山口裕之のレビュー一覧

  • 論理学 考える技術の初歩

    Posted by ブクログ

    本書は論理学、考えるということについての18世紀の哲学者によって記された本である。
    断続的に読んだせいもあり、うまく自分の中で消化できていない。
    著者に言わせれば、知っていることからしかしか知らないことを知る方法はないとうことで、改めて本書を再読せよ。
    となるのだろうが、再読はなかなか気が進まない…というのが今の気分である。

    ・考える際には分析から始める。
    ・何かを学ぶときには知っていることから知らないことへと進む

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    2017年05月28日
  • ひとは生命をどのように理解してきたか

    Posted by ブクログ

    遺伝子科学をエピステモロジー(科学基礎論)から批判した本である。骨子は遺伝子研究が行う「〜という症状を生む遺伝子」といった研究は人間の都合から遺伝子を理解するのみであり、さらに言えば「字が読めない遺伝子」があったとしても無文字社会では都合が悪いことはないように。人間という生物のさらに現代生活の都合から遺伝子を理解しているにすぎず、こうした方法からは、生命を理解するために必要な生命の「目的」はでてこないので、生物が生物を理解するには相手の主体性を前提にし、共有と確認のプロセスで理解するしかないということである。全5章からなり、第1章はヒトゲノムプロジェクトの詳細とその後の研究を概観している。海水

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    2012年04月12日