千加野あいのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1話目は、子供の為に風俗で働く母親を子供目線で見たお話で、生活の為に何より子供の為に他に選択の余地がなかった母親についてだったから、読んでて母親に対しても、子供に対しても切なかった。選択の余地がないと途端に極貧になるしかない国の制度にもモヤモヤしていたけど、話が進むと風俗を職業としてやりがいを持ってとか言われると、ちょっとなぁ。職業で差別とかダメだとは分かりつつ、理解とまではいかず。一つ一つ深いい話なんだろうけど、どうしても、そこが引っかかってしまう。3話目とかすごくいい家族になれそうだったのに、そこ、こだわる?って言う思いが強くて、イラっとしつつどうにかならないのかなって気持ちもあって、自分
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Posted by ブクログ
あまりにも切なく、共感だらけの恋物語だった…
恋って本当に苦くて、キラキラしていなくて…リアルな世界観と言葉たちが胸にズキズキ刺さった。
『感情旅行』 一穂ミチ
ご近所さんで、早逝した蒔生。彼と結婚する可能性のあった主人公の華は、訳あって彼の息子千歳から旅行をお願いされ同行することに… 華の心の葛藤と、千歳の秘められた想いを、出雲の穏やかな大地が彩っているような作品だった。ラストシーンは一穂さんっぽい甘酸っぱく爽やかな感じで好きだな
『独身の女王』 麻布競馬場
ミドサー独身の私は「独身のカリスマ」を「教祖様」とあがめていたが、そのカリスマが結婚した。そんなカリスマや友人の影響を受け、私 -
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うまくいかない恋 アンソロジーなので
どの短編も単純なハッピーエンドではない。
けれど8人の作家さん其々に、30代ならではの主人公たちの個性的な恋模様が描かれていて面白かった。
収録作は以下の8作品
「感情旅行」・一穂ミチ
「独身の女王」・麻布競馬場
「オレンジシャドウの憂齢」・砂村かいり
「さみしがりやの恐竜たち」・こざわたまこ
「不機嫌依存症」・田中兆子
「出会い」・朝比奈あすか
「振りかぶって、さよなら」・千加野あい
「となりの独り」・カツセマサヒコ
私は「出会い」と「となりの独り」が好みだった。
「出会い」は一歩踏み出せない片想いのお話。
スタートすらしなかった恋もまた、生活に彩 -
Posted by ブクログ
相手の真意を理解する。
相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。
「恋は中央線」という言葉があった。
中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
同じ駅に何回着いたとしても新鮮を -
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Posted by ブクログ
ちゃんとした職ってなんだ?
風俗はちゃんとした職?
生活のために、子どもを育てるために風俗嬢として生計を立てるのは恥ずかしいこと?
学校や教育委員会から「子どものことをおもったら」「かわいそう」「ちゃんとした職に就くべき」とか言われたどうだろう
正直、ほっといてくれ!とも思う
けど、もし自分の家族が風俗嬢として働いていたら…、それはない!嫌だ!無理だ!
風俗はもちろん仕事としては成り立つし必要としている人もいるだろう
風俗嬢として働いている人も、「こんなあたしでも必要としてくれる人がいる」「楽しい」「胸を張れる仕事」として誇りを持って働いている人もいる
結局はどんな仕事でも、どんなこ