あらすじ
周りを気にし、本音を隠す瑠奈は、ネット上に溢れる他人の“正しい言葉”通りにいつも生きようとしていた。しかし、ある日、瑠奈は友達との人間関係のストレスで自分の意志では声を発せなくなる。代わりに何かに操られるようにネット上の言葉だけを勝手に話してしまうように。最初は戸惑う瑠奈だが、誰かの正しい言葉で話すことで、人間関係は円滑になり、このまま自分の意見は言わなくていいと思い始める。しかし、幼馴染の紘だけは納得のいかない様子で、「本当のお前の声が聞きたい」と瑠奈自身を肯定してくれ――。
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Posted by ブクログ
この本のように、「こういう時はこう言うべき」みたいな場面はたくさんあって、“正しい言葉”通りに行動していれば人間関係などでトラブルなくスムーズに過ごしていけるかも、と思ったが、自分が思っていることを素直に言えないことの方がよっぽど辛いことなんだと気付かされた。他人の評価よりも自分自身の声を大切にすることが大事なんだと改めて感じた。綺麗な情景が浮かぶ表現がとても多くてスラスラと読めた。素敵なストーリーだった。
Posted by ブクログ
読んでいくうちに仲間はずれにされる
苦しさや悲しさを感じて
読んでいるこっちまで悲しくなってきました。
現在進行系でこの本のような事が
学校で起こっていると思うと
つらいです。