あらすじ
実家に出入りしていたヤバいおっちゃんたち、突然姿を消した憧れの同級生の行方、「天職なわけではない」と言い切る芸の世界を志した理由、「何かを失った人間の中で一番最強」な親友・フワちゃんの素顔……。生まれ育った大阪から多感な学生時代、芸人としての日常まで、懐かしくて恥ずかしくて、誇らしくて少し切ない24編を収録。
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Posted by ブクログ
Aマッソ加納さん前作のエッセイが面白かったので読んでみた。
前作と比べ自身の経験や思想、葛藤など、具体的に書かれていてリアリティがあった。直接話を聞いているような質感の文章だと思う。
好きな芸人さんではあるが、これを読み進めると人となりを知り過ぎているのではという感覚になる。それほどエッセイの為に自分を棚卸して書き続けてきたのだろうなと力強さが伝わってくる。
それでいてもちろん面白いので、この人の今後の活躍を見ていたい気持ちが強くなった。
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『イルカも泳ぐわい。』から意識的に手法と題材を変えながらも、文章の切れ味とその介抱力は相変わらず抜群で。「あっ、そういうことも書いちゃうんだ」という驚きの先に際立つのは「Aマッソ・加納愛子」としての矜持であり。いつか単独公演に行ってみたい。
Posted by ブクログ
おもしろい。前作のエッセイよりも肩肘の張ってない、加納さんのそのままの声が聞こえてくるようだった。でも加納さんの考えた、「どやこれ、おもろいやろ」という文章も好きなので少し寂しい気もした。くーちゃんの話、バスクの話、うっちーの話、ねこの話、新宿駅の話がお気に入り。
Aマッソが昔バスクという名前のライブをやっていたことは知っていた。そして最近、マイナー言語の翻訳家の方を話を集めた本を読み、バスク語について知り、その時点では結びつかなかったが、この本を読んでそういうことだったのか、と納得がいった。ちなみにバスクチーズケーキのバスクもこのバスクである。私はレアチーズケーキが好きだ。
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個人的に大ファンでお渡し会にてご本人にもお会いできた。
とにかく可愛い人。
ファンといいながらも恥ずかしながら本を読むのは初めてで、加納さんのコントなどからすると凡人には少し理解しにくい雰囲気なのかと思っていた。
そんなことは全然なく読みやすくてとにかくクスッと笑える。
さすが芸人さん。
お父さんの話や実家に出入りしていたおっさんたちの話最高だった。
新宿駅の話も好き。
こういう環境が加納さんを作ったんだと思うと感慨深い。
物事をおもしろく捉える考え方が加納さんみたいにできたら毎日おもしろいだろうなと思った。
Posted by ブクログ
芸人Aマッソの加納さん2作目エッセイ。
思わず笑ってしまうようなお話ばかり。
外出先ではあまり読まない方がいいかも?
人目を気にせず思いっきり笑える場所で読むのをおすすめします。
高頻度で実家を出入りするおっちゃん、大親友フワちゃんとのお話が特に好き。
加納さんの人柄が溢れている軽快で明るい文章。
時々鋭いツッコミが入るのも最高。
元気が欲しい時読み返したくなる 一冊。
Posted by ブクログ
人に対する客観的な捉え方が痛快でおもしろかった。誰かを傷つけるわけでもなく、とにかく自分はこう思う!を大阪弁とツッコミを駆使して表現しているので柔らかいおもしろさになる。
お笑いに対する考え方も「好き」の部分から始まり、何をしたいか、何ができるか、どうあるべきか、、どうおもわれているか、何をしてはいけないかの理想的思想の順を掲げていて、この人デキル!と思わされた。
Posted by ブクログ
「青春」というお話が印象に残った。
加納さんが企画したお笑いライブのエピソードで頑固な加納さんの思いが伝わったり、心から企画したライブを楽しんでいる、加納さんのまさに「青春」を感じることができた。
バンドが企画する音楽ライブやフェスとも似ているところがあるなと感じた。お笑いライブ行ってみたいなと思った。
「将来の夢なに?」も面白かった。
面白すぎてカフェで声出してしまいそうになった。文章で笑えるのってすごい。