加納愛子のレビュー一覧

  • 行儀は悪いが天気は良い

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    『イルカも泳ぐわい。』から意識的に手法と題材を変えながらも、文章の切れ味とその介抱力は相変わらず抜群で。「あっ、そういうことも書いちゃうんだ」という驚きの先に際立つのは「Aマッソ・加納愛子」としての矜持であり。いつか単独公演に行ってみたい。

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    2024年02月18日
  • 行儀は悪いが天気は良い

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    おもしろい。前作のエッセイよりも肩肘の張ってない、加納さんのそのままの声が聞こえてくるようだった。でも加納さんの考えた、「どやこれ、おもろいやろ」という文章も好きなので少し寂しい気もした。くーちゃんの話、バスクの話、うっちーの話、ねこの話、新宿駅の話がお気に入り。

    Aマッソが昔バスクという名前のライブをやっていたことは知っていた。そして最近、マイナー言語の翻訳家の方を話を集めた本を読み、バスク語について知り、その時点では結びつかなかったが、この本を読んでそういうことだったのか、と納得がいった。ちなみにバスクチーズケーキのバスクもこのバスクである。私はレアチーズケーキが好きだ。

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    2024年02月08日
  • 行儀は悪いが天気は良い

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    個人的に大ファンでお渡し会にてご本人にもお会いできた。
    とにかく可愛い人。

    ファンといいながらも恥ずかしながら本を読むのは初めてで、加納さんのコントなどからすると凡人には少し理解しにくい雰囲気なのかと思っていた。
    そんなことは全然なく読みやすくてとにかくクスッと笑える。
    さすが芸人さん。
    お父さんの話や実家に出入りしていたおっさんたちの話最高だった。

    新宿駅の話も好き。

    こういう環境が加納さんを作ったんだと思うと感慨深い。
    物事をおもしろく捉える考え方が加納さんみたいにできたら毎日おもしろいだろうなと思った。

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    2023年12月16日
  • かわいないで

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    自分もわりと人の話聞いてるフリして違うところに意識行きがちなので、そういうの全部バレてるんだろうなと思って自省

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    2025年11月05日
  • かわいないで

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    大好きなAマッソ加納さんの中編ふたつ

    なんで、芸人さんの書く小説って純文感溢れるのだろう?
    内容は純文ぽくないので、より余所行きな感じがしてしまう

    なにさ純文学に憧れとかあるのかな
    エンタメの最前線にいる人たちから純文が出てくることの違和感が余所行きって感じるんだろな

    と、偉そうに評論してみる
    そもそも純文学がなにか分かってないくせに純文感とか言ってるし

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    2025年05月15日
  • かわいないで

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    ネタバレ

    2作入っていて、共にお笑いが含まれる話です。『かわいないで』は女子高生の話で、タイムスリップした感じになりました。私が通っていた高校はバイト禁止だったし化粧もNGだったしここまでではないけれど、関西あるあるの懐かしいノリだなぁと思いました。

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    2025年01月16日
  • イルカも泳ぐわい。

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    意味わからん!いや、文脈はなんとなくわかるけど、その思考回路についていけない。そんなスピード感のある謎のセンス発揮しまくりのエッセイ。
    表題作はまだ分かりやすかった。最後の小説『帰路酒』がちゃんと短編としておもしろくて、やっぱりこの人凄いな、とも。

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    2024年12月21日
  • かわいないで

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    かのうさんが好きやから呼んだ本
    二つの話が入ってる小説

    お笑い劇場で働く正社員女子の話
    女子高での女子高生の話

    結構読むのに時間はかかってしまったけど、言い回しや表現が好きやった
    女子高生の話に関しては、感情を事細かに読み取ってるなあという感じ

    透子という、絶対に勝てないキャラクター。
    そんな人間になりたいけど、きっとなれへんから、皆憧れてしまうんやろうなぁ…

    ゆっくりする土曜の午後に読んで、まどろむ前みたいな、非常に良い気持ちになりました
    ありがとうございました

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    2024年10月12日
  • 行儀は悪いが天気は良い

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    芸人Aマッソの加納さん2作目エッセイ。
    思わず笑ってしまうようなお話ばかり。
    外出先ではあまり読まない方がいいかも?
    人目を気にせず思いっきり笑える場所で読むのをおすすめします。
    高頻度で実家を出入りするおっちゃん、大親友フワちゃんとのお話が特に好き。
    加納さんの人柄が溢れている軽快で明るい文章。
    時々鋭いツッコミが入るのも最高。
    元気が欲しい時読み返したくなる 一冊。

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    2024年10月11日
  • イルカも泳ぐわい。

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    良くも悪くも芸人のエッセイ
    途中から笑わせたろがうっすら見えてきた
    1つの話が短くて浅くて、同じような終わり方

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    2024年10月02日
  • イルカも泳ぐわい。

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    漫才とコント、トークもできるAマッソ加納さんの思考に触れることができました。ネタづくりをする人の、物事の捉え方や視点はどれも柔軟で面白かったです。ただ、想像が突飛すぎて共感できない部分も多々あります。だからこそのクリエイターなのかもしれないけど、もっと共感しやすいテーマだったら良かった。1作目からとがりすぎ!らしさは出てました!

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    2024年08月28日
  • イルカも泳ぐわい。

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    なんかずっとトムとジェリーとかカートゥーンネットワークのアニメを見てるみたいなんだなと途中で気づいた。加納さんが視聴者だった笑

    ときどきいいこと言ってんよな〜
    ふわふわ楽しい気持ちになる本でした。

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    2024年08月24日
  • かわいないで

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    かわいないで

    私も女子校だったからかな
    千尋の気持ちよくわかる。
    透子と友達になりたい!わかるよー!

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    2024年08月06日
  • かわいないで

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    あぁ、それなんかわかるなぁ〜っていうリアルな描写とか表現力。

    「かわいないで」では、主人公たちの会話をずっと覗き見しているかのような、教室の隅っこで一緒にその場にいて話を聞いているかのような、そんな不思議な感覚。

    「黄色いか黄色くないか」は、芸人さんならではの視点から見えてくるリアルさや、情景がより伝わってきて、引き込まれたし、他の作品も読んでみたくなったなぁ。

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    2024年08月01日
  • 行儀は悪いが天気は良い

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    人に対する客観的な捉え方が痛快でおもしろかった。誰かを傷つけるわけでもなく、とにかく自分はこう思う!を大阪弁とツッコミを駆使して表現しているので柔らかいおもしろさになる。

    お笑いに対する考え方も「好き」の部分から始まり、何をしたいか、何ができるか、どうあるべきか、、どうおもわれているか、何をしてはいけないかの理想的思想の順を掲げていて、この人デキル!と思わされた。

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    2024年07月02日
  • イルカも泳ぐわい。

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    初めてAマッソのコントを見た印象は
    理屈っぽいけど面白い
    加納の斜に構えたトークもやがてクセになって毎週聞く様になったヤンタン木曜。
    エッセイも加納節満載で、ややこしいお笑い脳。
    一番は書き下ろしの相方むらきゃみの改名についてのエッセイ。
    やっぱり加納はAマッソが一番面白い。
    夏の単独ライブが待ち遠しい。

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    2024年06月23日
  • 行儀は悪いが天気は良い

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    「青春」というお話が印象に残った。
    加納さんが企画したお笑いライブのエピソードで頑固な加納さんの思いが伝わったり、心から企画したライブを楽しんでいる、加納さんのまさに「青春」を感じることができた。
     バンドが企画する音楽ライブやフェスとも似ているところがあるなと感じた。お笑いライブ行ってみたいなと思った。

    「将来の夢なに?」も面白かった。
     面白すぎてカフェで声出してしまいそうになった。文章で笑えるのってすごい。

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    2024年03月31日
  • 行儀は悪いが天気は良い

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    Aマッソは好きだし、加納はサーヤと並んで女性芸人の中で一際返しの上手さが光る才能の持ち主。勿論ここに書かれているエピソードの面白さは強いが、そこまでエッセーとしてスゴイとも思えない。芸人・芸能人が書くと話題になって取り上げられているだけで、職業作家に肩を並べるレベルまでは達していない。

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    2023年12月28日