましての作家さんも多いアンソロジーでしたが、いずれの作品も文章が巧みで読みやすく、それぞれに楽しめました。雰囲気はバラバラなので、読者によって好みはかなり分かれそうですね。以下、個人的お気に入りの作品をピックアップ。

    【AI Detective 探偵をインストールしました】
     SFらしい設定ながら、内容がしっかりミステリーで、意外な結末もきっちり用意されている完成度の高さに唸りました。本格ミステリとしてはトリックや理論展開がやや弱い印象ですが、SFとして読むなら十分に満足。

    【猪田って誰?】
     怒濤の地の文が面白くて最高でした。ささやかな日常のやりとり

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    2024年10月18日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    メシばなアンソロジーというわけではないというのは分かっていたけど、ジャケ買い。
    名を連ねる作家も、名前は知っているけど、読んだことがないorほとんど読んでいない人ばかり。でも、予想以上に楽しめた。
    やはり出色は原田ひ香の表題作。初老の主人公が振り返る運命じゃなかったひととの思い出に胸を締め付けられ、鮮やかなサゲに涙。
    この本きっかけに何人か気になる作家ができました。

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    2024年09月21日
  • 雨の中で踊れ 現代の短篇小説 ベストコレクション2023

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    ネタバレ

    旅のお供として。「現代の短篇小説ベストセレクション2023」ということで、12篇も入ってるアンソロジー。一つ見開きで終わるのもあったけど。普段はミステリーのアンソロジーをよく読むけど、これはそういうくくりではないので、初読みの作家さんも多かった。基本的にほとんど面白かったけど、斜線堂有起「妹の夫」は最後涙が出た。宇宙とワープってことでこれもSFに分類されるのか?でもこれは荒城とドニの友情の物語だ。あるいは職業倫理の。感動。あと荒木あかね「同行のSHE」もちょっとステレオタイプではあるけど面白かった。さすが『此の世の果ての殺人』の作者。あと逸木裕「陸橋の向こう側」は流行りのどんでん返しな感じ。お

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    2024年09月10日
  • 文学2021

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    文学2022に比べると、やや魅力的な作品に欠ける印象でした。
    移民の味 王谷 晶
    猫はちゃんと透き通る 最果タヒ
    ダン吉の戦争  高橋源一郎
    がよかった。

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    2022年10月03日
  • 輪廻の果てまで愛してる 現代の短篇小説 ベストコレクション2025

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    ホラーあり、コージーあり、SFありでバラエティに富んでいる。
    『放送部には滅ぼせない』はちょっと米澤穂信っぽい。
    『凪のからだで生きていく』はしんみりくるなあ。

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    2025年11月29日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    山田詠美の「ジョン&ジェーン」、原田ひ香の「夏にカレー」が秀逸。
    特に「夏のカレー」夏の夕暮れ時、昭和の家屋、台所、
    昔縁のあったふたりの年老いてからの邂逅。
    今は亡き高峰秀子と笠智衆(ちょっと高齢すぎ?)主演での映画化観てみたい。

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    2025年10月31日
  • 輪廻の果てまで愛してる 現代の短篇小説 ベストコレクション2025

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    「カタリナの美しき車輪」、「花泥棒」、短編なのに深く取り込まれる凄さ。

    こんな短編ばかりだと参ってしまうが、硬軟、陰陽の9編、選りすぐりの短編集。

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    2025年10月20日
  • 輪廻の果てまで愛してる 現代の短篇小説 ベストコレクション2025

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    ベストコレクションと銘打っているだけあってどの短篇も「これは!」と思わせる内容で引き込まれた(個々の作品としては「カタリナの美しき車輪」と「輪廻の果てまで愛してる」が特に好き)。
    一冊を通してみるとバラエティに富んだ各作品をうまいこと並べていて、それぞれの作品の魅力が増すようしている編者の技にも感心させられた。

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    2025年09月24日
  • 雨の中で踊れ 現代の短篇小説 ベストコレクション2023

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「悧口なイブ」 佐藤愛子
    「雨の中で踊る」 森絵都
    「ロマンス☆」 一穂ミチ
    「おかえり福猫」 まさきとしか
    「楽園の泉の上で」 高野史緒
    「走れ茜色」 君嶋彼方
    「一角獣の背に乗って」 佐原ひかり
    「どうせ殺すなら、歌が終わってからにして」 須藤古都離
    「妹の夫」 斜線堂有紀
    「同好のSHE」 荒木あかね
    「陸橋の向こう側」 逸木裕(森田みどりシリーズ)
    「ビーチで海にかじられて」 一條次郎

    2022年に文芸誌などに発表された短篇からのセレクト。「雨の中で踊る」「ロマンス☆」コロナ禍であぶり出された不満の行く先が描かれる。
    「走れ茜色」は高校生の話で青春を感じる。
    「一角獣の

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    2025年08月08日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    色々や作家さんと出会えて楽しめた
    良いなと思える話や
    ちょっと自分には合わなかった話もありますが
    まとめて読めてお得でした
    他の作品も読んでみたいと思えた作家さんも
    いて良かった

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    2025年05月10日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    読んだことがなく、気になっていた作家さんの作品が読みたくて購入したのだったと思う。
    澤西祐典さんの『貝殻人間』と萩原浩さんの『ああ美しき忖度の村』が好み。『忖度』は喜劇を見ているようで面白かった!

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    2025年04月13日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    表題から、カレーのアンソロジーかと思いきや、違ってました。不思議な雰囲気の物語ばかり。終わり方もちょっと不穏な感じだったり、え?これで終わり?みたいなものもあった。夢見る家族、三浦しをんさんっぽくない気がした。怖い未来。貝殻人間も怖いです。澤西ゆうすけさんは初読でした。

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    2025年02月18日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    ふしぎな短編。好きな作家さんが出ている。
    なかなか良かった。

    読んで少したったが、乙一の話と、煙の話が印象的。あと、貝殻人間。
    貝殻人間強すぎる。怖すぎる。
    どれも、気になるところで終わるものだから(それが短編の良さでもあるんだけど、)長編で読みたい。

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    2024年12月28日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    カレー好きの私としてはそそられるタイトルだと思って手に取ったけど、夏のカレーは原田ひ香さんの物語のタイトルというだけ。
    他はカレーとは全く関係なかった。
    レビューを見たら、皆さん引っかかっていたようで…私だけじゃなかった。
    特にテーマがあるわけじゃないみたいだけど、家族や友だちとの不思議な関係を描いたものが多かった。
    特に好きだったのは2編。
    三浦しをんさん「夢見る家族」
    ネジのやり場のない気持ちがわかり過ぎて、一緒にモヤモヤ。
    宮島未奈さん「ガラケーレクイエム」。
    ガラケーの懐かしさと、実際に自分にもありそうな出来事に親近感を持った。

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    2024年11月27日
  • 夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024

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    ネタバレ

    小川哲さん目当てで読んだが、意外にも他の作家の短編が気に入った。
    特に表題作(著者:原田ひ香さん)。想い合いながらも結婚はせず、長らく会っていなかった女性との再会のシーンから物語が始まり、過去を思い出す構成になっている。
    あと一言、互いに想いを告げていれば…と思うが、そう上手くいかないのが恋愛なんだろうな。冴子の葬式に参列していた帰りだったとは驚いた。一番言ってほしかったことを言ってもらうために冴子は現れたのだろうか。それとも自分を印象づけるために、一生忘れないでいてもらうためだったのだろうか。どちらにせよ、もう冴子のカレーを食べられないと思うと切ない。

    宮島未奈さんの『ガラケーレクイエム』

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    2024年11月09日