ツジトモのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フットボールの監督として、世界中の猛者が集う舞台で勝負したい。それだけだよ。
タッツミーの言葉だ。おそらく日本で、思いっきり戦って、そしてたどり着いた世界の舞台。思いっきり戦いたくて、この場所までたどり着いたんだということを、つい忘れてしまう。
2位に終わったリーグ戦、そして監督引退を表明するタッツミー、チームの最終局、天皇杯へ。様々なドラマを担いで、ジャイキリのピークへと運んできた格好。戦況に対して、的確な手を打つことよりも、チーム員それぞれが持つ意識を統一して、同じ方向に向けていくことが監督の役目というふうにも見える。ある意味で、節目の号と言えるだろう。 -
Posted by ブクログ
序盤の最高潮の巻ではないだろうか。
“クラブってのは木みたいなもんでよぉ
土は環境、地元だよな”
略
“俺はここでクラブの幹になるよ
様々な意見からクラブの方向性を俺が決める
だからお前はこのクラブの太陽になれ”
自分の場合、研修で習ってはいたが、いざ岐路に立つと自分の都合の良い方へ考えの軸を変えてしまっていた。自分やチームのためではなく、選手のキャリアを考えた選択をしないといけないなと、考えを改めた。
マンガから人生に影響を受けるのは宇宙兄弟以来だわ。
“各々の垣根を越えて自分の役割以上の仕事をする
それが俺の憧れるクラブの理想だからね” -
Posted by ブクログ
スポーツライター・木崎伸也さんが書いたサッカー日本代表小説。YouTubeにもたくさん出演されていて、端切れの良い意見と観察眼にいつもサッカーを見る目を養ってもらっている。
挿絵は『GIANT KILLING』のツジトモさん。サッカーファンとして読むしかない。
発売は2018年9月で、それまでWeb連載されていたらしいので、ロシアワールドカップの予選や本戦と並行していたのだろう。ロストフの悲劇でベルギーに負けたところまでは描かれている。
舞台は2030年。2022年のカタール大会は出場できず、2026年の北米大会はベスト16に進んだ世界線で描かれている。
主人公はたくさん笑
メインはユ