神沢利子のレビュー一覧
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神沢利子さん100歳のお誕生日をお祝いする展覧会が三鷹市芸術センターで開催中。先日、シークレットゲストでご本人がいらっしゃっておはなし会をしてくださると聞きつけて参加してきました。はじめにこの本を読んでくださり、2歳半の娘、それからお腹の子と一緒に行ったわたしは感動してぼろぼろ泣いてしまいました。自分の作品とはいえ、マイクなしで4、50人いる会場の中に響く声、ときおり「いい場面ですね」や「⚪︎⚪︎だったのね」なんて説明を優しく加えたり、くすくすっと笑ったり、ユーモアを交えたり。全く100歳とは思えない。予定より沢山読んでくださり、おはなしが2つと詩を2つ。それから最後におめでとうがいっぱいをみ
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ネタバレ梨木香歩さんのエッセイに何度も出てきたので、懐かしくなって再読。
私は北方民族の物語への興味から、北方民族の人たちの文化や生活を学び始めたので、麻子が時に現実に直面して、怯える姿がわかるような気がした。自分も北方へ行ってこんな現実に出逢ったら恐ろしいと思う。ましてや小学生の麻子には。
物語も北方の少年たちを描いた「ちびっこカムのぼうけん」や「ヌーチェのぼうけん」のような明るい基調はなく、麻子の視点で当時の生活がリアルに描かれていく。
「つつみ」に巻き込まれて命を落としたり、氷の穴に吸い込まれて行方不明になる幼い子供。タコと呼ばれる人たちが奴隷のように扱われる様や、結核など病魔に侵されること。恐 -
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ネタバレこぶた小学校の1年生、プウタ。おなじクラスの友達は、力持ちのトンペイ君や、物知り博士のブウキチ君、歌の上手なトンコちゃん、小さくてかわいいピイちゃん。・・・でもプウタはみんなみたいに、自慢できる事もないし、あんまり注目もしてもらえない。恥ずかしがり屋だから、小さい声でしか、しゃべらない。
でもある時、大事件。校庭で、みんなの前で苦手な鉄棒をやることに・・・。2年生にからかわれて鉄棒をやってみたけど、頑張ったけど、鉄棒から落っこちた!大声で泣いて、みんな大注目。
頑張ってたね、とみんなに言われて、プウタはちょっと嬉しかったんだ。
こぶたのプウタのほのぼの話。