堀田創のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレaiをいかに戦略に組み込むかということに関する本。わかりやすく面白い。
human+machineと同様aiのあり方関係性について論じられているのがよい。
メモ
・戦略デザインの視点
aiにより持続的競争優位を高められるか
aiにより何重にも利益を生み出すルールを描けているか
aiは勝ち続ける仕組みをデザインできているか
・競争優位は厳選を1つではなく、二重三重に複数築いていくという発想。
・ヒューマンインザループの三パターン
人力検査型 全チェック
人間バックアップ 時々サポート
監査型 確信度低い時だけサポート
・e2e学習 end to end 一気通貫でのaiトレーニング
・aiが実現する5つの最終価値
売上増大
コスト削減
リスク損失予測
ux向上
r&d加速
・ai活用で期待できる機能
認識、予測、対処
・重要なのはユニークバリュープロポジション。いかにこれを最大化し続けられるか。
・ai活用によりまず、uxの向上につなげる。
・精度が85-95%に近づくと、aiが解けなかった問題を人間の手でファインチューニングすることに比重がうつっていく。飽和点に近づくほど例外処理作業が増えていく。
・ループ構築例 契約書ai ドキュメントデータ、フィードバックデータ二つを学習サイクルに。
・自社業務で手に入りやすいデータを考える。データを使ってaiがどう強化され得るかを考える。
・モービルアイは画像処理ai強化と位置情報リアルタイム紐付けという二つのループを構築している。
・ハーベストループ実装ステップ
ストーリーを完成させる
→KPIに落とし込む
→推論パイプラインのデザイン
→初期データの特定と準備
→初期実験とファインチューニング
→蓄積データの型特定
→uxuiデザイン
→実装とデプロイ
→クオリティチェック
→実運用と継続効果検証
・エクスペクテーションサンドイッチ
望ましい水準と許容できる水準を設定し、挟み撃ちでこれのズレを減らしていく。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
AI時代の事業立ち上げや組織変革の最前線で実践を重ねてきた著者たちが、従来の「強いトップが引っ張る支配型リーダーシップ」の限界を説き、チームが自律的に動き出すための実践的アプローチを明かした一冊。著者は、世の中に流通する「理想のリーダー像」を無理に演じようとすることがリーダー自身を疲弊させ、メンバーの萎縮を招く根本原因であると指摘する。結果を出し続ける組織をつくる鍵は、個々の持つ特性や組織固有の価値観――すなわち「らしさ」を深く掘り下げて極めることにある。弱みも含めた自己開示、心理的安全性の土台づくり、個人の「らしさ」を活かす役割分担や対話の設計など、指示命令に依存せず現場が自発的に進化・自走していくための具体的な仕組みとマインドセットを体系化している。
所感・深掘り
「無理に完璧なリーダー像を演じる必要はない」というメッセージに深く救われると同時に、メンバーの主体性を引き出し強い組織をつくるための本質を突きつけられる名著だった。
特に強く腑に落ちたのは、「借り物の正解を押し付けるのではなく、自分やチームの『らしさ』を徹底的に掘り下げて活かす」という視座だ。指導の現場において、世間のトレンドや他者の成功事例を形骸的に模倣しても、血が通っていなければメンバーは受け身になり、本質的な自立は生まれない。リーダー自身が虚勢を張るのをやめ、飾らない姿で向き合うことで初めて、メンバーも安心して自らの強みや個性を発揮できるようになる。「らしさ」を認めることこそが、メンバーの内発的動機を引き出す最大の土台なのだと痛感した。
また、「指示で管理するのではなく、自然に自走する環境をデザインする」というアプローチにも深く共鳴した。細かく口を挟んで指示を出し続ける方が短期的には楽かもしれないが、それではいざという勝負どころで自ら判断できる人間は育たない。対話を重ね、観察し、適切な問いを投げかけながら、メンバーが自らの頭で考えて動き出すのを信じて待つこと。日々の地道な信頼関係と環境づくりの積み重ねの上にしか真のチーム力は宿らないのだと、指導者としての覚悟を新たにさせられた。
理想のリーダー像に縛られるのをやめ、自他固有の「らしさ」を認め、自発的な挑戦を信じて支え抜くこと。
チームの停滞感やメンバーの主体性の欠如に悩む人はもちろん、支配的なマネジメントから脱却し、関わるすべての人と確かな信頼を築きながら強い組織を育みたいすべての指導者・リーダーにとって、生涯にわたり立ち返るべき実践の書だ。 -
Posted by ブクログ
AI戦略で勝ち続けるには、
リアルタイムにデータをとり続けてその都度AIに正解を教えて精度を継続的に高めていくことが重要。
構造化データよりも非構造化データが価値を発揮する時代。
動画データでも音声でもとりあえず溜めておいて、必要になったら使うという選択肢も、本書では推奨している。
動画とかかなり容量使いそうだけど、研修の動画から受講生の表情や講師の声のトーンなどを分析し、理解度や満足度の向上につなげるのは面白そう。研修の動画録画しといて、逐語禄を作成してAIに要約させて講師マニュアルにするのも業務効率化の観点からよさそう。でもスライドどんどん変わっていくから標準化するの難しいなあ。
あと最後に目的ドリブンでUIUXやAIをデザインする重要性はまさにその通りで、未来を考える時、自分が何をできるようになりたいか?ではなくて、どんな未来になったら嬉しいかを考えたいと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの意味は、1回収穫して終わりではなく、AIを組み込んだ戦略を正しくデザインし、自走する仕組みを作ることで、二重に実りを収穫し続ける、という意図だそうで、AIの技術論ではなく、AIを活用したビジネスのあり方について述べた本。
この収穫を得続ける=他社に勝つだけではなく、勝ち続ける仕組みが重要で、AIというと、自動化する、人の手間を省くというイメージが先行していますが、少なくとも実務ベースの効率化と金融ベースの収益の拡大、という二重のループがどんなビジネスでも理論的に可能であり、そのループ(仕組み)を回し続け、他社は追いつけなくなるはず、というのが最大のメッセージ。
割と初めの章で、「3人で行っているチェック作業が一人で済めば効率は3倍よくなる」、「3割自動化するだけでもコストダウンにつながる」とありますが、自動化した分だけ、違う人の手間がかかっている企業や部署も多いのではないか、とも感じるので、通常業務のどこにAIを組み込んで、どのようにアウトプット出していくかということを、ビジネスができる人とAIが分かる人がうまくタッグを組まないといけないだろう、というのが所感。2章に、システムの範囲内でけでみるとAIで効率化できる部分は限られる、と述べており、むしろシステムの外側で人間が作業している部分に着目すること、という指摘は確かにその通りなので、明日から会社にいって、よしやこれをやろう、とならないのがもどかしいです。
AIを活用した、人の作業を減らせるなら、本当にそうしたいと考える人は多いのではないでしょうか。会社の偉い人から「これからAIだ。なんでもいいからやれ!」と本には、よくわかっていないにくせに、キラーパスを不運にも、もらってしまった人などには、いいのではないでしょうか。
なるほどと思ったのは、AIは最初の精度はいまいちで、データを与え続けて賢くなるという性質上、開発案件などでよく使われるウォータフォール型の思考で進めるとうまくいかないことが多い、というのが印象に残りました。 -
Posted by ブクログ
AIを使ったビジネス展開について詳しく書かれた本。
AI、AIと声高に叫ばれる昨今、「で、うちの会社はどうしたらいいの?」という方もたくさんいらっしゃるはず。
そんな人にはヒントとなるような示唆がたくさん眠っている本だと思います。
ま、多少、「結局は著者の会社にコンサルくださいね~」という面も否めませんが、
それでも日本の会社をAIを用いて復活させるという高い志をもって、
この本を書かれているのがよく分かります。
興味深かったのが、何でもかんでもAIで完璧に解決させようとするのではなく、
AIと人をうまく融合させて、人件費を削ったり、データを蓄積していくという考え方。
さらに、AIを使って、コストカットしたりUXを高めたりするループを何重にも張り巡らせることによって、
他社が真似できないような構造を作ってしまうべき、
という主張はなるほどと思わされました。
(それ作るの、かなり大変そうではありますが。。)
自分のようにAIにめちゃめちゃ詳しくないビジネスよりの人間でも十分読める内容でしたし、
むしろそういう人こそ読むべき本なような気がしました。