加納愛子のレビュー一覧

  • これはちゃうか
    お笑いコンビAマッソの加納による短編小説集。絶妙なラインの自意識過剰や言語的違和感を突いた最初の3本で「なるほどAマッソのネタにどこか通じるテイストの小説なのかな?」と思ったところで一気に全然違う引き出しを見せる『宵』に驚かされた。鋭利な部分がすっかり削ぎ落とされて不思議な温かさをまとった『カーテン...続きを読む
  • これはちゃうか
    じーんとしみてくるような、かと言って どよんとしなくて、読後は「だよね」って感じ。加納さん天才なのか。
  • イルカも泳ぐわい。
    芸人さんって多才だと思う。
    本書いたり、絵を描いたり…

    芸術肌の人が多いんだろうなと、
    この本読んでさらに思った。
    感受性が豊かで、芸術肌で…
    少し世の中生きにくいかもしれないけど、
    私は笑いの天才の芸人さんたちが大好きでならない。
  • これはちゃうか
    加納さんの生きた方や考え方が以前から好きで、この本を読みました。

    この短編集で最後の「カーテンの頃」が1番印象的でした。
    自分が飲食店での勤務経験があり、情景が浮かびやすかったからだと思います。
    にしもんに「一人称で俺を使え」と言う指摘と「友達を作れ」という文言が自分の中で特に残りました。
    最近将...続きを読む
  • イルカも泳ぐわい。
    岸本佐知子さんと朝井リョウさんがこの本を推していたので読んでみる。

    ところで加納愛子さんて何者? 知らない…。
    Aマッソというコンビで芸人だったので、読む前にYouTubeでネタ&芸風を予備知識として頭に入れた。
    漫才だったりコントだったり、時に(加納愛子の)1人芸になったりとバラエティに富んでい...続きを読む
  • イルカも泳ぐわい。
    野球観戦が趣味のためか
    埼玉西武ライオンズ(複数形)vs オリックス・バファローズ(複数形)
    という目次に惹かれて読んでみた。
    普段当たり前のようにルールをもとに観戦していたけれど、新たな視点を知ることができた。
    確かに… って。
    やっぱ芸人さんのモノの見方って面白いなあ。
  • イルカも泳ぐわい。
    「思い出 話し出すなら 今以下の事をネ」「必要なのは才能じゃない、練習それだけ」「あとがき」「帰路酒」がお気に入り。脳内で、全文章が、加納さんの関西弁で再生される本。
  • イルカも泳ぐわい。
    加納ちゃんの脳内チラ見エッセイ
    急に妄想の世界に飛んだり、日常の普段フォーカスしない部分をぐぐっと考えてみたり視野がひろがる
  • イルカも泳ぐわい。
    この言葉の応酬が頭の中で展開されてると考えただけでめちゃくちゃ面白いし、急に予想外の方向に舵を切って、そのまま元に戻ってこないこともあって(笑)、読んでて本当に愉快な気持ちになれる作品でした。
  • イルカも泳ぐわい。
    友達に勧められて初めて読んだエッセイ。
    加納さんのことは詳しくないですが、面白いことへの着眼点がさすが芸人さんだなと感じる。
    『何言ってんだこいつ』な面白さを存分に楽しませてもらいました。
  • イルカも泳ぐわい。
    Aマッソのファンなので。
    村上さんの読書感想文まで合わせて、愛と愛子でAマッソ。
    Aマッソはどこかワクワクさせてくれる、カッコいいコンビ。憧れてます。
  • イルカも泳ぐわい。
    そもそもAマッソが好きというのもあるが、それを差し引いてもとても面白かった。読んでいると電車の中でも笑い声を漏らしてしまう。
    筆者が繊細に生活の機微を感じ、言葉を大事にして生きているのを羨ましく思った。
  • イルカも泳ぐわい。
    今年に入って完全にマイブームで追ってる存在のAマッソ 唯一無二の題材でなんなんこれで笑かしてくる漫才を作ってる加納さんの脳内を覗き見した気分 読み進めるほど?が増えるのに心地よくて暖かい文章にもっともっと読みたいってなった
  • イルカも泳ぐわい。
    Aマッソの面白さに気づき、ブレイン加納さんの言葉選びや思考を知りたくて読んだ。

    この人の想像力はすごいな。

    面白かった話
    ・拳銃!
    ・七瀬
  • イルカも泳ぐわい。
    Aマッソが最近のお気に入り。

    1つのテーマが短いのでパッと読めるけど、
    内容は突飛な話が出てきたりするので、え?と思って次々には読めない。

    なのでゆっくり読んで楽しめた。

    読み終えても特に感想は残らないけど、
    加納さんの魅力のみが残る。
  • イルカも泳ぐわい。
    岸本佐知子直系のエッセイ。しっかり岸本さんのエッセイ読んでないけど、そんな感じ。笑
    ほぼファンタジーというか、不思議な世界に飛ばされちゃってる。

    「拳銃!」
    「ありがとーぅ」
    「一旦十三時で」
    「不快指数一〇〇だもの。」

    の4編が特に気に入った。

    Aマッソの漫才やコント、YouTubeと同様、...続きを読む
  • イルカも泳ぐわい。
    この独特な世界観に魅了されるのは私だけではないに違いない。読めば読むほど、加納さんのことがわからなかった。でも、惹かれる。もっと知りたい。the wはAマッソが1番面白かった!贔屓してるけど。断トツ。あんな最先端なお笑いされたら誰も勝てないでしょ!?Aマッソ売れろー!
  • 行儀は悪いが天気は良い
    「青春」というお話が印象に残った。
    加納さんが企画したお笑いライブのエピソードで頑固な加納さんの思いが伝わったり、心から企画したライブを楽しんでいる、加納さんのまさに「青春」を感じることができた。
     バンドが企画する音楽ライブやフェスとも似ているところがあるなと感じた。お笑いライブ行ってみたいなと思...続きを読む
  • イルカも泳ぐわい。
    相手に気を遣っている行動や考えをしている所が見えて意外と繊細な方なんだなと感じた。
    「うひょひょひょ〜」とか「ひゅーひゅー!」などのリアクションがかわいい。

    何言うてんねんと理解できないお話もあったけど、ふと何回も読み直したくなるようなお気に入りのお話もあってよかった。

    声出して笑っちゃうくらい...続きを読む
  • 行儀は悪いが天気は良い
    Aマッソは好きだし、加納はサーヤと並んで女性芸人の中で一際返しの上手さが光る才能の持ち主。勿論ここに書かれているエピソードの面白さは強いが、そこまでエッセーとしてスゴイとも思えない。芸人・芸能人が書くと話題になって取り上げられているだけで、職業作家に肩を並べるレベルまでは達していない。