AkiZeroのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ良家のお嬢様として嫁に出されたせつなだったが、嫁ぎ先に夫はおらず、一度も顔すら見ぬまま2年が経ち、いよいよ離縁の話が持ち上がる。実家に戻りたくないせつなは、夫の居る京へコッソリ単身向かう事になり…
実家でも不義の子として虐げられ、夫を婚家でも当主にする為に嫁いだのに、それも叶わず厄介者扱いのせつな。京へ赴くもこれまた役立たずで不憫でしたが、性根が優しいせつなに徐々に心を開いて行く警ら隊のメンバーと夫の藤十郎。やっと居場所を見つけたと思った矢先、せつなが実家で座敷牢に閉じ込められていた本当の訳が又不憫で…
それでも、漸く心を通わせたせつなと藤十郎の未来が明るそうでホッとしました。
シリ -
Posted by ブクログ
ネタバレ旦那様が本当に優しくいい男で、嫁を放っておいた事情も分かるものがあった。
彼には大事なお役目もあったし、過去の件がトラウマになっていて、自分の幸せは二の次状態。
そんな旦那を追いかけてきた妻も、座敷牢で育った訳ありだが、根はいい子で、不器用ながら役に立とうと旦那様の職場で奮闘。
二人とも本当にいい子(子?)なので、自然と距離は縮まるし、帯にある「幸せになれない秘密」とはどこにあるのだろうと途中まで思っていた。
中盤以降までは、その気配があまりないので。
ところが、嫁が何故座敷牢に入れられていたかが分かると、風向きが変わる。
作中にも多少伏線はあったし、何より作品タイトルが今にして思えば意味深 -
購入済み
1、2巻は普通に読んでいたんですよ…あぁ…いいなぁって!
3巻目になったら何だろうグチグチグチグチちょっと鬱陶しいかな…
そもそもご両人とも根暗だしねぇ…
フェリスが前向きな事いってもレティシアは否定してかかるしね。
次巻から前向きになっていると良いのですが… -
匿名
ネタバレ 購入済み挿絵が…
好きなお話が商業に!と思って1巻から課金してきましたが、挿絵の先生の仕事ぶりがキツい…。1巻の海辺のシーン、二人とも変装して髪の色も変えてるのに、王宮にいるときの格好のまま。2巻の表紙、これを見た瞬間に白馬だと判断する人がどれだけいるでしょう。顔は白っぽいし、上から強い光が差して首から下は陰になってる表現なのかもしれませんが、馬体は茶色か黒に見えてしまいます。そして極めつけが、この3巻!五歳の幼児になぜ胸の谷間を描く??おかしいですって。何なら、ちょっと気持ち悪い。きりが無いからこれ以上は書きませんが、細かく気になるところがチラホラと。
ちゃんとお話を読み込んでから描いてないのかな、って思うと -
購入済み
レティシアの描いたのためにフェリスが暗躍し始めて、何だか面白くなってきたかな?レティシアの天然ずれもあって、周りがいろいろ動き出してお話が楽しみになっています。今後のフェリスの無双が楽しみです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ全てを救えるとは限らない。
そうしみじみ感じた3巻、恐らく最終巻。
終盤で一気に時間軸が進んだのには驚かされた。
序盤から主人公夫婦は諸事情で離れ離れ、会うことすらままならない状態に。
互いに想い合っているのにすれ違う中、訪れたのは最大の危機。
折角分かり合えたと思った相手と戦う展開。
結局敵を退ける(というか、もう命を奪うしか道がなかった)こと自体は何とかなったが、その事後処理というか、夫婦が被った影響の方がしんどかった。
藤十郎さま、色覚以外にも被害が出るとは、不幸体質過ぎる。
せつなはせつなで、妖狐の力の影響で、人間世界では生きていけない状態に。
果たして、夫婦は人間世界で幸せをつかめ -
Posted by ブクログ
ネタバレ藤十郎の実家のお話ということで、京の皆の出番は冒頭のみ。
ただ穏やかな里帰りという訳にはいかなかった。
藤十郎が難しい立場ということもあり、せつなはまた色々と苦労する羽目に。
それでも藤十郎のために精一杯頑張るのだけれど、義妹には恨まれ、義父から理不尽な言葉をかけられることも。
ここでも苦労してしまうのか、せつな。
それでも相手を恨むことなく、性格も捻くれない。
本当にいい子だ。
しかも、封じられていたあやかしも絡んできて、ややこしいことに。
藤十郎は説得できたらと思っていたし、実際言葉も通じたのだが、結局は哀しい結末に。
なかなか全てが丸く治まる展開というのは難しい。
前作でも思ったけれど -
Posted by ブクログ
さらっとして読みやすい物語でした。
登場人物に変な癖や裏側ないのでストレスなく読めます。
控えめなせつなと温厚な藤十郎はお似合いのカップルだと思います。
が、いかんせん描写が薄い。作中でどういう街で暮らし、どういう服を着て、どういう風貌で、どういう空気感があってという描写が圧倒的に少ない!
維新後の世の中を舞台としているのですが、時代背景もぼんやりしたまま終わってしまいました。
出てくるあやかしもただ物語のスパイス的役割でがっつり絡んでくるわけではないので、印象が薄い。
あやかしやせつなの出生を削ぎ落として、京で役割をまっとうする夫とそれを追っかけてきた妻&藤十郎の後継ぎお家事情で深掘