小山宙哉のレビュー一覧
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ネタバレとても苦しい思いで、思わずこちらも唇を噛み締めながら読み通した。
最終的には良かったが、せりかさんが不憫でならない。
池内製薬はあまりの悪役っぷり。
こんなことをしても腹いせなだけで、自分たちの薬を今から宇宙に
持って行ってもらえるわけでもないのに
本当に浅墓だと思うが、世の中にはこういう人も本当にいる。
諦めず最後まで戦い切ったせりかさんと絵名さんには心底感動した。
実際にこういうことは確かにありそうと思いつつ
文科省やJAXAの対応にもやもやした。自分の身が可愛くて
きっちり宇宙飛行士を守ってあげない。
星加さんはそうでもないとは思うが、所詮会社の一人であって
彼一人で守れる訳でもな -
Posted by ブクログ
ネタバレ迷った時はね 「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ
「どっちが楽しいか」で決めなさい
このシャロンの言葉はずっと心に残っている。
試験中のむっちゃんは弟に何歩も先に行かれたと思っているが
日々人にしてみれば「俺らは2人ともまだ宇宙へ向かっている途中」。
確かにそうだとも思ったし、未来へ向かって進む限り
みなが道半ばなのだなと思った。
むっちゃんの言葉通り、A班の5人はみんな素晴らしくて
"この5人はまあ…アレだ みんなジャンケンみたいなもんだ
グーみたいな奴がいてチョキみたいな奴もいてパーツみたいな奴もいる誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?"
誰が宇宙飛行士に -
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ネタバレこの辺りの話はアニメで見ていた時
一話一話が短く、一週間が長く感じはらはらしどおしだった。
やっさんと溝口はこの時点ではどうにもムカついてしまうのだが
やっさんについては徐々にむっちゃんによって解きほぐされていく。
雰囲気が悪くなりそうな局面でも
「宇宙の話をしよう」と言えるむっちゃん。
それにみんながすんなりすぐに頷くわけではないが
確実にムードメーカーとしての役割を果たしている。
福田さんが時計を壊したところを見ていたのに
みんなの前で言わなかったむっちゃん。
福田さんにだけそっと言うが、福田さんは
「 理由に気づいたらそのときは握手でもしよう 」と応える。
この言葉は冷たく感じ、 -
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ネタバレ自分は他のみんなに比べて、
宇宙飛行士になるべき人ではないのではないか
そう悩む六太に、シャロンらしい励ましの言葉。
「悩むならなってから悩みなさい」。
わかりやすく、悩む六太の視界をぱっと明るくしてくれる。
『シャロンはいつも俺の頭をほぐしてくれる』。
シャロンが本当に素敵で、お母さんのようでもある。
三次試験は完全閉鎖環境で行われる。
ここのエピソードはアニメで見ていた時もとても好きだった。
真面目なエピソードや、監視カメラかかつらかみたいなギャグエピソードなど
構成も見事で重さや軽さを引っ張りすぎずバランスが良くて
よく出来た芝居を目の前で見ている気持ちになる。
むっちゃんは本当に人 -
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ネタバレ六太は準備中、とみんなには言ってきた日々人。
ずっといつかむっちゃんが来てくれると信じていたのが健気で、
むっちゃんは慕われる兄なのだなと思う。
そんな大事な兄が隣にいない日々は、如何に『足りない日々』だったろうか。そして隣に来てくれるかもしれないとなったとき、
如何に『面白くなってきた』と思ったことか。
遺書を見つけて読んではいけないと思うむっちゃんが
弟相手でもきちんと弁えていて男だなと思う。
その話を聞いて、あんたも書くんだから字を練習しておきなさい
と言うお母さんのキャラクターがたまらない。
落選組もみんなでお祝いする絆の強さもほっとする。
”宇宙へ行くべき人”とは、と逡 -
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ネタバレ友人に薦められてアニメを見てハマり、漫画を買い集めた。
アニメも丁寧に作られていて本当に素晴らしかったが
この原作あってこそ。
本当に素晴らしい良作である。
兄とは弟より先に進んでいなければならない。
そう思う六太にとって、夢を諦めず邁進し、遂に実現させた日々人は
誇りであると同時に引け目である。
紆余曲折あって再び宇宙飛行士の夢を見る六太。
六太自身も魅力的なのだが、そんな彼が立ち止まる度に
柔らかな言葉で解きほぐしてくれるシャロンもまた魅力的である。
大人になり臆病になってしまっている六太に、
子供の頃のあなたは全部やってみて、一番難しいものを選ぶ子だった、
単に金ピカだったから選んだ