あんよのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ[初投稿]
パッケージに引かれ、スマホが普及し活字離れが多く見られるこの現代に久しぶりに読んで見た。フラッと入った本屋さんでふと目についたからだ。正直に言うとこの小説家さんのことは知らなかった。何気なく読んで見ただけなのに、読み進めていくうちにどんどん面白くなっていった。元々眠くなる体質ではないけれど、ハマっているゲームもあり小説から少し距離をとっていたのだ。そして終盤になると泣いてしまった(電車の中で)笑。本で泣いたのは初めてだった。
※ここから少し内容に入るので自己責任でどうぞ
光夏はいじめられていたのに、自分はいじめられてなんかないと思い込ませて過ごしていた。自分もいじめられていたことがあったので光夏の気持ちが良くわかる。誰だって自分のことを「私はいじめられている」なんて認めたくないし、思いたくもない。信じたくもない。周りの大人たちはよく「気づいてあげられなくてごめんね。もう少し早く言ってくれたら良かったのに。」とか言うけれど光夏もそうだったけれど気づかなかったんじゃなくて気づかれないようにバレないようにしていたから当然だ。知って欲しいし気づいてくれたらどんなに楽になるかとも思うけど気づかれないようにしてしまうのが現実だ。だって、心配かけたくないから。
千秋君が光夏がいじめられてる時に教室で庇ってくれた時がとても印象に残っている。涙が止まらなかった。自分のことじゃないのに自分のことのように嬉しかった(笑)。辺り一面が金色に染まって光夏が消えそうになったシーンで最初はよく状況が掴めなかった。でも、分かった時には「あー、そういうことだったんだ。」と納得して、悲しさと共に鳥肌が凄かった。鈍感な千秋が告白してくれたときも「千秋なのにすごいストレートやん。」と感動した。
自分は今を生きている若者たちに是非読んで欲しい作品だと思った。スマホが手離せないこの現代にせっかくまだ小説という物が生き残っているのだから。特に今いじめられている人、又はいじめられていた人、いじめをしていたことがある人に読んで貰いたい。いじめられていなくても今が辛い人の心に刺さると思う。いじめをしたことがある人にはこんなに酷いことだったんだと気づくことが出来るし、ここまで人を追い詰めて苦しめていたんだと自覚してくれる人が少しでも多く増えることを願う。たしかに、いじめはかなり重くてセンシティブな内容だけれどそれを敢えて扱っているということはきっと誰かの役に立つ、心に刺さる人がいるからだと思う。だからこそ今を生きている全ての若者に伝えたい。
かなりの長文になってしまったけど、長々と読んでくれた方はありがとうございます。
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Posted by ブクログ
ネタバレ話題の作品ともあって、映画公開の記念に読んでみることにした。
確かに、中学2年生という若さで大切な人がなくなる悲しみを知った百合が今後どのように生きていくのか、前作の最後もなにか匂わせる形で終わっていたから気になっていた。
大切な人を失った悲しみがよくわかる百合にとって、また新たに大切な人ができるということ、死というものというのはきっとかなりの比重があったと思う。
けれど、それでも主人公である涼も百合も向き合うことにしたというのは良い展開だなと思った。
だが、一方で、現実の自分というのが読んでる時に出てきてしまって、作中でも涼が言う通り、自分の中には前世がある、相手はその前世を愛しているはずだから、こっちを見てほしいと、自分ならなってしまうなと思ってしまった。心の中でツッコんでしまう時があって満足したとは言えないのが正直なところだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ語り部が1作目主人公の百合ではなく、タイムスリップ直後の、彰大好き百合を好きになった男の子、なのが良かった
彼が百合を好きになりつつある描写や、些細なことにドキドキする過程が、中学生らしくて素敵でした
そして絶望するところも
個人的に、涼を彰の生まれ変わりにする必要は、やっぱり無かったかなぁ
あんな風に、ちゃんと百合を好きになった涼は『涼』で良かった気がします
そして百合も、生まれ変わりという安易な設定より、彰と涼の2人を個々として見られる成長を見せて欲しかったな
とはいえ、『タイムスリップ』があったのだから、『生まれ変わり』もあって当然、というのが最初からこの作品のコンセプトだったのかも?